トロントに居ながらにして、11世紀中世ヨーロッパの王宮で、迫力ある騎乗試合を観戦してみませんか?メディーバルタイムズ ディナー&トーナメントでは、本物の馬に乗った騎士たちが繰り広げる物語仕立てのショーを楽しみながら、中世ヨーロッパ風の4コースディナーを楽しめます。
トロントに10年以上生息してきたMoose(ムース)も知らなかった、メディーバルタイムズ ディナーショーの魅力をたっぷりお伝えしたいと思います。
Medieval Times Dinner&Tournamentとは
メディーバルタイムズは、11世紀に実在した貴族の記述と歴史をもとに、スペインのMajorcaとBedidormで営業を始めました。1983年12月、フロリダ州のキシミーに北米最初のお城を建て、現在では合計で、10のお城を営業しています。
10のお城のうち9つはアメリカですが、カナダではトロントにのみお城があります。
城内では、コロッセオ(円形競技場)で6人の(イケメン)騎士たちが本物の馬に乗り、剣や盾を持って闘うのを観客がチームに分かれて応援します。そんな白熱のステージを観戦しながら、中世ヨーロッパ風の4コースディナーを頂くというのが、この「メディーバルタイムズ ディナー&トーナメント」です。
営業時間と料金
トロント城の営業日ですが、月によって変わります。開城時間は、夕方4:30か夜7:30からとなります。詳しくは公式ホームページで確認してください。
料金ですが、大人67.95ドル、12歳以下は45.95ドルとなっています。(2019年9月現在のカナダ・トロント城の金額です。)この基本料金からアップグレードして追加していくと、色々と特典がついてきます。
お誕生日などのお祝いで行かれる方などは、3つ目のパッケージがいい感じです。名前を呼んでもらえて写真も撮ってもらえるので、お子様とかは大はしゃぎでした。もちろん大人の人もけっこうテンション高かったです。
追加オプションを付けなくても、個人のみですが写真撮影はできます。下の写真は、ディナーショーの会場に案内される前の待合室的な広場で行われていたイベントです。20ドル+税で、マントを受け取って(マントは撮影用で、もらえません。)女王様から剣を使った儀式を受けます。
舞台上右端の司会のお兄さんが名前を読み上げて、呼ばれた人はマントを受けて女王様から儀式を受けます。この写真のお兄さんはかなり美形で絵になっていました。
ちっちゃな子もすごく嬉しそうにマントを着て女王様と写真を撮っていました。見ていて、これはかなり嬉しいだろうし思い出になるだろうなぁと思いました。
もちろんこの女王様も司会のお兄さんもショーのキャストの方々で、後で行われるメインのショーで活躍されます。ショーの前にこうしてお客さんと触れあってくれるので、より感情移入してショーを鑑賞できそうです。
中世ヨーロッパ風4コースディナーの内容とお味レビュー
さて、ディナーショーということなので、メニュー内容が気になりますよね。こちらがメニューです。当日の会場では、紙ナプキンにメニューが印刷されて置いてあります。
公式ホームページにもあるように、メインは鶏のローストです。前菜としてトマトビスクスープとガーリックブレッド、サイドディッシュとしてバターとうもろこしとポテトの香草焼きが付きます。
日本人は、お味噌汁でお椀を持って飲むのに慣れているので、そこまで抵抗はないと思います。ガーリックブレッドもパンなので、手で食べるのに問題はありません。
メインディッシュの鶏のローストも、足つきなのでなんとかいけそうです。でもやっぱりナイフとフォークがある方がキレイに食べきれた気がします。
サイドディッシュのポテトと、とうもろこしもかぶりつけばなんとかいけます。
味に関して言えば、全体的に塩が足りない感じ。スープは美味しかったですが、写真にも写っているように、鶏にも野菜にもお塩をふりかけて頂きました。正直ケチャップとかを鶏さんにつけたくなりました。食後のデザートには流石にスプーン(ヘラ?)がついてきましたが(笑)
ショー付きのディナーでこの味。そして約68ドル(チップは含まれていません)は、・・・ちょっとお高いかなーとMoose(ムース)は思いました。
サービスの質
食事中のサービスは良かったですよ。列ごとにサーバーさんが付いてくれて、ご飯をお皿に乗せてくれます。
スープは、ポットから注いでもらいます。
ショーの合間にせっせと仕事をこなしていました。ちなみにアルコールを販売している人は、料理を持って来てくれる人とは別です。
アルコールを注文する方は別料金なので、その都度支払いをします。ちなみにソフトドリンクは無料でコースについてきますので、別料金はいりません。右下のお兄さんが無料ドリンクのペプシなどを配っています。左の方がアルコール販売の人で、ポータブルのクレジットカードマシーンを持ち歩いてアルコール販売をしてくれます。
ゲーム・オブ・スローンズやドラクエ好きにはたまらないお土産物屋
ショーが始まる前に集まる待合スペース的な場所があります。中央にはバーがあり、その後ろの方に見えるお店が武器・防具屋(お土産物屋)です。
そこは、そう。ドラクエやなにかしらのRPGをプレイした人が1度は夢見る武器・防具屋さながら。ドラクエの世界に間違って来ちゃったかのよう!!
