【TOEICスコア公開】海外に5年住むと英語力がどう伸びるのか考察

留学/ワーキングホリデー

いったいどのくらいの期間英語圏の国に住むと、英語がペラペラになるのか疑問に思ったことはありませんか?

海外生活を送ることで、実際にはどのような英語力がどのくらい身につくのか、気になりませんか?

今回の記事は、ワーキングホリデーや留学を考えている方に、どれ程の英語力アップが望めるのかを現実的に知ってもらうための記事です。

TOEICのスコアを利用している理由は、結果が目に見えて分かりやすいからです。TOEICスコアが高くても、英語がペラペラには程遠い方もいますので、スコアがすべてではありません。

英語圏に3年住み続けると英語力はどうなるのかTOEICスコアで考察

ワーホリ出発前のTOEICスコア

ワーホリ出発前のTOEICスコア

Moose(ムース)がワーキングホリデーでカナダへやってきたのは、2008年6月。

ワーホリ出発事前準備として、自分の英語力を知るためにTOEICを受けました。

上記の写真がその結果です。

特にTOEIC対策の勉強などをせずに獲得したのが、このスコアです。

ま、その辺にわんさかいそうなレベルの英語力ですね。

その後ワーホリを無事終え、現地でそのまま2年間の正規留学をし現地就職しました。

最初にTOEICを受けてから約5年後の結果は、こちらです。

英語圏在住5年後のTOEICスコア

英語圏在住5年後のTOEICスコア

Moose(ムース)個人の結果ですが、英語圏の国に住んで得られた英語力は、TOEIC対策用の勉強をしていなくて、5年で410点アップです。

リーディングセクションの問題を全問時間内に解けた

5年後にTOEICテストを受けてみて1番感動したのは、リーディングセクションの長文問題を、すべて読んで回答することができたことです。

TOEICのテストは、これまでで3回ほど受けています。

どれも、短大在学時に強制的に受けさせられたものだったので、結果は最初の写真の点数よりひどいものでした。

なにより、頑張って解こうとしても、結局時間が無くなって、最後の方はもう読まずにマークシートを埋めるというのがお決まりでした。

しかし、5年後に受けた試験では、初めて最後までしっかり読んで回答することができました

TOEICスコア対策をしっかり行って試験に臨んだことがなかったので、最後まで理解して回答できたことに感動しました。

5年間英語圏で暮らすうちに、英語を読むスピードが上がっていたことが理由だと分析しました。

英語の音に慣れてきたのでリスニング力が向上した

毎日嫌でも英語を聞く環境にいるので、耳が英語の音に慣れてきます。そうすると、聞き取れる単語も増えてくるので、理解力が上がります。

リスニングセクションの結果からも、長めの会話やアナウンス内容の聞き取り能力が向上していることがわかりました。

よって、英語圏に住むことで自然と耳が英語の音に慣れてくるので、リスニング力が上がることが分析できます。

語彙力がある程度に達すると推理力が上がった

推理力の向上は、かなり早い段階で身につけようと努力したのを覚えています。分からない単語があれば、その前後から意味を推測して内容を理解しようとしました。

語彙力が足りない前半戦では、全てが分からないので推理することも不可能でした。ですが、少しずつ単語を覚えていくことによって、ある程度の意味を推測できるようになりました。

あとは、数をこなして慣れるだけです。ちょっと意味が分からなくても、一言一句全て聞き取れなくても理解できるようになります

文章や会話などは、推測を入れながらある程度理解できるようになってしまうので、この時点で英語力の伸び悩みに苦しんでいる人をよく見かけました。もっと上を目指す方は、ここからが勝負になります。

海外に住むだけで伸びる英語力とは

TOEICの点数だけで、英語力を図ることはできません。

英語の勉強を特にせず、ただ日常生活を送るだけ、要するに海外に住むだけで伸びる英語力も存在します。

簡単な日常会話に関するリスニング力

当然、24時間英語が耳に入りやすい環境にいるので、リスニング力がアップします。

特に、簡単な日常会話に関してはグッと理解力が上がります。

英語に耳が慣れてくるので、初めは聞き取れなかった事でも、だんだんと聞き取れるようになります。

最低限の日常会話に関するスピーキング力

英語圏の国で生活しているのですから、基本的な英語(挨拶など)が出来ないと生活できません。

なので、必然的に日常生活に必要な会話力は嫌でも上達します。

また、英語を話すということ自体に抵抗が少なくなるので、もっと話そうという姿勢も身に付きます。

日本でよくある、「発音に関して馬鹿にしてくる目線」なども気にすることなく、のびのびと日常英会話の練習ができ、意欲も沸きます。

海外に住むだけでは伸びない英語力とは

逆に、住んでいるだけでは伸びない英語力もあります。

この努力をやる人とやらない人で、英語力に差がでてきます。

ビジネス現場や現地学校進学に通用する語彙力

日常生活をする上で使う簡単な単語までなら、住んでいるだけで覚えますが、そこまでです。

それで満足な方は結構ですが、もう少し上のレベル(現地学校入学やビジネスレベル)を目指す人は、全く足りません。

語彙力は、覚える努力をしていかないと増えることはありません。努力をするかしないかでかなり差がでる部分です。

正しい表現方法(文法など)

一見ペラペラと英語を話しているように見える人でも、文法がめちゃくちゃだったり、相手に少し失礼な表現をしている場合もあります。

友人同士ならともかく、ビジネスの場や学校の先生などに対してめちゃくちゃな英語だと、結局自分が悔しかったり恥ずかしい思いをします。

マナーや表現方法は、自分で意識して勉強しなければ身につくことはありません。

まとめ

住むだけでは、最低限、もしくは簡単な英語力しかアップしません。住んでいるうちに、どんな努力をするのかで、あなたの海外生活の有意義度がガラリと変わります。

短期留学の方は、高いお金を払って勉強しに来ているのですから、現地にいることが有利な勉強(スピーキングや発音の練習など)に力を入れましょう。

ワーキングホリデーの方は、なにを目標にするのかで滞在の仕方が全く変わると思います。ですが、臆することなく英語を話すチャンスを与えられるという点では、ワーホリも短期留学も同じです。

失敗を恐れず、ジャンジャン英語を使って話しましょう!英語圏の国にいるという利点を最大限に活かした滞在時間を過ごして下さい。応援しています。