カナダでのカレッジ入学を考えている方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?留学といえば、TOEFL・MELAB・IELTS・iTEPなど様々な英語力測定テストの内どれか1つで、一定のスコアを叩き出さなければなりません。
何度か挑戦しても、本当にあと一歩、スコアに届かず悔しい思いをされた方もいらっしゃると思います。または、敷居が高いとはじめから諦めてしまう方もいらっしゃるでしょう。
今回はそんな皆様にお届けする、カレッジ入学に必要な語学力に満たない時の打開策をお伝えしたいと思います。
カレッジ入学必須語学力
まずは、簡単に必要語学力をおさらいしておきましょう。カナダのトロント近郊のカレッジを例に取り上げてみました。
学校名 | 必須語学力 (Certificate and Diploma programs) |
George Brown College | TOEFL 80 (Internet-based)minimum of 20 in each skill band IELTS 6.0 minimum 5.5 in each skill band |
Centennial College | TOEFL 550 (Paper-based) 80+minimums of 20 for the internet-based IELTS 6.0 with no band score less than 5.5 |
Humber College | TOEFL 560 (Paper-based) 84 internet-based with no single test score below 21 IELTS over all minimum score 6.5 with no single test score below 6.0 |
御覧のように、TOEFLではPaper-basedで最低550点、Internet-basedでは80点、各セクションで最低20以下のスコアが無い事が条件です。
IELTSでは全体平均6.0で、各セクションで5.5以下のスコアが無いことを条件にしています。
どれくらいの難易度なのか
点数だけ見ていても分かりにくいと思いますので、日本人の平均点と比較してみましょう。
IELTS主催団体が発表した2017年度の日本人平均点は、Over all 5.81。
TOEFL主催団体が発表した2017年度の日本人の平均点は、Internet-basedで71点となっています。
各カレッジが要求している必須語学力に、あと一歩届いてないことがわかりますね。届きそうで届かないのが、カレッジが要求している必須語学力なのです。
カレッジ入学を考えていた当時のMoose(ムース)も、この必須語学力に届かないうちの1人でした。では、一体どうすればこの条件をクリアする事ができるのでしょうか。実体験をもとにお伝えしますね。
打開策
打開策は、現地トロントで知り合った日本人の友人から教えてもらいました。やはり何をするにも、情報網やコネクションはとても大切だと思い知らされた一件でした。
友人曰く、語学学校の中には、カレッジ進学準備プログラムがあり、そのプログラムを一定の成績を修めて卒業すれば、提携しているカレッジへの英語のスコア提出を免除されるとのこと。
語学学校にそんな美味しいプログラムがあるなんて全く知らなかったMoose(ムース)は、早速その友人が通っていた語学学校へ問い合わせてみました。
後々調べてみると、トロントにはカレッジと提携しているこの進学準備プログラムを提供している語学学校がいくつかあることがわかりました。
渡航前からカレッジ入学を決めていた訳では無かったので、全く下調べもしていませんでしたし、そんなプログラムがあることすら知りませんでした。
無知って本当に損をしますね・・・。
カレッジ進学準備プログラムとは
このカレッジ進学準備プログラムは、カレッジ進学に必要なスキルを実践重視で集中して学ぶことの出来るプログラムです。
英語力はもちろん、進学後に必要となるプレゼンテーション力やエッセイ・レポートの書き方など、カレッジ生活で必要になるスキルを身につけていきます。
このコースを取るためには、[su_highlight background=”#f2f90a”]各語学学校が課している語学力テストで、一定のスコアを取らなければいけません[/su_highlight]。
またまた英語のテストでスコアを出さなければならない訳ですが、スコアが足りなくてもガッカリしないで下さい。
語学学校はしっかりあなたの面倒を見てくれます!スコアの足りない方にはプレ準備コース等もあり、必要な語学力に達するように指導してもらえます。
興味のある方用に、進学準備プログラムのあるトロントの語学学校のリンクを貼っておきますね。
カレッジ進学準備プログラムのメリット・デメリット
では、どうしてこのプログラムが打開策になるのか、デメリットも含めてしっかりお伝えしたいと思います。
メリット
- TOEFLやIELTS等の英語力測定テストの対策をしなくてもよくなる
- 語学力が足りなくてもしっかりサポートしてもらえる
- [su_highlight background=”#f2f90a”]プログラム卒業後は、ほぼカレッジ進学が確定している[/su_highlight]
- エッセイやレポートの書き方など実践重視で後々役に立つ
打開策の最大の理由として、TOEFLやIELTSのテストを受けなくてもよくなるという点が挙げられます。
英語の勉強だけでも大変なのに、TOEFLやIELTSのテストは傾向対策をしないとなかなか点数が伸びません。さらに、試験日の限られた本番ぶっつけになるので、[su_highlight background=”#f2f90a”]緊張の為自分の力を十分に発揮できない可能性も出てきます[/su_highlight]。
Moose(ムース)もそのお陰でなかなか必要スコアに届きませんでした。しかし、そんなわずらわしさをカットしてくれたのが、このプログラムでした。
このプログラムなら、一度受講してしまえば後は努力あるのみ!カレッジ入学というゴールに向かって突き進めば良いだけです。語学学校側からのフルサポートもあるので、なにかつまずくようなことがあっても安心です。
また、実践重視という点も見逃せないメリットです。意外に苦労するのがエッセイの書き方です。英語の論文には、様々な定型文や言い回しがあり、それを知らないとかなり苦労します。
そう言った点でも、この進学準備プログラムはかなりお勧めです。
デメリット
- 語学力が足りないと時間とお金がとてもかかる
デメリットはこれしかありません。時間とお金、とてもかかります!!プログラムの期間は自身の英語力によって左右されますし、金額もそれに伴って上がっていきます。
実力が足りないと、時間とお金がかかるということですね・・・。ちなみにMoose(ムース)は、プレコース無しの12週間(3か月)のプログラムで、約CAN$4500程支払いました。
まとめ
いかがでしたか?TOEFLやIELTSのテストだけがカレッジ進学の方法ではないこと、お分かりいただけましたか?
テスト対策に行き詰ってしまった方は、一度違う方法を試してみるというのはいかがでしょう。人生一度きりです。お金と時間が許す限り目一杯楽しみましょう!