もうホームステイで失敗しない!具体例で見るおススメする人・しない人まとめ

留学/ワーキングホリデー

憧れの留学にホームステイ。たくさんの時間と高いお金を費やしての失敗はどうしても避けたいですよね。

でも、ホームステイ先のアタリ・ハズレって具体的にどういうことなのでしょうか?今回は、ホームステイで絶対失敗しない為に、ステイ先のリアルな実態をMoose(ムース)の経験をもとに紹介します。

その上で、おススメする人としない人をまとめました。この記事がホームステイをするかどうかで悩んでいる方の役に、少しでも立てばうれしいです。

実際にあったホームステイ先の具体的な例

ではさっそく、2回のホームステイ経験のあるMoose(ムース)が実際に体験した事や、当時のホームステイ友達の話を例に、具体的にどういうホームステイ先がアタリで、なにがどうハズレなのかを検証していきたいと思います。

アタリの場合

ホームステイ先がアタリの場合のイメージ

ホームステイ先がアタリの場合のイメージ

アタリの具体例
  • ホストファミリーの仲が良い
  • 日本の事が好き、又は興味がある
  • 自分と年齢の近い子供がいる
  • ホームステイに情熱的で協力的である
  • 料理が美味しい

家族間の仲

意外に大事なのが、ホストファミリー自体の仲の良さです。夫婦仲や兄弟仲、親子関係が良好だと、輪の中にいる自分も楽しくなります。

また、家族そろっての食事の場もとても和やかで、日常英会話をたくさん聞けるチャンスが増えるので、リスニング力アップのチャンス大です。

親日家

ホストファミリーすべての方が親日家とはいきませんが、少しでも日本について興味を示してもらえると、こちらも会話の糸口が見えますし、とっつきやすいです。

文化の違いや食べ物・習慣など、自分の国のことを頑張って伝えようとするので、向こうもこちらの熱意が伝わって、聞いてくれようとしてくれます。スピーキングの練習にもってこいのシチュエーションになります

同世代のチカラ

好きな音楽、最新の映画やファッションなど、年齢が近い事で話せる会話のボリュームが一気に広がります。恋の悩みなど色々相談ごとにのってもらったりと、まさに憧れの外国人の友達が出来た状態になります

Moose(ムース)の体験談
初めてのステイ先には、同年代の女の子がいました。幸運にも、趣味や好きな音楽が似ていて、今でも思い出に残る素敵な時間を過ごすことができました。

英語がしっかり話せなくても、話している内容がお互いに好きなことだったので、伝わらないなりにも意外になんとかなりました。

おもてなしのココロ

要は、ホストファミリーがいかにあなたをもてなそうとしてくれるかです。ホストファミリーにも毎日の生活があります。休みの日だからと言って、私達をどこかへ連れて行かなければならないということはありません

しかし、とても歓迎してもらっているホームステイ先では、動物園や水族館、ビーチやショッピングモールなど色々連れまわしてもらっていました。あちこち行くことで、現地の生活を垣間見る事ができるのです。

Moose(ムース)の体験談
初めてのステイ先では、夕食にレストランへ連れて行ってもらったり、家族でビーチへのドライブ兼散歩に出かけたりしました。

2回目のステイ先では、泊りがけでキャンプへ連れていってもらいました。

胃袋をつかまれる

やはり、食べ物は大きいですね。日本食が恋しい云々は抜きにして、やはりホームステイをしているからには、海外の家庭の味を体験したいですよね。ご飯が美味しいと食卓の会話も弾みますし、ホストマザーにレシピを聞いたりして、英語で料理が出来ます

