グエル公園の観光客早朝無料入場中止の悲報!

スペイン
2021年7月より、観光客の早朝無料入場が出来なくなりましたのでご注意ください。スペイン国内にワーホリ中や留学中の方は大丈夫なのでご安心ください。

スペイン旅行で外せない観光スポットのグエル公園。

有名なトカゲちゃん(サラマンダーだ!とスペイン人の友人に怒られました)との記念撮影は必須ですよね。

コロナ前なら、早起きするだけでグエル公園への入場が無料でした。

しかし、2022年現在は観光客の無料入場はできません。

観光客ではない、近隣住民やスペインワーホリ・留学組はまだ無料入場できますのでご安心ください。

この記事は、グエル公園の早朝無料入場の魅力について2018年に書いた記事です。

これから早朝無料入場しようという方に向けての早朝入場の注意事項も記載しているので、ぜひ最後までお付き合いください。

グエル公園について

日の出後のグエル公園

日の出後のグエル公園

グエル公園についてすごく簡単にお話ししますね。

グエル公園は、実業家のグエル伯が計画した、高級分譲住宅地の挫折した慣れの果てです。(大変失礼な言い方ですが)

設計依頼を受けたのは、有名建築家ガウディで、彼の素晴らしい建築作品が現在もしっかり残っています。

1984年に、アントニオ・ガウディ作品群として世界遺産に登録されたグエル公園は、2013年秋から有料公園に変更しました。

【2022年度版】入場料

2019年4月より、一般入場料はメトロのAlfonsX駅からの往復無料シャトルバスが込みで10€かかります。

2018年は7.50€・・・。

毎年値段があがっていますが、2022年度は引き続き同じ入場料です。

以前までのメトロやバスでの乗り換えの苦労を考えると、10€で入場券+往復シャトルバスがついてくるのは、かなり便利になったと言えます。

ちなみにこのシャトルバスでメトロAlfonsX駅からグエル公園までの所要時間は15分です。

入場チケットの購入方法

基本的な購入方法は以下の通りです。

  • 事前オンライン購入
  • 当日に現地の窓口で購入
  • 現地ツアー申込み
1番のおすすめは、グエル公園の公式サイトからのオンライン事前購入です。
2022年現在、日本語には対応していません。英語、フランス語、スペイン語、カタルーニャ語のみです。

当日に現地で購入する方法もありですが、希望の入場時間が完売の可能性もあります

特にピークシーズンに訪れる予定の方は、事前購入を強くおすすめします。

無料で入場する方法

2021年7月、冒頭でもお伝えした通り観光客の早朝無料入場が出来なくなりました

以前までは、公園の営業時間前と後で無料で入場できていました。

2022年現在で無料入場できる人は、

グエル公園への無料入場条件
  • Gaudir Mésプログラムのメンバー
  • 近隣住民(la Salut, Vallcarca-Penitents, El Coll, Can Baró, el Baix Guinardó y el Carmel)

と、観光客には無料入場が不可能な条件となっています。

Moose(ムース)
スペイン国内で留学中やワーホリ中の方は条件クリアですね。

ちなみに上記の条件を満たしている方は、朝7時から9時、夜は6時30分から10時の時間帯で無料入場する事ができます。

2022年2月現在の一般観光客の入場時間は、朝9時30分から夜7時30分となっています。

冬の閉園時間は夜6時なので注意してくださいね。

入場後は好きなだけ滞在してもいいというルールは変わっていませんよ。

開園時間後に有料エリアをいったん出ると、再入場には入場料がかかります!
開園時間前になると、有料エリアと無料エリアの境には係員さんがいるので、どこからが有料エリアか分かりやすくなりますよ。

グエル公園早朝入場の魅力

グエル公園訪問時間のうちで、どうして早朝をお勧めするのかその根拠を挙げてみましょう。

写真がキレイに撮れる!

おすすめ理由その1は、写真の写りがいいからです!

もちろん日没後の公園も味があっていいのでしょうが、暗い

プロ仕様のカメラなどをお持ちの方はいいですが、基本スマホな方はやっぱりフラッシュが届ききりません。

下の写真は、日の出前に撮りました。

日の出直後に撮影したグエル公園

日の出直後に撮影したグエル公園

ほんのり明るいのですが、完全に日の出を待って撮影するのがベストです。

完全に日が昇った後のグエル公園

完全に日が昇った後のグエル公園

日の出後の回廊

日の出後の回廊

撮りたい方向によっては、逆光という悲しい事も起こりえます。
しかしお目当ての建築物は大体網羅できます。

人が少ないのでツーショットのチャンス!

