そんな疑問に答える記事を用意しました。
「海外保険付帯クレジットカードもあるから、可能な限り作るのがいいに決まってる!」
は、大きな間違いです。
結論からお伝えすると、必要なクレジットカードは最低で2枚。
作るべきクレジットカードは、
- VISA
- Master Card
の順です。
その理由と根拠を、2008年にワーホリでトロントを訪れて以来13年生息しているMoose(ムース)が自身の失敗と経験を交えながらお伝えします。
カナダワーホリにおすすめなクレジットカードとその選び方、また日本出発前に作っておくべきクレジットカードを知りたい方はぜひ読み進めてください。
カナダワーホリにおすすめなクレジットカードの選び方
カナダ在住13年、住んでいるからこそわかるカナダワーホリに適したクレジットカードの選び方を紹介します。
カナダワーホリに向かない「失敗クレジットカード」を持ってこないための選び方をまとめていますので参考にしてください。
アメックス・JCBは避ける
カナダでアメックスとJCBは使い勝手が非常に悪いと心得ておいてください。
JCBに関してはほぼ使えるお店が限られてきます。
これは目的がワーホリ、留学、旅行でも同じです。
世界的ブランドであるアメックスに関しても、トロントのダウンタウンにあるレストランやお店ではアメックスを受け付けていない所が沢山あります。
JCBは日本ではかなり有名ですが、カナダに来て初めて世界ではあまり通用しないんだという事に気が付きました。
「せっかく使えると思ってJCBカードを作ってきたのに・・・。」なんてことのないように、皆様にお伝えしておきます。
現地キャッシング手数料を確認
現地通貨をあらかじめ両替して持っていくとは思いますが、あまり高額な現金は持ち歩きたくないですよね。
そこで、現地のATMを利用してキャッシングすれば、必要な時に必要な金額を現地通貨で引き出すことができるのでかなり便利です。
その時になるべく手数料が低いカードを持っている方が、当然節約になります。
ポイント還元
クレジットカードを利用して貯まるポイントにも注目してください。
カードによってはマイルに還元してくれるので、ワーホリ中に小旅行へ行くための飛行機代にあてることもできます。
Moose(ムース)が当時持っていたカードは、オーパという洋服を主に扱っているお店の商品券に還元できるクレジットカードです。
ポイントを貯めたお陰で、一時帰国の時にこの商品券を使ってお得に買い物ができました。
帰国後に、または滞在中に自分に使えるという点でクレジットカードを選びましょう。
年会費無料
ワーホリ中は一旦収入が無くなるので、なるべく出費は控えたいですよね。
そこでやはり注目なのは、年会費無料です。
もちろん年会費を払っても、その元が十分とれるなら払った方がお得な場合もあるのでよく計算してくださいね。
日本出発前に作っておくべきクレジット5選
先ほどお伝えしたカナダワーホリに適したクレジットカードの選び方4点に注意しつつ、VISAとMaster Cardブランドならどこのカードでも基本的にオッケーです。
強いてあげるなら、ポイント還元率がよく、貯まったポイントをすぐに使えるカードがワーホリ費用節約にもなるのでおすすめですね。
ANA VISAカード
- 初年度年会費無料(翌年度2,200円税込)
- 満18才以上の方(高校生・大学生は除く)※学生カードもあり、在学中は年会費無料(高校生除く)
- 還元率0.5%
三井住友カード デビュープラス
- 還元率1%~3%
- 初年度年会費無料(年一回以上利用で次年度も無料)
- 18才~25才限定カード
- 最短翌営業日発行
エポスカード
- ポイント還元率は0.5%
- 最短で即日発行可能
- 学生・フリーターも申し込み可
- 年会費永年無料
- 自動付帯の海外旅行保険
- 61日前までさかのぼって不正利用の全額保証
楽天カード
- ポイント還元率1%
- 年会費永年無料
- VISAとMaster Cardと選択できる
- 楽天ポイントが貯まりやすい
- 利用付帯の海外旅行保険
楽天プレミアムカード
- ポイント還元率1%
- 年会費11,000円(税込)
- 20歳以上の安定収入のある方
- 特定の国内・海外ラウンジで利用できる
- プライオリティパス無料申し込み可能
カナダワーホリにクレジットカードが必要な理由
ここまで読んで、まだ「ほんまにカナダワーホリにクレジットカードがいるの?」って疑っている方。
そんなあなたにどうしてクレジットカードが必要なのか理由をお伝えします。
予約時に頭金としてクレジットカードを求められる