さらに、料理に使用する単語なども覚えられるし、調理作業をしながらなので良く頭に焼き付きます

慣れない海外での体調管理は大事です。体は食べた物で出来ていると言っても過言ではないので、ホストファミリーの料理が口に合っているというのはかなり大事です。

ハズレの場合

ホームステイ先がハズレの場合のイメージ

ホームステイ先がハズレの場合のイメージ

ハズレの具体例
  • ホストファミリーの仲が悪い
  • ホストファミリーは英語が第二言語
  • 自分の他にも(英語が結構喋れる)留学先がいる
  • 家のルールが細かすぎる
  • 料理が口に合わない

最高に居心地の悪い空間

ホストファミリーの仲が微妙だと、気まずい雰囲気の中に取り残されます。これは結構辛いです。無言の時間程キツイものはないです。さらに会話が無いので、英語が全く上達しません。これなら1人で自分の部屋にいた方がマシだと心の底から思いました。

Moose(ムース)の体験談
同じくホームステイをしている日本人の友人を訪ねた時のことです。ホストシスターがいたのですが、なにやらホストマザーと仲が良くなく、夕食中終始無言。夕食に招かれて、こんなに居心地の悪かったことは初めてでした。

友人曰く、朝食はお互い顔を合わせることなく別々に。夕食は終始無言というのが日常だったそうです。この友人は、二度とホームステイをしたくないと言っていました。

異文化すぎる異文化交流

これ、意外にキツイです。ある程度ホストペアレンツが英語を話せるのであれば、訛りのある世界の英語を学ぶ良い機会ですが、訛りすぎていると全く理解不能です。

英語が苦手、もしくはほとんどわからない方はもうお手上げ状態になります。

また、テレビや体験談等で見るようなアメリカン/ブリティッシュな滞在を期待していた方には精神的に大打撃となります。

Moose(ムース)の体験談
同じようにホームステイをしていた友人を訪ねた時です。友人のホストマザーは、東南アジア(国名は忘れてしまいました。)から移住してきた方でした。

夕食に招待してくれたホストマザーと会話をしようと頑張ったのですが、結構訛っていて理解できませんでした。Moose(ムース)の英語もつたなく、ホストマザーもこちらの訛った英語が聞き取れず、お互い愛想笑いをして会話が終了しました。

友人は、当時のMoose(ムース)よりかなり英語が話せていたのでホームステイ中全く問題はなかったそうです。英語初心者であったMoose(ムース)にはチンプンカンプンすぎて、ハードルが高すぎたのを覚えています。

比較対象と嫉妬

自分だけが留学生ではありません。ホストファミリーの中には複数人の留学生を受け入れている方もいます。留学生同士友達になれる可能性もありますが、そうでない場合は非常に居心地が悪くなります。

Moose(ムース)の体験談
スイスからの同年代の男の子が同時期に滞在していました。忘れもしない彼の名はアレックス。彼はかなり英語がペラペラで、あんた語学留学いらんやろ?的な感じでした。

ホストファミリーと食卓を囲んでいる時や、食後のリビングでくつろいでいる時の会話が、Moose(ムース)にとって地獄でした。

例えば、自分の政治的観念の話やニュースを見ていてそれについてどう思っているかなど、英語初心者にはかなり高度な内容の会話が毎回繰り広げられました。ホストマザーが気を使って、「あなたはどう思う?」などと話を振ってくれますが、「アイ ドント ノー」しか答えらず、自分が情けなくなりました。

ホストファミリーも贔屓をしているわけではありませんが、やはり会話が出来る方と話す機会が断然多くなります。英語の出来なかったMoose(ムース)にこれは堪えました。

話しかけられても、もう一人の留学生の時と明らかにテンションが違うと感じるので、余計に辛かったです。

この経験は本気で泣きました。悔しいのと情けないのと嫉妬と苛立ち等、色々な負の感情が押し寄せてきて一人で部屋で号泣しました。

刑務所か!?

