- 2021年のいつから海外旅行に行けるようになるの?
- 価格はどうなるの?
- 予約時の注意事項は?
コロナのせいで海外旅行がほぼ壊滅状態ですね。でも、海外旅行好きの人はだんだん行きたくてウズウズしてきているのではないでしょうか?
Moose(ムース)も含め、行きたい気持ちが抑えきれないあなたにお届けするコロナ収束後の海外旅行計画に関する疑問解決記事です。
これまで友人や相方、家族との旅行など数えると85件以上予約してきたMoose(ムース)が考察する2021年度版の海外旅行計画の未来予想図。
来年の6月にデンマーク旅行を予約した実例をもとに詳しくお伝えしますので、これから海外旅行の予約を考えているあなたの参考になります。
海外旅行へ行けるようになるための条件
2020年10月22日現在の状況を見ると、海外旅行は実質的に難しいです。
2021年2月現在も、各国の規制が緩む気配はありません。
2021年5月現在、国によっては入国規制が変わっている国もあるようですが、コロナ前のように世界中どこへでも行けるという状態には戻っていません。
今までのように楽しく海外旅行へ行くためには、3つの条件が満たされないと現実不可能です。
- 外務省の渡航規制の緩和・解除(旅行先も含む)
- 旅行先、または帰国後の待機期間要請の緩和
- 観光施設の営業再開
コロナウイルスのせいで全てが変わってしまいましたよね。
でも過去を嘆いていてはいけません。
早期収束を祈りつつ、正しい知識を身につけて次の旅への準備を始めましょう。
日本政府(外務省)の対応
日本政府の対応は、あくまで「要請」なので法的拘束力はありません。なので渡航しても法的に問題にはなりませんが、全て自己責任となります。
また、帰国後の14日間にわたる自己隔離や新型コロナウイルスの検査についても強制力はありません。
ゆるゆるの日本政府水際対策には、Moose(ムース)も海外から見ていてヒヤヒヤしていました。が、国民性なのか自警団のような人たちが代わりに個人情報をさらしたりと色々問題になっていましたね。
要は、常識を考えて行動しましょうということです。
政府的には、外務省が海外渡航に関して「感染症危険情報」を発表しています。2020年10月現在で渡航レベルは、4段階中2で依然として注意喚起を促しています。
レベル2:「不要不急の渡航は止めてください。」その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。
旅行会社などには観光庁指導の下、日本旅行業協会(JATA)が「海外旅行の安心安全な実施のためのガイド」を定めて参考にするよう呼びかけています。
このように、日本では基本的に個人や企業の自主性に任せた政策がとられているので、結局すべては自己責任という方針です。
海外政府の対応
渡航先の国にもよりますが、法的強制力がある国もあり日本のように甘く考えていると痛い目にあいますよ。
アメリカの場合
渡航者の入国は受け入れていますが、米国疾病予防管理センター(CDC)は日本の感染症危険情報度合いを依然レベル3(渡航中止勧告)としています。
入国後は14日間の隔離が義務付けられていて、州同士の移動でも必要書類を提出しないと$2000ドルの罰金が課せられる州もあります。
カナダの場合
2021年4月21日2020年10月31日までは、外国籍の入国を禁止しています。
異変種株・ワクチン接種の遅延・第3波の影響などでまだまだ入国規制は解かれていません。カナダ国内では第2波が懸念され始めたため延長される可能性はかなり高いです。
州によっては、緊急事態宣言同様の制限が1ステージ前の厳しい条件に戻っている州もあるので先は長そうですね。
また、アメリカーカナダ間の往来も例外を除いては禁止されています。
カナダもアメリカ同様14日間の自己隔離が義務付けられていて、違反すると罰金が課せられますので注意が必要です。
その他の国の場合
日本人に対して入国制限措置を行っている国は、2020年10月22日現在で89か国/地域となっています。
また、入国後に何らかの行動制限をしているのは104か国/地域です。
他国の詳しい渡航制限については外務省のホームページに載っていますので、確認してみてください。
2021年海外旅行の諸費用価格予想と実例
海外旅行にかかる費用は、高くなると予想しています。
いえ、すでに高くなっていましたので予想は合っています。
価格が上昇する理由は、競合の倒産で宿泊施設数や飛行機の便数が減っているからです。
現在ホテルや航空券の検索をすると破格の値段が表示されますが、それは観光客の数自体がいないからです。
どんなに値段を下げてプロモーションをしても、政府が入国を拒否していては一個人では何もできません。
なので現状は価格が下がっていますが、海外旅行が出来るくらいの時期になれば価格は絶対に高くなります。
これからは海外旅行自体が少し手が届きにくい存在になりそうで、個人的にはすごく残念です。
2021年6月コペンハーゲンの旅行予約にかかった費用
本来なら2020年6月に行っていたはずの全く同じ日程の旅費と比較してみました。
航空券(カナダからデンマーク) | 滞在費 | |
2020年6月 | $996.47 | 7泊 $883.43 |
2021年6月 | $1108.45 | 10泊 $1612.63 |
費用の比較をご覧いただくと一目瞭然だとおもいますが、値段がしっかり上昇しているのが分かりますよね。
飛行機なんて時間も便名も全く同じなのに、111.98ドルも値上がりしています。
1番ひどかったのは滞在先です。
確かに3泊増えましたが729.20ドルも追加で支払わなければいけませんでした。
1泊126.20ドルだったのが161.26ドルになっているので、計算すると1泊35.06ドルも値上がりです。
正直、コロナで大変なこの時期に来年の旅の予約なんて不確定要素が多すぎて自分用では絶対にしません。
でも、予約せざるを得ない状況に置かれていました。
- コロナでキャンセルになった航空会社からの払い戻しチケットの有効期限が1年以内だった。
- コロナで行けなかった滞在先が返金に応じておらず、その宿泊先でのみ使えるクレジットとして1年以内に使用しなければいけなった。
- とある予約の頭金500€(61795円相当)をすでに支払ってしまっていた。
予約をしなければ相当な金額が手元に戻ってこず無駄になってしまうから致し方ありませんが、かなり財布に大打撃です。
詳しい内容は、返金される?コロナで行けないホテルズドットコムの返金不可ホテルをキャンセルする場合を読んでみて下さい。
2021年海外旅行予約時の注意事項
経験から言わせて頂きます。2021年の海外旅行を予約をする上での注意事項は2つ。
- 保険に必ず加入!
