還暦祝い大成功!1日7組限定のいっぺん庵本音口コミ

旅行

還暦祝いのリクエスト、「美味しいカニが食べたい!」に応えるため、日本海に面する京都府丹後・久美浜のいっぺん庵にお邪魔してきました。

滞在させて頂いたのは2月。

カニが美味しい絶好の時期です。

客室が全室離れになっているので、プライベート感たっぷりで還暦祝いをする事が出来ました。

この記事は、

  • 還暦祝いの旅行先を探している方
  • 美味しいカニ懐石料理がある宿を探している方
  • プライベート感のある宿を探している方
  • 温泉と源泉かけ流しがある宿を探している方

の参考になるはずです。

Moose(ムース)の実体験が、皆様の旅行先選びのお手伝いになれば嬉しいです。

いっぺん庵について

京都丹後・久美浜の宿いっぺん庵の玄関

京都丹後・久美浜の宿いっぺん庵の玄関

隠れ家という言葉がピッタリなお宿のいっぺん庵は、京都府の丹後・久美浜にある旅館です。

いっぺん庵は、1日限定7組しか受け付けていません。

客室もそれぞれ離れになっているので、他の宿泊客の方と旅館内で会う機会がかなり低く、プライベート感満載の滞在ができるのが魅力です。

場所とアクセス方法

いっぺん庵は、京都の最北西に位置する宿です。

日本海を楽しめる蒲井浜が宿から徒歩3分の距離にあり、夏場は海水浴が楽しめます。

旅館までは車でしか行けませんが、最寄り駅までなら電車で行けます。

駅から宿まで車で15分、無料送迎をしてもらえるので安心して電車で訪れる事ができますよ。

Moose(ムース)
Moose(ムース)は電車で最寄り駅まで行き、そこから旅館まで無料送迎を利用しました。道中の山道が険しかったので、冬に滞在予定の方は電車+無料送迎が安全ですよ。

詳しいアクセス方法は、いっぺん庵の公式サイトをどうぞ。

チェックインとチェックアウトの時間

チェックインは午後3時、チェックアウトは午前11時です。

18時以降チェックインの場合は要相談なので、事前に連絡をとるようにしましょう。

いっぺん庵を選んだ理由

  1. 還暦祝いのリクエストである、「美味しいカニ料理」が堪能できる
  2. 近場で温泉のある宿
  3. 今までに行ったことのない場所
  4. 全室離れ、1日限定7組という響き

以上の理由から、いっぺん庵を選びました。

住まいは兵庫県なので、関西地方でカニといえば城崎温泉が有名です。

が、母も祖母も何回も行っているので今回は見送りました。

離れの宿には過去何回か泊まった事がありますが、やはりプライベート感がいいですよね。

今回は特別なお祝いも兼ねていたので、全室離れという響きがとても魅力的でした。

お値段は少し予算オーバーしましたが、家族そろって楽しいひと時が過ごせたので大満足です。

いっぺん庵の本音口コミ

いっぺん庵の焼きガニ用蟹の盛り合わせ

いっぺん庵の焼きガニ用蟹の盛り合わせ

では、実際に滞在したいっぺん庵の様子を詳しくお伝えします。

兵庫県から出発したので、JR播但線で豊岡へ向かい、その後京都丹後鉄道に乗り換え久美浜駅に到着しました。

宿へは無料送迎を事前にお願いしていたので、楽ちん。

道中の山道はくねくねと細く険しかったので、車でこなくて正解だったとしみじみ感じました。

同伴家族みんなも同じ意見でしたね(笑)

Moose(ムース)
京都の冬は厳しく、雪が積もったり道が凍結する事もあるので、車で向かわれる方はその点をご注意下さい。

乗り物にすごく弱いMoose(ムース)は、15分の山道ドライブですでにヘロヘロになりました・・・。

でも、お宿に到着すると一気にテンションが上がります。

京都丹後・久美浜のいっぺん庵の玄関

京都丹後・久美浜の宿いっぺん庵の玄関

到着と同時に女将さんが直々にお出迎えして下さり、ロビーへ案内されました。

ロビーの様子

いっぺん庵のロビー風景

いっぺん庵のロビー風景

チェックイン時からすでに、他の宿泊客の方と全く遭遇しませんでした。

1日限定7組しかいないお宿のいい所ですね。

Moose(ムース)がチェックインをしている間、残りの家族は美味しい丹波の黒豆茶にお菓子を堪能していました。

チェックイン後、Moose(ムース)もちゃっかり頂きましたよ。

いっぺん庵で出された丹波の黒豆茶とお菓子

いっぺん庵で出された丹波の黒豆茶とお菓子

2月の寒い季節も相まって、温かい黒豆茶が沁みました。

カフェインフリーだし、黒豆の味もかなりしっかりして、めちゃくちゃツボな味。

当然、お土産候補ナンバーワンになりました(笑)

旅館に宿泊するといつも、その地域名産や特産のお菓子が出ますよね。

あれ、商売方法だとわかっていても、やっぱり美味しいし嬉しいから同じ商品を買っちゃいません?