1番の理由はこれです。
現地ツアーやホテル、レンタカーに語学学校など、なんでも予約をする際に頭金(デポジット)を求められる機会が増えます。
その時にほぼクレジットカードの番号を聞かれるので、カードを持っていないと予約自体ができません。
色々な場面で頭金を求められるので、1枚は携帯しておかないと生活しにくいです。
レストランで面倒くさいチップ計算をしなくて済む
これ、意外と大きな理由です。
カナダでは、アメリカ同様サービスを受けるとチップを払う習慣があります。
特にレストランで食事をすると必ずチップを支払わないといけません。
ここで「チップを必ず払ってください。」と伝えている理由は、【現地サーバーのホンネ公開】アメリカ・カナダのレストランマナー違反5選に記していますので出発前にぜひ目を通してくださいね。
話がそれましたが、肝心の支払うチップ総額は合計金額の15%~20%が目安と言われています。
現金だといちいち計算しないといけないので、かなり面倒くさいです。
でもカード支払いにすると、支払い画面でチップが選択肢に表示されるので払いたい%を選択するだけでオッケー。
いちいちチップの計算や足りているかなどの心配をしなくて済むので、レストランでの支払いはもっぱらカードになること間違いなしですよ。
日本よりもキャッシュレス化が浸透している
日本にいると、現金しか取り扱っていないお店などがまだまだありますが、カナダは現金のみ取り扱いというお店はかなり減ってきています。
また、防犯面でも多額の現金を持ち歩かなくてもいいのでデビットカードを利用するカナディアンが多いです。
デビットカードは、ほぼ全てのお店で使用できます。
ここが日本との大きな違いですね。
実際Moose(ムース)が日本にいた頃は現金主義で、デビットカードという存在すら知りませんでした。
でも、カナダに来て行く先々のお店でデビットカードやクレジットカードが使えるのですっかり現金を持ち歩かないようになりました。
慣れてくるとすごく快適だし、防犯面でもかなり安全なのですっかりキャッシュレスに馴染んでいます。
「Credit=信用」を証明しないと後々不便
カナダやアメリカでは、クレジットヒストリーがかなり重視されます。
このクレジットヒストリーは名前の通り信用歴で、これがないと車や家のローンが組めなかったりクレジットカード申請に落ちたりします。
ワーホリだとクレジットヒストリーが無くてもそこまで直接的な影響はありません。
携帯などの契約時に追加でパスポート番号を聞かれたりされるくらいです。
でも、もしMoose(ムース)のようにワーホリ後もこの国が気に入ってもう少し長く住む可能性があるのなら、なるべく早めにクレジットヒストリーに着手する事をおすすめします。
ワーホリに必要なクレジットカード枚数
冒頭でもお伝えしたように、最低2枚は必須です。
その詳しい理由は以下の通りです。
不正利用にあった時の為
最近特に多いのが、クレジットカードの不正利用です。
こう書いてしまうと、クレジットカードを作るのを怖がってしまう人がいますが、きちんと管理をしておけば早い段階で発見できますしカード会社の保証もしっかりしていれば大丈夫です。
ただ、1度不正利用に合ってしまったカードはキャンセルするしかありません。
なので、もしワーホリ用にクレジットカードを1枚だけ作っていてそのカードが不正利用に合ってしまったら手元にクレジットカードが一切ないという事態に。
新しいカードは当然無料で再発行されますが、届け先である滞在先に送ってくれるかは怪しいです。
また、送ってもらえたとしても国際便になるので時間がかかってしまいます。
ワーホリ用クレジットカードの注意事項
ワーホリ用に持参予定のクレジットカードで注意する点は3つ。
手元にあるカードがある場合はすぐに確認しておきましょう。
カード付帯の海外保険は90日間のみ
よく「クレジットカード付帯の海外保険があるから、保険に加入しなくていい!」なんて言っている人がいますが、カードの保険保証期間に注意してください。
ほぼ全てと言っても過言ではないですが、クレジットカード付帯の海外保険には有効期限があります。
日本を出国した日から最長で90日間の保証というカードが多く、長期滞在中全ての期間はカバーされません。
90日間を越える滞在を予定している方、ようするにワーホリで1年を予定されている方は必ず別途保険に加入するのをお忘れなく。
もし、保険料を節約するつもりでクレジットカードを利用するなら、必ずいつから保険が適応されていつ失効するのか再確認しておきましょう。
自動付帯?利用付帯?
