もうすぐ退役?タイ航空B747-400ビジネスクラス搭乗記【デリーからバンコク】

タイ

インドのデリーからタイのバンコクまで、タイ国際航空B747-400機のビジネスクラスを利用した搭乗記録です。

気になる機内食のメニューからアメニティキットや座席の様子まで、約4時間30分の空の旅で感じた事をしっかりレポートしてシェアしたいと思います。

今回ビジネスクラスを利用できたのは、マイルを貯めたご褒美無料特典航空券のお陰です。

記事の最後に、コツコツ貯めれば夢のビジネス・ファーストクラスの空の旅がだれでもできる方法も紹介していますのでみなさまの参考にして頂ければ嬉しいです。

タイ国際航空TG316便ニューデリー発バンコク行き

2020年2月14日、世間様はバレンタインでうきうきしている時に、おひとりさまでバンコクへ行って参りました。

今回の旅はカナダのトロントから始まっており、最終目的地はマレーシアのクアラルンプールを経由しての日本です。

12日の夜からトロントを出発しているので、旅を始めてから時差も合わせてすでに1日経過しています。

乗り継ぎの関係でタイのバンコクへは、インドの首都にあるインディラ・ガンディー国際航空を深夜00:20分に出発します。

搭乗飛行機:ボーイング社の747-400

今回Moose(ムース)が搭乗したタイ国際航空TG316便は、ボーイング社の747-400という機体です。

インドの首都デリーからタイの首都バンコクまでの飛行時間は、約4時間30分です。中距離フライトなので、タイ航空で1番最新な機体A360 に乗れるはずは無いと予想はしていました。

してはいましたが、やっぱりちょっと残念です(笑)

各航空会社ではB747の退役が進んでいるとのことですが、タイ航空のインド~タイ間の中距離フライトにはまだまだ使用されているようです。(2020年2月現在)

ビジネス・ファーストクラスの座席マップ

タイ国際航空TG316便で使用した機体のビジネスクラスとファーストクラスの座席表を公式サイトよりお借りしました。

出典:タイ航空公式ページよりB747-400機の座席マップ

出典:タイ航空公式ページよりB747-400機の座席マップ

この飛行機も、小さい面積ではありますが2階建てでした。

実はMoose(ムース)、飛行機の2階席に乗ったことが無かったのでこの機会に1回乗ってみたいなーと、密かに期待を膨らませていました。

タイ航空B747-400ビジネスクラス搭乗記

トロントからデリーまで14時間30分ものフライト後なのと、バンコク行きが深夜便ということも重なって、かなり疲れがたまっていました。

しかし!

タイ国際航空ビジネスクラスということで、ドキドキしながら優先搭乗をしました。

座席へ案内されるとなんと、期待していた2階席!!

タイ国際航空TG316便ビジネスクラス2階席からの眺め

タイ国際航空TG316便ビジネスクラス2階席からの眺め

座席の窓からは、ANAの機体が見えました。それにしてもさすが2階席、高いです!

座席と設備

お待ちかねのタイ航空ビジネスクラスの座席です。シートにはタイ航空のお花、胡蝶蘭とともにヘッドフォン・ブランケット類が用意されていました。

タイ航空TG316便ビジネスクラスの座席

タイ航空TG316便ビジネスクラスの座席

生花を乗客全て(ビジネスとファーストだけ)の数わざわざ用意するなんて、なんてコストが高い!でも大好きです、こういう気づかい。

脱線しましたが、座席の説明に戻りますね。

座席にはUSBポートと、ヘッドフォン用の差し込み口がそれぞれの座席に備わっています。

タイ航空TG316便ビジネスクラスの座席にあるアウトレット

タイ航空TG316便ビジネスクラスの座席にあるアウトレット

写真を撮り忘れましたが、タイ航空B747-400型機のビジネスクラスの座席はフルフラットにならないタイプです。アームレストにあるリモコンで操作すると、167°まで倒れます。

Moose(ムース)
実際、180°フルフラットじゃなくても十分快適でぐっすり眠れましたよ。
今回はアッパーデッキの窓側席でしたので、アームレストの横に大容量ストレージがついています。

通常ならオーバーヘッドビンに荷物を収納しますが、ここに収納しておけば荷物の出し入れを座ったまま好きな時に行えるのでとっても便利でした。

タイ航空TG316便ビジネスクラスのリクライニング操作盤とアメニティ

タイ航空TG316便ビジネスクラスのリクライニング操作盤とアメニティ

個人用のモニターは、エアカナダのビジネスクラスの方が豪華でしたね。

タイ航空TG316便ビジネスクラスの個人用スクリーン

タイ航空TG316便ビジネスクラスの個人用スクリーン

写真では少しわかりにくいですが、足元のスペースは152センチと超広々です。エコノミークラスは86センチなので、違いがお分かりいただけると思います。

座席と座席の間は、ちょっと微妙な仕切りで分けられます。

タイ航空TG316便ビジネスクラスの座席ディバイダー

タイ航空TG316便ビジネスクラスの座席ディバイダー

今回は隣に誰も座っていなかったので良かったですが、相席だとせっかくのビジネスクラスの雰囲気が一気にエコノミークラスになるような気がします。

なんだかんだと座席周りをチェックしている最中に、ウェルカムドリンクを持ってフライトアテンダントさんが挨拶しに来てくださいました。

いつもならスパークリングワインをお願いするのですが、疲れていたのもあってソフトドリンクをお願いしました。

タイ航空TG316便ビジネスクラスウェルカムドリンクとラコステアメニティキット

タイ航空TG316便ビジネスクラスウェルカムドリンクとラコステアメニティキット

なんでもない写真ですが、胡蝶蘭の花があるだけでなんか絵になるような気がしてきますね。

お手洗い(ラバトリー)