乗せられてるなぁと思いながらも、それも旅の思い出。

なんて言い聞かせ、財布の紐が緩む言い訳にします。

お茶を頂いていたロビーには暖炉があり、冬が厳しい京都には必須なのかな、などとお菓子をほおばりながら勝手に想像を膨らませていました。

いっぺん庵のロビーと暖炉

いっぺん庵のロビーと暖炉

いっぺん庵のロビーにある暖炉

いっぺん庵のロビーにある暖炉

ロビー全体ですが、いっぺん庵の庭が見渡せる大きな窓から差し込む光でとても明るい雰囲気です。

いっぺん庵のロビーから客室へ向かう通路の様子

いっぺん庵のロビーから客室へ向かう通路の様子

いっぺん庵の庭の向こうには蒲井浜が見えました。

いっぺん庵のロビーから見える庭と蒲井浜

いっぺん庵のロビーから見える庭と蒲井浜

冬真っ盛りだったのでビーチへは行きませんでしたが、夏なら絶対に探索へ出向いていたと思います。

その他ロビーには、お風呂上りや夕食後に楽しめるフリードリンクバーがあります。

2022年2月時点では、コロナのせいで残念ながら休止中です。

Moose(ムース)がお邪魔した時はタイミングよくコロナ直前だったので、フリードリンクバーを堪能させて頂きました。

いっぺん庵のフリードリンクバー

いっぺん庵のフリードリンクバー

いっぺん庵のフリードリンクバーのワイン

いっぺん庵のフリードリンクバーのワイン

フリードリンクバーは、3時から22時までいつでも好きなだけ利用できます。

大浴場と旅館内の様子

ロビーを後にし、さっそくお部屋へ向かいます。

いっぺん庵の各客室へ向かう通路の様子

いっぺん庵の各客室へ向かう通路の様子

中庭も手入れがしっかり行き届いていて、落ち着いた雰囲気です。

いっぺん庵の中庭風景

いっぺん庵の中庭風景

いっぺん庵の中庭

いっぺん庵の中庭

この時点でも、いまだに誰ともすれ違っていません。

静かで、ゆったりとした滞在がしたい方には本当にもってこいですね。

整った中庭を眺めながらお部屋に向かう途中には、大浴場とお食事を頂く食事処があります。

いっぺん庵の大浴場長者の湯

いっぺん庵の大浴場長者の湯

いっぺん庵のお風呂は、蒲井温泉の源泉かけ流しです。

大浴場は、広々とした内湯と露天風呂があります。

いっぺん庵温泉情報
  • 鶯色のにごり湯
  • ナトリウム・カルシウム・塩化物泉

食事はお部屋のプランによって、個室まはた部屋食になります。

Moose(ムース)は個室での食事プランでしたので、チェックイン時に決めた夕食の時間に客室から通路を通って食事処へ向かいました。

いっぺん庵の個室食事処の様子

いっぺん庵の個室食事処の様子

朝食も同じで、自分達で決めた時間をフロントに伝え、その時間通りに食事処の個室へ向かえば準備してあります。

お部屋の様子

はしゃぎすぎで、客室である離れ全体の写真やお部屋の大部分の様子を撮り忘れるという大失態。

辛うじてベッドルームだけあります(笑)

いっぺん庵のだいにちの間・露天風呂付き洋室のベッドルーム

いっぺん庵のだいにちの間・露天風呂付き洋室のベッドルーム

洋室のお部屋にしたのですが、大人数だったので足りない分はお布団を敷いて下さいました。

部屋に付いている蒲井温泉の源泉かけ流しのヒノキ内湯は、部屋から出て大浴場まで行きたくない時に最高です。

部屋でゴロゴロしながら、気が向いた時にすぐ温泉に浸かれるなんて贅沢ですよね。

いっぺん庵・だいにちの間内湯

いっぺん庵・だいにちの間内湯

アメニティ

アメニティの写真も忘れるという、旅ブロガー失格な醜態・・・。

文字だけですが、アメニティのリスト載せておきます。

いっぺん庵のアメニティ一覧

浴衣・フェイスタオル・バスタオル・ボディータオル・ヘアブラシ・シャンプー・リンス・ボディーソープ・ハンドソープ・カミソリ・歯ブラシセット・コップ・コットン・綿棒

カニ懐石料理

いっぺん庵カニコースお品書き

いっぺん庵カニコースお品書き

お料理はバッチリ写真に収めてありますよ(笑)