まず、門限から始まってシャワーの時間(シャワーを浴びている時間も制限)、起床時間に就寝時間。事細かに決められていて、強制合宿かなにかに入った気がしました。

確かに人様の家に居候するわけですが、あまりに細かすぎる家のルールは正直面倒くさいです。こちらはお金を払っているのにと思ってしまいました。

食文化の違い

宗教上の関係や個人の選択で、食事が限定されてしまうのはキツイですね。ベジタリアンの家庭へホームステイした人のランチは、ニンジンスティックとフムス(ひよこ豆のペースト)のみ。これが毎日続くと思うと・・・。

また、ある家庭では夕食はいつも冷凍ピザ。流石にこれもちょっと寂しいですよね。変わり種でいうと、アジア系のホストファミリーの元へステイした友人は、なにかしらの昆虫が食卓に並んだそうです。それしか食卓に無かった訳ではないので良かったですが、やはり食文化の違いには驚き、悩まされますね。

アタリにもハズレにもなる場合

ペットと小さな子供や赤ちゃんがいる場合です。これは正直個人の好き嫌いに分かれます。好きな方は、場が和んだり逆にホストファミリーとの共通の話題が出来てよかったと言います。

嫌いな方や苦手な方には、苦痛ですね。なにせ一緒に生活しなければなりませんから。さらに、ホストファミリーによっては頻繁にお世話をお願いされる場合があります。私はあなたのペットシッターやベビーシッターではない!と言いたくなりますね。

なぜステイ先にアタリとハズレがあるのか

アタリとハズレがある理由は、どのように海外の一般家庭がホストファミリーになっているかにありました。

皆様が滞在するホームステイ先の家族は、基本的には現地の語学学校や地域の学校が募集し、それに対してファミリー自らが応募します。

この場合、ホストファミリーの選考については、それぞれ募集した側で判断基準を設け、書類選考や面接があります。面接だけの所や、面接をした後、面接官が実際に家に出向いてチェックする厳しい選考をする所もあります。

しかしその一方で、インターネットや無料情報雑誌などを利用して個人で留学生を募集している方もいます。

すべての場合ではありませんが、ホストファミリーになることで報酬(お金)を受け取る事ができます。その為、中には生活が苦しく、報酬欲しさだけに応募、または募集するファミリーがいるというのも事実です。

もちろんそんな人達ばかりではありませんが、そういった事情が背景にあるので、ホームステイ先に差が出てしまうのです。

ホームステイをおススメする人・しない人

ホームステイのいわゆる❝アタリ❞と❝ハズレ❞を具体例でご紹介しましたが、やっていけそうですか?素敵な家族に出会えた方は、あなたのホームステイ、ひいては留学の思い出が忘れられない素晴らしいものになります。

一方で、残念な経験をしてしまう方がいるのも現実です。しかし、それはそれで良いネタ思い出になりますし、その経験を今後どう活かしていくのかで、プラスの経験へと変えていくことが出来ます

おススメの人

では、ホームステイをおススメする方を発表しましょう。

  • 日本では体験できないことを求めている(冒険心が強い)
  • 新しい価値観や捉え方を肌で感じたい(探求心が強い)
  • どんなことにも対応できる柔軟性がある(前向き・楽観主義・神経図太い)

おススメしない人

逆におススメしない人はこちら。

  • 自分のライフスタイルがあり、変えたくない(変化に弱い)
  • テレビや体験談などの英語圏白人系のステイ先を想像・期待している(勘違いした期待のしすぎ)
  • 食べ物の好き嫌いが激しい(お子ちゃま)
  • 干渉されなくない(自由人)

まとめ

ホームステイだけが留学滞在方法ではありません。学校の寮に住んだり、シェアハウスに住んだりと色々なカタチがあります。ホームステイに向かないからと言って留学に向かないという訳では全くありません。

ホームステイを考えている人は、自分がどんな経験を希望しているかで決めて欲しいと思います。Moose(ムース)が実際に体験したり聞いたりしたホームステイの❝アタリ❞と❝ハズレ❞の具体例が、みなさまの参考になれば幸いです。