街全体が世界遺産である、”世界で一番美しい街”といわれているチェスキークルムロフ。
プラハから日帰り旅行も可能なチェスキークルムロフへの行き方を、バスと電車の両面から比較しました。
実際にMoose(ムース)が利用したStudent Agency(スチューデントエージェンシー)のバス乗車リポートもお届けしますので、みなさまの予約の参考になればうれしいです。
チェスキークルムロフへの行き方
旅行者である私たちがプラハからチェスキークルムロフへ向かう交通手段としては、電車かバスが一般的です。
それぞれの場合で簡単に比較してみました。
片道の所要時間 | 片道の値段 | |
電車 | 約2時間50分~ | 約170~220CZK |
バス | 約2時間45分~ | 約129~195CZK |
所要時間、金額ともに、どっこいどっこいといったところですね。
では、それぞれ詳しくみていきましょう。
電車の場合
プラハから電車でチェスキークルムロフへ向かう場合は、プラハ本駅から出発となります。
チェスキークルムロフ行きの電車ですが、2019年8月現在では1日1本しか出ていません。(チェコ鉄道のサイト参照)
プラハからチェスキークルムロフ行きは8時1分発ー10:55分着で、チェスキークルムロフからプラハ行きは、14時7分発ー16時57分着となっています。
乗り換えなどは無く楽にチェスキークルムロフへ行くことが出来ますが、帰りの電車の時間の関係で、日帰り旅行に電車の往復利用は時間的に勿体ないです。
また、駅から観光ポイントの多い中心地まで少し距離があるのも考慮したい点です。
参考までに、駅からクルムロフ城までの距離がこちらです。
チェスキークルムロフは石畳の美しい街なので、スーツケースのような荷物を持って街中を移動するのはキツイです。
電車を選択される方は日帰り旅行ではない方が大半だと思うので、駅からタクシーなどで宿泊予定の場所まで行くことをおすすめします。
バスの場合
プラハからバスで向かう場合は、選ぶ時間やバス会社によって発車駅が変わります。
よく利用するのは、Florencのバス停かNa Knížeciのバス停だと思います。
Florencのバス停は、地下鉄C線(赤色のライン)のFlorenc駅をでてすぐ目の前にあります。
Na Knížeciバス停は、地下鉄B線(黄色のライン)のAnděl駅から徒歩5分以内の場所にあります。(このバス停は、地下鉄のどの出口から出るかによって、距離が変わってきます。)
Zličín方面行きの電車から下車した方は、進行方向にある階段から出るようにしましょう。
どうしても駅構内で迷ったら、下の写真の看板を探しましょう。
バスの時間ですが、プラハからチェスキークルムロフへは早朝5時30分から21時まで、チェスキークルムロフからプラハへは早朝5時から20時まで、それぞれ大体1時間に1本間隔で運行しています。(バス会社RegioJet、Flixbus、Student agencyそれぞれのサイト参照)
チェスキークルムロフのバス停ですが2か所あり、バス会社によって止まるバス停が違う、又は選べます。
Špičákバス停で下車すると、旧市街地へは徒歩圏内です。
Moose(ムース)が訪れた時はバスターミナルは改装工事の最中でした。
しかし、旧市街地への道はかなり分かりやすく舗装してあるので、迷いにくいと思います。
写真の左側の舗装された道に沿って歩いて行きます。
旧市街地まで歩いて行く途中、絶景ポイントもありますよ。
晴れていたらもっと写真が映えたんですが、こればっかりは仕方がありません。
写真を撮ったりしているうちにすぐ旧市街地に到着します。
横断歩道を渡ったすぐ先が旧市街地の入り口です。
もう1つのバス停は、クルムロフ城の近くにあります。
場所はこちらです。
実際どちらで下車しても全く問題ありませんので、皆さまの作った観光プランにそって好きなバス停で降りて下さいね。
Student Agencyバス乗車リポート
ではここで、Moose(ムース)が実際に利用したStudent Agency(スチューデントエージェンシー)のバス乗車リポートをお伝えします。
