スペインの画家、エル・グレコが愛した景色が今でも残るトレド。そのトレドの美しい街を周遊してくれるのがソコトレン(Zocotoren)という列車型ミニバスです。
今回は、トレド観光でソコトレンを利用するメリットとデメリットを実体験をもとに紹介します。
ソコトレンのメリット
まずは、実際に乗車した経験からメリットをお伝えしたいと思います。
絶景ポイント ミラドール デル バイエ/バジェで記念撮影プラス市内周遊
1番のメリットは、トレドの街を軽く周遊しながら、絶景ポイントであるミラドール デル バイエ/バジェ(Mirador del Valle)で写真撮影ができる事です。
この写真は、Moose(ムース)が訪れた1月上旬のものです。
丘に到着した時に曇っていたのが残念でしたが、とても素晴らしい景色でしたよ。
古都トレドの美しさを写真に残す、ベストスポットといっても過言ではありません。
ただ、Moose(ムース)の写真のスキルがイマイチのため、ちょっと残念な写真となってしまいましたが・・・。
ソコトレンの運転手さんは、絶景ポイントに到着すると写真タイムのため一時停車してくれます。
冬で観光客が少なかった為か、結構長時間停車していてくれました。
そのおかげで、思う存分美しいトレドの街をカメラに収めることができましたよ。
古都トレドの美しい写真がとれる展望台
ミラドール デル バイエ/バジェ(Mirador del Valle)は、トレドの旧市街を一望できる展望台です。
トレドの街の外にある小高い丘に位置し、テージョ/タホ川(El río Tajo)の南側からトレド大聖堂やアルカサルを見おろすことができます。
アクセス方法
ミラドール デル バイエ/バジェ(Mirador del Valle)へのアクセス方法は、
- 徒歩(無料)
- 市バス(往復€2.80)
- ソコトレン(€6.50)
- タクシー(往復€8.50~)
- CitySightseeingの赤い2階建て観光バス(€18.50~)
ちなみにこの順番は、費用の安い順に並べています。
到着後すぐに乗る事で、トレド観光の雰囲気がつかめる
ソコトレンの2つ目のメリットは、展望台へ向かうためにトレドの街を軽く周遊してくれる事です。
乗車するためのチケットは、ソコドベール広場で販売しています。
ソコドベール広場は、街の東側に位置する観光の中心地となっている場所です。
売り場の近くには、ツーリストインフォメーションや血のアーチ(アルコ・デ・サングレ)があります。
ソコドベール広場から出発して、時計周りに街の外を回ります。
途中下車はできませんが、ビサグラ新門・アルカンタラ橋・アルカサル・サン マルティン橋・太陽の門などを経由してソコドベール広場へ帰ってきます。
ざっくりと街全体を観光する前に知ることができるので、後の予定が立てやすくなり観光がはかどります。
ソコトレンのデメリット
もちろんメリットばかりではありません。デメリットもしっかりお伝えしますよ。
ソコトレンの出発時間が自分の予定と合わないとタイムロスする
トレドの到着時間によって、ソコトレンの発車時刻に間に合わない場合があります。
出発時間を逃すと次の回まで待たなければいけなくなり、貴重な観光時間を無駄にしてしまう可能性があります。
このように、チケットを購入してからも発車までには少し時間があるので、1本逃すとかなりのタイムロスになります。
拘束時間が長め
最初のデメリットと少しかぶりますが、トータルで所要時間が長いです。
実際にソコトレンに乗っている時間だけでなく、チケットを購入してから出発するまでの時間があるので、タイミングによっては軽く1時間以上合計で費やすことになります。
日帰りで、お昼ごろに到着される方だったら市内観光の時間が結構減ってしまう可能性があります。
ソコトレンはおすすめなのか?
観光時間がゆったりめにとれている人(早朝から訪問している方や宿泊予定の方など)にはぜひ利用してもらいたいですね。
特におすすめはトレド到着後すぐに乗車することです。
トレド観光の雰囲気はつかめるし、アトラクションチック(市内はけっこうガタガタと揺れます!)で乗っていても楽しいです。
逆におすすめしない人は、時間制限されたくない方ですね。
拘束時間が長いので、発車時刻にピッタリ予定があう方以外はおすすめしません。
さらに、絶景写真をじっくり気のすむまで撮りたいという方などは、撮影時間の限られたソコトレンには向いていないと思います。
ソコトレンのメリット・デメリットを知ることで、これからトレド観光をしようという方のお役に立てればうれしいです。