早朝おすすめの理由2つ目は、観光客の数です。

やはりピーク時は人が多すぎて、有名なトカゲちゃんとツーショットなんて夢の夢。

しかし!!

早朝なら独り占め出来ちゃう勢いです!

独占状態のトカゲ(サラマンダー)

独占状態のトカゲ(サラマンダー)

周り、だれも映り込んでいません!完璧です!(もちろん人が全くいないということはお約束できませんが。)

上記の体験談は、グエル公園入場無料時間中(朝7時~9時30分)のお話です。

スペインの世界遺産で日の出を拝む

外国で拝む日の出はまた格別。

世界遺産で、となればまたひとしおです。

日の出を待っている間は公園内を歩いて回るのもいいですが、Moose(ムース)はベンチで座って待っていました。

日の出後のモザイクベンチ

日の出後のモザイクベンチ

有名な世界遺産のベンチの座り心地は…冷たかったです。(訪れたのは1月上旬です。)

早朝入場の注意事項

良い事ばかりでは無いのが世の理です。

ここでは早朝入場の要注意事項をお伝えしたいと思います。

人が少ないので、もしもの時に危ない

人が少なくてラッキーと思っていても、いざなにか困った事があったり犯罪に巻き込まれそうになっても、周りに誰もいなければ助けてもらえません

特に公園内は広大です。

有名な建築物が集まっている有料エリア以外、すなわち人気の少ない場所は、人が増えてから探索するようにしましょう

移動手段は、ぜひタクシーかUber(ウーバー)で

グエル公園への行き方ですが、バスやメトロなど公共交通機関を使用する事もできますが、あまりお勧めしません。

スリなどの犯罪が起こりやすいメトロは、早朝の為、周りに誰もいないのでさらに危険度アップです。

実はMoose(ムース)も、最初は公共交通機関を考えていましたが、時刻表がわかりにくかったのと、万が一迷ってしまって開園時間前に間に合わないという最悪の事態を避けたかったので、手堅くタクシーにしました。

結果は大満足

スペインのタクシー運転手さんは本当に親切な方が多く、英語を話す人も多いように感じました。

さらに目的地が有名観光地なので、「グエル!サラマンダー!ガウディ!」と日本語発音しても通じました。(Moose(ムース)はスペイン語まったく話せません。)

入場料が浮く分、安全で確実なタクシーを使用する事をMoose(ムース)は強くお勧めします

タクシーのお値段もすごく良心的でした。

Wi-Fiが繋がるホテルからなら、Uber(ウーバー) も安くてお勧めです。

失敗談

実はMoose(ムース)、このグエル公園訪問で最大の過ちを犯してしまいました。

それは、予定していた次の観光地・サグラダファミリアへの入場予約時間です。

下の地図のように、グエル公園からサグラダファミリアへはそこまで距離が離れている訳ではありません。

観光予定として同じ日に組み込まれる方も多いと思います。

どうしてもお得にバルセロナを回りたかったので、早朝無料入場のグエル公園は外せませんでした。

しかし、早朝無料と知ったのはサグラダファミリアの入場予約をした後・・・

サグラダファミリアを朝一番の予約にしてしまった為、グエル公園での日の出後からサグラダファミリアへはギリギリになってしまいました。

さらにでました!

早朝のデメリット、誰もいない・・・

徒歩では絶対に間に合わなかったので、タクシーを拾おうとしました。

が!

観光客がちらほら見える以外に誰もいません

開園時間に合わせて観光客がタクシーで来るだろうと思ったのですが、そんな甘い思いは打ち砕かれます。

なぜなら、開園時間に来る=公共交通機関、もしくはツアーバス使用で到着、という方程式があるからです。

完全にやられました・・・。

もっとじっくり公園を隅々まで探索したかったのですが、泣く泣く断念するしかありませんでした。

早朝入場の魅力と注意点まとめ

  • 早朝入場ではタクシー、またはUber(ウーバー)をお勧め

(観光後は人も増えている時間なので公共交通機関もOK。でもスリには要注意!)

  • 早朝公共交通機関を使用したい方は細心の注意を
  • あまりに早すぎる訪問は、真っ暗で写真写りなどはイマイチ
  • 人混みを避けてゆっくり鑑賞したい方は絶対朝訪問

世界遺産であるグエル公園を、無料でお得に観光できる早朝入場の魅力は伝わりましたか?

どうせお金を使うなら、皆様の安全や食事・お土産などのお楽しみに使用してもらいたいと思います。