- キャンセルについて詳しく調べておく!
この2つをしっかり抑えておきましょう。
クレジットカード付帯の保険+航空券購入時の保険は必須
コロナキャンセル騒動で、1番自分を褒めたいと思った点は航空券購入時に保険に加入していた点です。
実は今回キャンセルになった飛行機のチケット、保険を使って現金を返金してもらえたのです!
普段、国内短距離移動の航空券購入時は保険に加入しないのですが、海外旅行などの長距離では絶対に追加で保険に入るようにしていました。
今回キャンセルになったカナダーデンマーク間の航空券も、もちろん追加で保険に加入していました。
この時はエクスペディアが最安値だったので、エクスペディアで航空券を購入しました。
エクスペディアのカナダサイトだとオプションでいつも必ず保険に加入するか聞かれます。
この保険、当然色々と条件はありますが100%飛行機のキャンセルと遅延をカバーしてくれるのです。
でも日本のエクスペディアだと聞かれません。
なので、必ず別途で海外旅行保険、特に飛行機のキャンセルと遅延の保証がある保険に加入しましょう。荷物保証もあればなおいいですね。
飛行機のチケットの話ばかりになりましたが、けがや病気にかかる可能性ももちろん忘れてはいけません。
特にコロナ後の旅行となると、ワクチン接種による抗体が世界中の人にできるのに時間がかかりそうですし、発症したとして現地での病院を受診して診察代を・・・なんて思うだけで恐ろしいです。
念には念を、2021年の海外旅行予約時には万が一に備えるというのは必須だと言えます。
海外旅行保険は比較してどこがいいか選ぶのをおすすめします。
海外旅行保険のAIGは無料資料請求ができるので参考にどうぞ。
お守りという意味では、年会費が無料なのにかなり高い保証額のあるクレジットカードを一枚持っていると安心ですね。
年会費永年無料の楽天カード個人旅行者は特に念入りにキャンセル要項を確認
大手旅行会社が主催のツアーなどは、キャンセルについて明白ですのであえてここでは言いません。
でも、注意して欲しいのは個人手配をする旅行者さんです。
これはMoose(ムース)も当てはまるので詳しく注目事項をお伝えします。
例えば今回のMoose(ムース)の場合。
コロナで強制キャンセルになった宿は、超格安返金不可の宿でした。
皆さんも経験ありますよね?
宿の予約時にキャンセル料が数日前まで無料のプランは少し割高で、キャンセル不可が最安値の場合に悩む事。
個人的意見では、航空券を買っている時点でキャンセルがあり得ないので最安値でいいと思っていました。
ですが、今回の1件で考えさせられました。
キャンセルを受け付けていないプランを予約するリスクは、このコロナ後の海外旅行では高すぎます。
想像してください。
もし、自分じゃなくても誰かが感染していて同じ飛行機にいたため隔離、なんて事態を。
そうすると当然、旅行を計画通り進めることはできませんので宿をキャンセルもしくは変更しなくてはいけなくなります。
その時に激安キャンセル/変更不可の宿だと、たとえ数泊でもぜーんぶ無駄です!
お金は返ってきませんのであなたの純損失です。
そんな勿体ないこと、Moose(ムース)は考えられません!
なので!
2021年の海外旅行予約、特に個人旅行予約は必ず変更やキャンセルがギリギリまで可能かどうかを知らべたうえで予約するようにしましょう。
2021年の海外旅行は夏からゆっくりと
各国のコロナウイルスの状況を見ても、来年の春先まではこの混乱が続きそうです。
でも、厳しい規制ばかり続けられない国の懐事情もあるので長くはもたないはずです。
アメリカ・ハワイ州の例を見習って、14日間の自己隔離免除プログラムといった規制緩和が各国に浸透して、早く海外旅行が出来る世の中になって欲しいと心から思っています。
でも、完全に元のようになるには時間がかかります。
コロナと共存と言われているぐらいなので、2021年の海外旅行は以前とは少し違った旅行になるはずです。
渡航先の情報をしっかり入手した上で、安全第一で旅を楽しんで下さい。その為の情報もしっかり提供できるようブログの更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。