カナダワーホリのメリット・デメリット9選【在住13年だからわかる事】

留学/ワーキングホリデー
ビーバー君
  • カナダでワーホリするメリットとデメリットが知りたい
  • ワーホリ参加26か国中、どうしてカナダがいいの?
  • 経験者の率直な意見が知りたい

そんな質問や疑問に答える記事を用意しました。

2008年にワーホリでトロントを訪れて以来、バンクーバーで9か月、残りの12年3か月をトロント生息という経歴のMoose(ムース)が感じたカナダでワーホリするメリットとデメリットをお伝えします。

ワーホリ先をどこにしようかまだ迷っているあなたの役に立つように、長年住んでいるからこそわかる現地のリアルをまとめましたので、参考にして頂ければ嬉しいです。

カナダワーホリのメリット

カナダでワーホリをするメリットは5つあります。

  1. 多国籍の英語経験が積める
  2. 国際感覚がかなり磨かれる
  3. フランス語も頑張れば同時に学べる
  4. カナダの大自然を満喫できる
  5. アメリカ・南アメリカ方面の観光が安く行きやすい

この4つのメリットで、「あ、これを目指してた!」と当てはまるものがあればぜひカナダへのワーキングホリデーを検討してください。

色々な国の英語に応用出来る力がつく

移民国家であるカナダでは、色々な国出身の人と出会う機会があるので英語の応用力が磨かれます。

例えば、トロント。

滞在すれば街の至る所で英語が母国語でない方と関わる機会が沢山あります。

銀行に行けばアラビア語圏から来られた人に口座開設を手伝ってもらったり、食料品を買いに行けばスペイン語圏から来られた人にレジ打ちしてもらったり。

色々な国の訛りが勉強できるので英語の応用力のつきかたが半端ないですよ。

これからの国際社会では、色々な国の人とコミュニケーションがスムーズにとれる人が重宝されるはずです。

あなたの過ごし方次第で、ワーホリ後は国際的にコミュニケーション力が高い人材になれるチャンスがカナダワーホリにはあります。

多文化に触れ国際的マナーが身につく

どんなに英語がペラペラ話せても、マナーの悪い人とビジネスしたり友達になったりしようと思いませんよね。

国際マナーってかなり重要ですよ。

カナダワーホリだと、色々な国の民族が住んでいるので日本にいるだけでは絶対に体験できない文化的経験ができます。

移民国家カナダならではだと感じた例で言えば、多宗教に理解があるという点です。

職場などでシーク教徒のターバン着用権利が守られていたり、レストランではベジタリアン対応やハラール食品の表示があったりなどです。

日本は単一民族なので、国内にいるとあまり沢山の文化に触れる機会に恵まれません。

それがいい面もありますが、悪い面として他文化を知らない事で知らず知らずのうちに相手に失礼な行為をしていたり理解に欠ける行動をとっている事もあります。

Moose(ムース)
食の理解に関しては、日本はかなり遅れています。例えば完全草食主義者を理解しきれておらず、接待の時に相手を怒らせて大失敗をしたという例を空港の雑誌で読みました。

これからのビジネスシーンでは、相手の国の文化を尊重できてかつスムーズにコミュニケーションがとれる人材が必須となってくるはずです。

そういった人材はワーホリ後でも引っ張りだこ間違いなし。

カナダでワーホリを経験することで、国際センスを磨きましょう。

カナダの公用語は英語とフランス語

カナダに行く=英語を頑張ろう!という方が多いと思いますが、フランス語を学ぶのにも適した国なんですよ。

カナダの商品や看板、ウェブサイト全てにおいて2か国語で表記されることが義務づけられているので嫌でもフランス語が目につきます。

英語のすぐ下にフランス語が載っているのでフランス語の辞書要らず。

カナダでもモントリオールとケベックでは、ほぼフランス語しか通じない地域もあるのでフランス語留学が国内で出来ちゃいます。

これを上手に利用して、英語とフランス語を同時に習得してみてはどうでしょうか?

大自然を満喫できる

アルゴンキン州立公園ビーバートレイルの湖

アルゴンキン州立公園ビーバートレイルの湖

ワーキングホリデーというくらいなので、ホリデーの部分にも着目したいですよね。

カナダといえば、

  1. 世界三大瀑布の1つナイアガラの滝
  2. エメラルドグリーンの湖と大自然が織りなす景色が絶景すぎるレイクルイーズ
  3. 野生動物の宝庫カナディアンロッキー
  4. 紅葉が美しいアルゴンキン州立公園
  5. 赤毛のアンの島プリンスエドワード

などなど、上記以外にも観光したい場所がたくさんあります。

日本の自然も美しいですが、カナダの自然は規模がデカい!