クレジットカードを所持しているだけで自動的にカバーされる保険が自動付帯。
逆に航空券を購入するなどして、特定の条件を満たされないと利用できないのが利用付帯です。
あなたの持っているクレジットカードの保険がどのタイプなのかもしっかり確認してくださいね。
カードの有効期限&限度額の確認
新しくカードを発行したのであれば大丈夫ですが、もし既存のカードを持って行くつもりの方は気を付けてください。
初歩的なミスになりますが、意外と見逃しがちです。
有効期限が新しくなったカードは、当然ですがあなたのカード申請時に登録されている住所に届きます。
カナダへ自動的に届いたりしないのでしっかり確認をお願いします。
自動引き落とし設定&十分なお金を口座に入れておく
人によっては、クレジットカードの支払い方法を銀行振込に設定している場合があると思います。
日本にいる家族や友人がわざわざ締日に銀行へ支払いに行ってくれるなら問題はありませんが、そんな人は稀でしょうね。
なので、日本にいなくても支払いがきちんと行われるように自動引き落としの設定をしておきましょう。
また、自動引き落とし設定先の口座に十分なお金を入れておくのもお忘れなく。
資金不十分で支払いが出来てなくてカード停止になったなんて、笑い者ですよ。
ワーホリ出発前にしておくクレジットカードに関する事前準備
申請したカードも届いて、いよいよ準備も最終段階に。
そんなあなたにして頂きたい出発前の事前準備事項3点です。
支払い明細をオンラインで確認できるように設定する
自分のカード使用履歴をオンラインで確認できるようにしておきましょう。
利用明細を紙で日本の自宅に届くようにしている場合は、出発前にオンラインでも見れるように手続きしておいてください。
こまめに利用明細を確認することで、不正利用防止に役立ちます。
盗難・紛失時にかける電話番号を控えておく
カードの裏側に載っている電話番号を別の紙に控えておいてください。
意外と皆さんしていないんですよね。
盗難と紛失なので、当然ながら手元にカードが無くなるんです。
もし書き留めていなかったら、どこにかけるかわからなくなるのですぐに実行してください。
カードの控え番号を信頼できる日本の家族に託しておく
本当は防犯上ダメなんでしょうが、Moose(ムース)が個人的に役に立った経験があるのでお伝えしておきます。
ワーホリ出発前にクレジットカード番号と有効期限、裏の3桁の数字と紛失時にかける電話番号のメモを実家に置いておきました。
滞在半年頃に、とある会社の年会費自動引き落とし設定に問題が発生しました。
その会社の電話は0120の無料通話番号しかなく、海外からだと電話カードを買ってもかけることができませんでした。
結局、日本にいる家族に電話を代わりにしてもらい控えていたカード情報を使って無事解決する事ができました。
無料電話しかない会社ってのも昨今あまりないかと思いますが、そんな事があったのでカード番号を控えて実家に置いておくのは悪いアイデアではないはずです。
また、盗難時にもカード番号の控えがあると本人確認などの手続きがスムーズにいきますのであると便利です。
※ご自身の判断でお願いしますね。
失敗しないクレジットカード選びで楽しいカナダワーホリを
クレジットカードは不正利用が不安だから持ってないという方も多いですが、カナダワーホリでは必須アイテムです。
最低でも2枚は必ず準備しておきましょう。
現地でクレジットカードを調達するという方法もありますが、審査が厳しくて通らない事の方が多いのであきらめた方がいいです。
クレジットカードは、日本出発前の事前準備として時間に余裕を持って申請しておいてくださいね。
この記事が、カナダワーホリに来られる方のクレジットカード選びの参考になれば嬉しいです。
カナダワーホリへ行くのにどのクレジットカードを作るべきか知りたい。
ワーホリ用クレジットカードを作る時に気を付ける点は?
ワーホリで必要なクレジットカード枚数は?