中世ヨーロッパが舞台のイメージとなっているゲーム・オブ・スローンズを彷彿させる盾や剣の数々。
レプリカと分かっていてもテンションが上がります。
Moose(ムース)実はドラクエ大好きで、一気にテンションが上がってしまいました。どれも「鋼の剣」とか「鉄のこん棒」とかそんな名前がついてそうで、冒険者になった気分でした。
王冠も兜も売っていましたよ。右上の方はちょっとがっかりですが、遊び人用の帽子と考えることにしました(笑)
ゲーム・オブ・スローンズにも出てきそうなゴブレットとかドラゴンのオブジェも。もちろん偽物ですが、ちょっとアンティーク風なジュエリーも。
販売員さんももちろん中世ヨーロッパ風。これにはもうショーが始まる前から我を忘れて楽しんでしまいました(笑)
中央のバーですが、もちろんバーなのでアルコール販売をしています。特注のグラスなどもここで購入することが出来ます。
メディーバルタイムズのロゴの入ったビールグラスやカップなどが販売されています。
個人的には下の写真の左横にある角の形をした入れ物が欲しかったのですが、我慢しました(笑)
バーの横ではお姉さんが飲み物とグラスを販売していました。なんだか魔女がポーションを売っている感じで、またまた惹かれてしまいました。
ちなみにここで買い忘れても、会場内でも購入することが出来ます。
会場のスタッフは全員、中世ヨーロッパ風の衣装を着ているので、すでに気分が盛り上がっています。そこにこの角の形をしたグラス・・・。ワインやビールを入れて飲みたくなっちゃいますよね。
そうでなくても、ドラクエやゲーム・オブ・スローンズの雰囲気が満載なのでテンションが・・・。この部分だけで、子供だけでなく大人も十分に楽しめる事が理解頂ければ幸いです(笑)
馬や鷹も見学できる
待合スペースには、なにもお土産物屋だけではありません。ショーに登場する馬や鷹を見ることが出来ます。
個人の見解ですが、馬房に入っている彼らは今夜のショーには出ないと思いますが、れっきとしたショーの馬さん達でしょう。名前のタグもついています。
鷹は何羽もいたのですが、写真に収めたのは1羽のみ。
ちょっと動物園チックでした。
ショーについて
肝心のショーについてです。率直に感想を言いますと、イケメン達とバトルに迫力があって良かったです(笑)ショー自体は少し長く感じたのですが、騎乗試合は迫力があってすごく楽しめました。
Moose(ムース)の座席は最後列の4列目と少し遠かったのですが、それでもこれだけの距離間です。
なかなか上手に騎乗試合を写真に収めれませんでしたが、迫力ものでした。チームそれぞれの騎士の人が自分たちの座席前にきて士気を上げようとします。
え!?騎士様めちゃくちゃカッコいいし!!!!!(笑)Moose(ムース)長髪の人はあまりタイプではないのですが(あんたの好みはどうでもえぇって話ですが)、鎧つけて馬にまたがったらなんかもうめっちゃええやん!!!ってなりました。
女王様を先頭に、司会と6人の騎士様が馬でギャロップしていかれます。ちなみにみーんなイケメン!!!公式ホームページの騎士様の予告はこちら。
ね?イケメン軍団でしょ?(笑)もちろん彼らが全員このトロント城にいる訳ではありませんが、かなりの確率でイケメンです!!さ・ら・に!!!!彼ら、花を観客席に投げてくれるのです。その瞬間の写真はないのですが、受け取った花はこちら。
そう、このピンクのカーネーションにキスしてから観客席に投げてくれたのです。これにはもうMoose(ムース)おばさん撃沈。キュン死にするかと思いました。マジで!!でも全員やってますからね、パフォーマンスとして。それでも良かったです(笑)
騎乗試合が終わると、物語は剣と盾の試合に移ります。ぶっちゃけ、ストーリーは英語で進んでいきますが、料理の写真をご覧の通り、ワイン飲みまくりでMoose(ムース)は酔っぱらっていて全くストーリーを聞いていませんでした(笑)なのでストーリーが分かってようが分かってなかろうが、大して問題ではありません。十分楽しめます!!(笑)
実際には、剣と剣がぶつかって火花とか散ったりしてすごかったんですが、写真にはどうも写りませんでした。でも、バトルはすごく白熱していて目がはなせませんでした。悲しくもMoose(ムース)のチームの騎士様は負けてしまっていたのですが、これが自分のチームの騎士様だと思うとさらに応援に熱が入っていたことでしょう。
まとめ
メディーバルタイムズは、大人も子供も楽しめるディナーショーです!料理の質からすると金額的には少しお高いですが、クーポンなどが結構出回っているので、それらを利用してお得に観戦する事を強くおススメします。Moose(ムース)も実際に観戦した時は、グルーポンで割引になったチケットを購入しました。なのでMoose(ムース)的にはお値段もよく大満足でした。
ちょっと雰囲気の変わった思い出に残るお誕生日を過ごしたい方や、お子様がいらっしゃる方などにかなりおススメです!トロントに長期滞在している方はぜひ1度、中世ヨーロッパの世界観を体験してみてはいかがですか?