辺り一面マイナスイオンに囲まれて過ごすホリデーは、忘れられない思い出になること間違いなしです。

旅行でアメリカや南アメリカに気軽に行ける

ドミニカ共和国のサンセット

ドミニカ共和国のサンセット

日本からだとかなり時間がかかってしまうアメリカや南アメリカにも、カナダワーホリ中だと簡単に安く訪れる事ができます。

  • トロントからだとニューヨークへは約1時間30分ほど
  • 海が美しいカリブ海なども、たったの数時間
  • バンクーバーからならシアトルまでは車で3時間ほど

ワーキングホリデー帰りに立ち寄って帰国するという方に、今まで沢山会ってきました。

日本で仕事に戻ってしまうとなかなか長期休みをとる機会がないと思うので、せっかくの機会にぜひ足を延ばしてカナダ近隣の国も楽しんでください。

カナダワーホリのデメリット

カナダワーホリのデメリットを4つお伝えします。

  1. 有名都市は費用が高い
  2. 英語ネイティブだけじゃない
  3. 人気都市は日本人が多い
  4. 地域によって冬は極寒

「あー、やっぱりか。」と思う点があれば、もう一度他の候補地を再検討して後悔ないワーキングホリデーの場所選びをして下さいね。

物価が高いので滞在コストがかかる

カナダワーホリで人気都市はバンクーバーとトロントでしょう。

この2都市、実はカナダの中でも1位2位を争う物価高騰都市なのです。

例えば家の家賃。

Moose(ムース)がワーホリに来た2008年の部屋の料金は、シェアハウスの1室で$250~$850くらいでした。

今だと$470~$1500以上がざら。

家賃の値段は、目玉が飛び出るくらい高くなりました。

さらにレストランなどでの外食費も、年々上昇しています。

ある程度資金を貯めていないと、お金に困って帰国と言う羽目になるかもしれないのでしっかりと計画をしてから渡加してください。

語学学校に行く以外は訛りのある英語に囲まれる可能性が高い

カナダの英語は、コッテリとした訛りがないので聞きやすいし学習しやすいので留学先としても人気です。

でも、それはカナダ人に囲まれて勉強したらの話です。

メリットでもお話しましたが、カナダは移民の国。

一歩外にでれば、英語を第二言語として習得した方々がたっくさんいます。

なので、ワーホリ中に選ぶ職業や住む地域によっては「カナダ人英語」を全く聞かない場合もあり得ます。

Moose(ムース)
Moose(ムース)はシェアハウスのオーナーが上海の方、ルームメイトはトロント大学の博士課程を学んでいたイラン人、同じ先輩ワーホリの日本人という家に住んでいました。家があったのはリトルインディアと呼ばれるエリア。一歩外に出ればヒンディー語しか聞こえませんでした(笑)みなさんの期待する「カナダ英語」は語学学校に行っている時しか聞きませんでしたね。

都市によっては日本人率が高い

これはカナダだけに限ったことではありませんが、やはり人気都市はどうしても人が集中してしまうのでしょうがないですよね。

特にバンクーバーはアジア人の集中率が高いので、すごく住みやすいです。

町にはアジア系食材のお店も沢山揃っていますし、日本から出店したお店や美容院も。

病院では日本語が通じる所もありました。

そのおかげで、日本人に大人気。

永住するなら住みやすい場所と思いますので、永住者の方も多い印象でした。

Moose(ムース)も住めるならバンクーバーに住もうかと真剣に考えた事があるくらいです。

Moose(ムース)
でも、仕事の関係で無理でした。機会があれば移住するかもってくらい便利で住みやすかったです。

英語を勉強しにきた人や異文化を肌で感じに来た人は、ちょっと工夫しないと日本語のみの1年になりかねないので注意してください。

心がけ次第では、すごく素敵な時間を過ごせることは間違いないですがかなり強い意志が必要です。

あなたのワーキングホリデーの目標が何なのか、しっかり分かってないと簡単に見失って後悔するワーホリになりやすいです。

冬は覚悟した方がいい

カナダの冬は、お世辞にも過ごしやすいとは言えません。

恐らく1番気候的に暖かいバンクーバーでさえ、冬はイギリスを彷彿させるくらいどんより曇っていて雨がずーっと降ります。

レインクーバーって冗談があるくらい、住んでいても本当に鬱陶しい天候でした。

Moose(ムース)
犬を飼っているので、毎日散歩に行くと濡れて困りました。

トロントはMoose(ムース)が初めてカナダに来た2008年ごろは雪の量も多くかなり寒かったですが、最近は積雪も少なく穏やかな冬が続いています。(といってもマイナスですが。)

オタワやモントリオールだと、トロントより東になるのでもっと寒いです!

さらに寒いのは、エドモントン。

この地域の人達、どうやって冬を楽しんでいるのかMoose(ムース)には本気で分かりません。

ウィンタースポーツを楽しまれる方にとっては質の良い雪で天国だと聞きましたが、運動音痴なMoose(ムース)には残念ながら冬の魅力は少ない地域です。

これでお分かりのように、寒いのが苦手な方はあまりカナダの冬はおすすめしません。

自分がワーホリで何を達成したいのかで決める

ワーホリ制度を利用できる期間は、人生の中でも限られています。

せっかくの機会を後悔なく過ごすためにも、事前準備はかなり大切です。

ワーホリ人気国上位であるカナダでワーホリをするメリットとデメリットを知った上で、あなたにピッタリの渡航先を選んでくださいね。

もしカナダワーホリでどうしてもまだ不安や疑問がある方は、無料相談できるカナダ現地留学エージェントの【カナダジャーナル】に疑問をぶつけてみて下さい。

タダで利用できるものはぜひ活用して、後悔の無いワーホリを経験してくださいね。