今回Moose(ムース)が頂いたのは、カニ尽くし+勢子ガニのコースです。

予算が許すなら、タグ付きの松葉ガニをお祝いとしてご馳走したかったのですが、ちょっと手が出ませんでした。

タグ付き松葉ガニの代わりに、勢子ガニを追加して少し豪華なお祝い気分を出すことにしました。

いっぺん庵の前菜盛り合わせと勢子ガニ

いっぺん庵の前菜盛り合わせと勢子ガニ

正直なところ、「勢子ガニ」なんて蟹、今まで聞いたことありませんでした。

調べてみると、

セコガニとは
  • ズワイガニのメス
  • 小ぶりだが身詰まりがよくて甘味が強い
  • 卵や卵巣があるのでオスのカニより濃厚

とのこと。

ちなみにオスのズワイガニの事を「松葉ガニ」や「越前ガニ」呼ぶそう。

オスかメスの違いだけでズワイガニには変わりないので、お祝いとして追加して良かったです。

いっぺん庵の勢子ガニ

いっぺん庵の勢子ガニ

写真手前の外子(そとこ)と呼ばれる卵は、プチプチと弾力があって数の子を思い出しました。

前菜を堪能した後のお料理は、人生初であるカニのお刺身。

いっぺん庵のカニ刺身

いっぺん庵のカニ刺身

新鮮だからこそ味わえるお刺身は、海外在住で冷凍のカニしか食べれないMoose(ムース)にとって感激モノでした。

お刺身の後は焼きガニ。

いっぺん庵の焼きガニ用蟹の盛り合わせ

いっぺん庵の焼きガニ用蟹の盛り合わせ

ミニ囲炉裏で焼いている時の匂いがたまりません。

いっぺん庵の焼きガニ

いっぺん庵の焼きガニ

個人的に蟹味噌はあんまり好みの味では無かったので、家族の中で蟹味噌が大好きな人にパスしときました。

いっぺん庵蟹味噌の甲羅焼き

いっぺん庵蟹味噌の甲羅焼き

食べ慣れてない人には、色がちょっと・・・ね(笑)

次のコース料理は揚げ物。

カニ天ぷらは、衣がサクサクで最高でした。

いっぺん庵蟹の天ぷら

いっぺん庵蟹の天ぷら

抹茶塩で食べるのが京都っぽくていいですね。

この時点でお腹がかなりいっぱいになってきたので、次の茹でガニはお土産として包んで頂きました。

食べきれない量を廃棄せず、臨機応変にお土産にしてくれるという気遣いが嬉しかったです。

大きな茹でガニを丸々お土産に出来たので、後日留守番をしてくれた従妹に渡しました。

さて、お料理も終盤。

カニ料理といえば、やはり鍋料理を食べないとですよね。

鍋物の蟹すきとお野菜は、カニの身をしゃぶしゃぶするのがたまりませんでした。

いっぺん庵鍋物のカニしゃぶと野菜

いっぺん庵鍋物のカニしゃぶと野菜

そして、鍋の後の〆はこれ。

いっぺん庵〆のカニ雑炊と漬物

いっぺん庵〆のカニ雑炊と漬物

カニ鍋の後のカニ雑炊とお漬物は最高ですね。

最後のデザートは、甘い梨を頂きました。

いっぺん庵季節の果物

いっぺん庵季節の果物

お腹がはち切れるほど堪能したカニ懐石料理。

板前さんと料理を運んで下さったお姉さんに大感謝です。

ご馳走さまでした。

還暦祝い

事前に問い合わせていたので、準備してもらいました。

赤いちゃんちゃんこ(笑)

やっぱり記念撮影は必要でしょう。

母に着せ、一緒に写真を撮りました。

映えるようなものではないので、ブログには載せませんが素敵な思い出が出来ました。

  • 還暦祝いの赤いちゃんちゃんこは、予約後に事前に旅館に問い合わせて下さい。
  • お祝いとしてケーキなどのリクエストがある場合も、事前に旅館に問い合わせて下さい。

朝食

夕食に引き続き、朝食もとっても豪華でした。

宿で頂く朝食って、なんでこんなに美味しいんでしょうかね(笑)

いっぺん庵の朝食

いっぺん庵の朝食

いつもなら朝食食べないって人も、旅館に来たら食欲が湧いて食べちゃうって方多いですよね。

いっぺん庵の朝食風景

いっぺん庵の朝食風景

ザ・日本の朝食!ってのがたまらないです。

焼き魚は2種類あり、選ぶ事ができました。

いっぺん庵朝食の焼き魚

いっぺん庵朝食の焼き魚

いっぺん庵・朝食の焼き魚

いっぺん庵・朝食の焼き魚

お魚の名前、聞いたのに忘れちゃったんですよ・・・。

どちらもミニ囲炉裏であぶって、熱々を頂きました。

夕食も朝食もボリュームたっぷりでとても美味しかったです。

朝温泉も堪能して、本当に素敵な還暦祝いの思い出ができました。

いっぺん庵のスタッフの方々、きめ細かなサービス本当にありがとうございました。

プライベート感たっぷりな旅ならいっぺん庵

いっぺん庵のロビーから望む庭と蒲井浜

いっぺん庵のロビーから望む庭と蒲井浜

いっぺん庵は1日に7組しか受け付けていないので、騒々しくない落ち着いた雰囲気での滞在がしたい方にピッタリなお宿です。

蒲井温泉の源泉かけ流しのヒノキ内湯で温まり、カニ懐石料理に舌鼓をうつ。

お値段はしますが、それに見合った滞在が出来る事間違いなしでしょう。

この記事が皆様の旅行を決める参考になれば幸いです。