世界一のビール消費量を誇るチェコ共和国でのビールの用途は飲むだけでは終わりません!
チェコには、美肌成分たっぷりのビール風呂に入れ、その間ビール飲み放題のスパが存在するのです。
今回は、カップルやグループで訪れても存分に楽しめるビアスパの魅力をたっぷり紹介したいと思います。
チェコのビールスパ紹介
現在チェコ共和国では、複数のビールスパが営業しています。
全てを紹介することはできませんが、Moose(ムース)が実際に行くか迷ったスパを中心に紹介します。
Original Beer Spa Prague
こちらのスパで、ビール風呂体験をしてきました。Moose(ムース)がこのスパに決めた1番の理由が、クルショヴィッツェビールのダークビールとライトビールの2種類をスパ中に楽しめるという点です。
ダークビールが大好きなMoose(ムース)にとって、ダークビール飲み放題はとっても魅力的でした。
また、プラハ市内に2店舗かまえているので、旅行の予定や滞在先に合わせてロケーションを選べたのも決め手のひとつでした。
営業時間:月曜から日曜 10:00~22:00
公式ホームページ:Original Beer Spa
Purkmistr Beer Spa
ラクダのロゴが可愛いプルクミストゥルビールのブルワリー・ホテル・レストランが併設されているスパです。
プラハから少し距離がありますが、ピルスナー発祥の地ピルゼンで、ビール三昧の時間を過ごす事ができるのが魅力です。
ウェブサイトは一部日本語にも対応しているので、気になった方は1度のぞいてみて下さい。
営業時間(スパのみ):月曜から日曜 10:00~22:00
公式ホームページ:Purkmistr Beer Spa
Beer Spa Bernard
ベルナルドブランドのビールを使用したビール風呂とベルナルド ボヘミアンラガーが飲み放題のスパです。
ベルナルドブランドのビールが大好きな人にはたまらないスパなことは言うまでもありません。
また、プラハの中心地に4か所も店舗があるのも魅力の1つです。
Moose(ムース)は、こちらと先ほど紹介したスパとでかなり悩みましたが、ベルナルドのスパはビールが1種類しかなかった点が決断の決め手になりました。
営業時間:月曜から日曜 11:30~22:00
公式ホームページ:Beer Spa Bernard
ビール風呂で得られる効果
次に、1番気になるビール風呂で得られる効果について説明したいと思います。
かのクレオパトラも愛用していたと言われているビール風呂。
そう聞くだけで、もうすでにキレイになれそうな気がしてきますよね(笑)
つるつる美肌+透明感アップ効果
スパによって使用している酵母に違いはありますが、基本的なビール酵母の美肌要素として、ビタミンBやアミノ酸・ミネラルが豊富なことが挙げられます。
ビタミンBは、タンパク質や糖質・脂質の代謝を補助をしてくれる栄養素で、お肌のターンオーバーを活性化してくれる効果が期待できます。
ターンオーバーが活性化されることで、新しい細胞再生を促し、キメの整ったつるつる美肌が手に入るという訳です。
また、あたたかいお湯に入ることによって開いた毛穴から、不要物を排出してくれる効果も!
毛穴に詰まったシミのもとになる酸化皮脂や老廃物の排出をうながしてくれるので、透明感アップ効果も十分期待できます!
デトックス効果
体内に老廃物が溜まる事によって、美肌だけでなく健康も損なわれてしまいます。
ビール風呂は、そんな有害な老廃物を体の外へ排出するためのデトックス効果が大いに期待できます。
お肌のくすみやニキビの原因である老廃物をバッチリ排出して、美肌をゲットしちゃいましょう。
リラクゼーション効果
もちろんお風呂ですので、リラックス効果があることは言うまでもありませんよね。
リラックスすることにより、体内の血流の流れをアップして新陳代謝を促します。
また、ビール酵母と共に使用される麦芽オイル独特の香りは、ストレス軽減を補助します。
さらにこの麦芽オイルは、肌再生や毛穴を開かせる補助をし、ビール酵母の効果を高めてくれる役割があるのですよ。
ビール製造に欠かせない麦芽は、美容の面でも欠かせない材料の1つのようですね。
ビアスパ体験レポート~Beer Spa Rybná店~
それでは、実際のビアスパの様子をレポートしたいと思います。
Moose(ムース)が訪れたのは、プラハのダウンタウンにあるBeer Spa Rybná店です。
写真では光ってしまって見えにくいですが、丸い看板が出ていますので目印にして下さい。
プラハへ到着したその日にスパの予約をしていたので、土地勘の全くない状態でお店を探さなければいけませんでした。
Moose(ムース)の想像に反し、スパは道路に面した場所ではなく、隠れ家のように建物の半地下にひっそりとあったので、見つけるのにすっごく苦労しました。
写真のように店内はとても小さく、右手に見える小さなカウンターに受付のお姉さん、左手にスパグッズが陳列されている棚があるのみです。
ビール酵母を使用したシャンプーやシャワージェル・バスソルトなどが販売されています。
テスターも置いてあるので、もし受付が混んでいるようでしたら、スパ前にちょっと試してみるのもアリですね。
また、スパ中に提供される自家製手作りビールパンの試食もありましたよ。
一見小さな店内なので、スパルームも小さいのかなと思いましたが、奥にある2つのスパルームはすごく広々としていますので安心してください。
受付のお姉さんに連れられて、お待ちかねのスパルームへ。
写真に見える閉じた扉が、受付から入ってくる入り口です。
閉じた扉のすぐ横にある左手の扉は、お手洗いとシャワー室に通じています。
洗面台は、ビール樽風のデザインのようです。
ヘアドライヤーも完備なので、女性の方は髪が濡れてしまっても安心ですね。
お手洗いとシャワー室は同じ部屋にありますので長居は控えましょう(笑)
さて、肝心のビール風呂があるスパ内ですが、1番最初に目に飛び込んでくるのが藁の敷き詰められたベッドです。
ベッドの真横にはイス?とブランケットも用意してありました。
そしてベッドの右手側には、お待ちかねのビール風呂用の木の浴槽と生ビールが注げるビールテーションが!