タイ航空のビジネスクラスのお手洗いはエアカナダとは違っていて、ちょっと高級感がありました。

なんとまぁハナ・はな

タイ航空TG316便ビジネスクラスのラバトリー内様子

タイ航空TG316便ビジネスクラスのラバトリー内様子

イメージフラワーの胡蝶蘭に布ナプキンやハンドクリーム、そしてトイレの消臭スプレーまで用意されていました。

お手洗いのサイズなどは同じような感じですが、やっぱりこういう細かいところ(生花とか)まで気を使っているのがアジア系航空会社だなーと思いました。

アメニティキット

密かに楽しみにしていたのが、このアメニティキット。エアカナダのポーチは可愛げが全くない(大変失礼ですが)ので、タイ航空はどんなアメニティキットをくれるのかワクワクしていました。

すると!

タイ航空ビジネスクラスアメニティキット2020年デリーーバンコク間

タイ航空ビジネスクラスアメニティキット2020年デリーーバンコク間

なんとブランド!しかもラコステさんではありませんか。色もワニさんと同じカーキでMoose(ムース)的にはお好みです。

中身は、歯ブラシ歯磨き粉キット・マウスウォッシュ・ヘアーブラシ・ハンドクリーム・保湿リップでした。

機内食

中距離フライトでしたので、機内食は1回です。しかし出発が深夜だったので、真夜中の2時頃にかなりガッツリとした夕食メニュー・・・。

いつものようにフライトアテンダントさんが、離陸前にメニューを聞いて回っていました。

食い意地が張っているMoose(ムース)は、もちろん真夜中2時の夕食メニュー、もとい夜食を注文。でも、聞き耳を立てて他の人の注文を聞いていると食べない人が大多数!

ま、普通そうですよね(笑)

離陸後のおつまみと飲み物

離陸後少ししてから、定番のおつまみと飲み物のサービスから始まりました。

タイ航空TG316便おつまみと飲み物の例

タイ航空TG316便おつまみと飲み物の例

飲み物はコロナウイルスの影響なのかはわかりませんが、ワゴンサービスではありませんでした。

事前に何が飲みたいか聞かれて、それをおつまみと一緒に持ってきて頂きました。タイ航空のおつまみはミックスナッツとドライフルーツでした。

夕食のメニュー

気になるガッツリ深夜のお夜食メニューはこちらです。バレンタイン当日だったのでなにかスペシャルなメニューがあるのか期待しましたが、残念ながらありませんでした。

タイ料理・多国籍料理・地元料理の3つのタイプから選ぶようです。

タイ航空TG316便ビジネスクラスのメニュー2020年版

タイ航空TG316便ビジネスクラスのメニュー2020年版

Moose(ムース)は辛いものがダメなので、消去法で多国籍料理にしました。

Moose(ムース)
せっかくのタイ航空なのでタイ料理をチョイスしたかったのですが、メニューにレッドカレーとあります。以前タイレストランで友人のを味見させてもらって、辛くて食べられなかったのを思い出してやめました。
料理は、前菜・主菜同時にトレーに乗って提供されます。

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版の多国籍料理の例

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版の多国籍料理の例

持ってきて頂いた料理についていたバターが胡蝶蘭の形でした。こういう細かいところまでこだわっているのがいいですよね。

お味はなかなか美味しかったです。鮭にかかっているソースがほんのり甘くクリーミーでツボでした。

Moose(ムース)
真夜中2時だったので全部食べ切れるか心配しましたが、パスタも全部キレイに完食しました。
食べ終わった後に、プレデザートのチーズとフルーツについて聞かれましたので、「もちろん頂きます」と返事しました(笑)

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版デザートメニュー

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版デザートメニュー

チーズと果物はすでにお皿に盛った状態で提供されました。こちらもコロナウイルスの影響でしょうか、カートでサービスではありませんでした。

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版チーズとフルーツ例

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版チーズとフルーツ例

デザートは、ロンガンというライチにそっくりな果物のゼリーかチーズケーキという選択でしたので、チーズケーキをチョイス。

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版デザートのチーズケーキ例

タイ航空TG316便ビジネスクラス2020年度版デザートのチーズケーキ例

底のラズベリーソースが濃厚なチーズケーキとマッチして美味しかったです。なんだかんだと深夜3時頃までたらふく食べてしまいました

そのくらいタイ航空の機内食は美味しかったということで(笑)

中距離フライトだと満足なタイ航空B747-400機

退役がささやかれているタイ航空B747-400型機のビジネスクラスは、中距離フライトだったので満足できました。

タイ航空のサービスはすごく素晴らしかったのでぜひまた利用したいですが、B747-400型の機体はパスしたいです。

当然エコノミークラスと比べると快適度は雲泥の差ですが、機材の違うビジネスクラス同士を乗り比べると少し微妙に感じました。

当然最新型の方がいいに決まっていますが、この機体も一昔前は最新だったのになぁと少しセンチになるビジネスクラス体験でした。

Moose(ムース)がビジネスクラスに搭乗できる理由

庶民であるMoose(ムース)がビジネスクラスに搭乗できる理由はズバリ、マイルのお陰です。

特別なことはしていません。地味にコツコツ貯めるだけで、40万円~80万円相当の無料特典航空券が手に入ってこんなに素敵な体験が出来るのです。さっそく今日からあなたも一緒に貯め始めましょう!

カナダでプチ陸マイラーになった成果報告

2018年:トロント~東京(成田)間・人生初のビジネスクラス里帰り(片道)

2020年:トロント~マレーシア(クアラルンプール)間のビジネスクラス旅行(片道)

2020年:東京(成田)~トロント間のビジネスクラス帰国(片道)