往路
Student Agencyは、Regiojetの親会社になりますので、ほぼ同等のサービスと言ってもいいと思います。
実際のStudent Agencyのバスの車体にもRegiojetの文字が入っています。
バスを予約した時間は早朝だったにもかかわらず、かなり沢山の人がバス停に集まっていました。
バスの乗車口は1か所だけなので、けっこう乗車に時間がかかっていました。
乗車には、予約チケットの確認を乗務員さんが入り口で行います。
チケットはすぐに見せれるように準備しておきましょう。
座席は完全予約制なので、自分の予約した席を探しましょう。
車内は清潔感があり、椅子もそこまで悪くない座り心地でした。
1番感動したのは、それぞれの座席に飛行機についているようなタッチスクリーンが搭載されていたことです。
ヘッドホンもさせるし、映画も見れました。
なんだか飛行機に乗った気分。乗車後しばらくしてから、乗務員さんが無料の飲み物のサービスを行ってくれました。
気分はさながら機内そのものです。
市内を出てからは、Wi-Fiもバッチリつながり、すごく快適な時間を過ごせました。
お手洗いもバス内にあるので、万が一の時も安心です。
でも、お手洗いを利用できる時間が限られているようだったので、あまりあてにしないようにしましょう。
復路
チェスキークルムロフの旧市街地に近いŠpičákバス停は、いろいろなバス会社が共同で利用している待合スペースがあり、お手洗いや自動販売機があります。
バスの時間より少し早めについても建物内で待つことが出来ます。
待合スペースはかなりガランとしていて、居心地がいいという事はありませんが、雨風がしのげるだけで、かなりありがたかったです。
Moose(ムース)が訪れたのは4月でしたが、この日は結構冷え込んできたので自販機の温かい飲み物が嬉しかったです。
待合スペースには電光掲示板があり、外のバスの発着がわかるようになっています。
もちろん外のバス停にも電光掲示板があります。
帰りのバスもStudent Agencyを利用したので、黄色の車体を目印にバス停へ向かいます。
Student Agencyという文字が車体に入っていませんが、行きと同じバスなのでそこまで焦りませんでした。
バスのフロントガラスに貼ってある紙にもチェスキークルムロフとプラハの文字がありましたので、このバスで間違いありません。
不安になった方は、Moose(ムース)のようにフロントガラスに貼ってある紙をチェックしてみて下さい。
帰りも行きと同じ要領で、乗務員さんが予約チケットを確認してからの乗車となります。
もちろん行き同様に無料の飲み物のサービスとWi-Fiで快適な旅ができました。
チケットの時間変更およびキャンセルについて
実はMoose(ムース)、当日にバスの時間変更をしました。
時間変更というより、キャンセルして新しいチケットを購入したというのが正しい言い方です。
乗車の30分前まで無料でキャンセルできるので、インターネットにさえ繋がれば、オンラインで既存のチケットのキャンセル及び新しいバスのチケット購入がいつでも可能です。(返金は後日、利用したクレジットカードにチャージされていました。)
バスの時間を変更したい方は、新しいチケットを購入してからキャンセルするようにしましょうね。
最悪帰りのチケットが取れないという可能性もありますので。
購入したチケットは、変更が出来るのではなくキャンセル扱いになります。
お間違えなく。
まとめ
プラハからチェスキークルムロフまで、バスか電車で日帰り旅行できそうですか?
ツアーに申し込むのももちろんいいですが、チケット購入など結構簡単に出来てしまうので、せっかくなら自分オリジナルの旅を計画してみてはいかがでしょうか?
自分でチケットを予約したい方は、【RegiojetとFlixbus両方解説】プラハからチェスキークルムロフへのチケット予約方法日本語ガイドを参考にどうぞ。
今回の記事が、皆様のプラハ旅行を充実させるのに役立てばうれしいです。