室内に見惚れている間に、案内してくれたお姉さんがビール風呂を準備し始めました。
ビール酵母と麦芽のパウダーをお姉さんが混ぜ混ぜ。
すでに用意されているお湯のはってある浴槽へジャバ―っと一気に流し込みます。
あとは木製お玉でかき混ぜてビール風呂の準備完了です。
この時点で部屋中が麦芽の香りでいっぱいになりました。
ちなみに湯のはってない樽の様子はこちら。
ジャグジーシステムがついているのですが、浴槽はオーク(楢)の木でできています。
完全プライベート個室なので、お姉さんが出ていったあとの制限時間中の1時間は、部屋を自由に気兼ねなく堪能できます。
水着に着替えても、すっぽんぽんでもどちらで入浴してもOKです。
ビールを堪能しながら、自家製ビールパンを頂きます。
4切れ中2つにはジャムのようなピーナツバターのようなものが塗られていました。
甘くもなくうまくもなく・・・。
パンは個人的に微妙でした。
パンは残念でしたが、ジャグジーに浸りながらの黒生ビールは最高でした。
チェコビールめっちゃ美味しい!!!!
湯船のお湯はかなりぬるーい温度ですが、ジャグジーの勢いがなかなか良く気持ちよかったです。
ちなみに浴槽内はちょっとヌメヌメしており、酵母の塊がジャグジー中に結構肌に付着してきました。
一見かなり汚く感じますが、美肌のためにお肌にヌリヌリします。
25分も浸かっていると、かなりぬるいお湯でもなんだかポカポカしてきました。
ビールを飲みながら浸かっているせいなのか、酵母の美肌パワーなのかは不明です(笑)
まず、銀色の台の真ん中にある円盤状のグラス洗浄機で軽くグラスを洗います。
理由は、長くなるので今回は割愛します。
グラスを上下逆さまにして円盤の上に乗せ、乗せたグラスの上から軽く押し続けている間水が出るので、軽くグラス内を洗浄します。
後は写真のようにグラスを少し傾けて、ビールがグラスを伝うようにして注ぎます。
注ぎ始めは泡ばかり出ることもありますが、よくあることなので気にせずそのまま注ぎ続けて下さい。
ジャグジーは、25分で停止するようにプログラムされているので、ジャグジーが止まったら、お湯から上がって酵母を肌に定着させるために藁のベッドへ移動します。
昔飼ってたハムスターの飼育ケージを彷彿させるガチの藁です。
さすがにそのまま寝ころぶのは痛いので、シーツが用意されています。
シーツを敷いても藁が結構チクチク痛かったので、Moose(ムース)はシーツの上にさらにバスタオルを敷いて寝ころびました。
酵母のダマが気になる人は、シャワー室で洗い流してから着替えることが出来ます。
でも、せっかくビール酵母による美肌トリートメントを受けたのですから、シャワーで洗い流すのは推奨されている時間(8~12時間)後にしましょう。
ビールスパ後の美肌実感
スパ後のお肌ですが、めっちゃツルツルになりました!手触りがすごく滑らかになって、赤ちゃんのお肌の様なもっちり肌に大変身!!
しかも長時間のフライト後に予約していたので、じっくりお風呂につかれてジャグジーでリラックス、疲れも吹っ飛びまさに一石二鳥でした。
大好きな黒ビールも飲み放題で、大満足。
ビアスパはMoose(ムース)が本気でおススメするプラハのベストアクティビティと言っても過言ではありません。
まとめ
チェコを訪れたら必ず飲みたいチェコビール。
今回は飲むだけでなく、美肌にも効果のあるビールスパを体験談付きで紹介しました。
これからチェコを訪れる予定のある方は、ぜひ時間をとってビール風呂を体験してみて下さい。
Moose(ムース)の記事が、ビール大国チェコでの飲んで浸かるビール三昧な旅を楽しんでもらえるきっかけになればうれしいです。