- スロバキアビールってどんなん?美味しいん?
- 日本人の口にあう?
- 現地で飲んどくべきおすすめが知りたい。
今回はそんな疑問にお答えする記事を用意しました。
スロバキアのビールってあまり知られていないですが、ぶっちゃけかなり日本人の口にあいますので、ぜひ現地で実飲して頂きたいです。
どうしてスロバキアのビールが日本人の口に合うのかというと、
- スロバキアでは、日本同様ラガーやピルスナースタイルのビールがよく親しまれているから。
- スロバキアのビールは、伝統的な製法と国内の厳選材料を使用した、爽やかで飲みやすい味わいのビールが多いから。
さらに、けっこうボリューミーでずっしりとお腹にたまるスロバキアの伝統料理や郷土料理に、このさっぱりとした飲みやすい地ビールを合わせることで病みつき度が上がるからです。
飲兵衛のMoose(ムース)が自信をもっておすすすめする、スロバキア旅行中にぜひ楽しんで頂きたいビールを紹介しますのでぜひ最後までお付き合いください。
スロバキアビールの基本情報
先ほども軽くお伝えしましたが、スロバキアのビールの歴史はかなり古く、中世ごろまでさかのぼります。
これからおすすめするビールの銘柄紹介内でも触れますが、13世紀ごろには修道院や地方の醸造所でビール作りが始まっていました。
その後、ハプスブルク帝国の発展により、隣国のチェコやオーストリアなどの影響を受け醸造技術やビアスタイルが多様化されます。
その後、19世紀後半の産業革命によって大型の醸造所などが建設され始め、生産量と品質が向上し、現在のスロバキアビール文化の基盤となっていきました。
スロバキアで好まれているビアスタイル
スロバキア国内で愛されているビアスタイルは主に以下の3つです。
- ラガー
- ピルスナー
- ダークラガ―
また、最近ではクラフトビールの生産が盛んになってきており、地元産の素材やオリジナルレシピを使用した創造的なビールが沢山誕生しています。
クラフトビールは小規模生産な事が多いので、国外流通のチャンスは滅多にありません。
スロバキア旅行中でしか味わうことの出来ないビールに巡り合うための、ブルワリー巡りなんてのも旅行のアイデアに加えてみても面白いかもしれませんね。
現地で飲んで欲しいおすすめのスロバキアビール7選
Moose(ムース)が実際に飲んだおすすめのビールと、飲みたかったけど出会えなかったビールを合わせてご紹介いたします。
ズラティー・バジャント(Zlatý Bažant)
スロバキアビールと言えば、このブランドを上げる人が多いでしょう。
このブランドは、1969年から醸造している老舗メーカーとなります。
ズラティー・バジャントはスロバキア国外でもかなり流通していて、緑のパッケージのピルスナーが最も有名です。
ピルスナー独特のイイ感じの苦みがありながら、キレのある爽やかなのど越しが美味しかったです。
英語ではゴールデン・フェザント(Golden Pheasant)といい、この名前の方がMoose(ムース)の生息地であるカナダでは有名ですね。
ズラティー・バジャントでMoose(ムース)が一押しなのがこちらのダークラガーです。
香ばしくローストされた麦芽の風味と、ほんのりとした甘みのあるとっても癖になるビールでした。
黒ビール好きさんは必飲して損はしないビールです。
公式サイトのリンクを貼っておきますので、現地でしか手に入らないビールをぜひ下調べしてみてください。
シュタイガー(Steiger)
こちらのシュタイガービールは、スロバキア初のビール醸造所として設立されてから今日まで醸造を続けている、歴史の重みたっぷりのビールです。
缶にもあるように、1473年から醸造されていて、スロバキアが誇るビールブランドの1つとして国民からも愛されています。
背景が色々と写り込んでいて申し訳ないのですが、美しい黄金色のボディーに負けないホップの存在感がいい仕事をしているビールでした。
ちなみに、シュタイガーは緑色の缶の「10%」がよく国外にも流通しているようです。
現地でしかなかなか入手できないビールを味わいたかったので、Moose(ムース)はあえて写真の「12%」を選びました。
余談ですが、この「10%」とか「12%」とかの数字を最初、アルコール度数かと勘違いしていました(笑)
実際は、緑色の「10%」でアルコール度数4%。
写真の「12%」でアルコール度数5%です。
公式サイトのリンクを貼っておきますので、現地でしか手に入らないビールをぜひ下調べしてみてください。
ケルト(Kelt)
ケルトビールは、ロゴだけ見るとなんだか凄くパンチの効いた後味しっかりな力強いビールを想像しますが、飲んでみるとバランスの取れた飲みやすいビールでした。
ケルト人の文化や技術を尊敬・尊重したビールの醸造を目指しているブランドです。
公式サイトのリンクを貼っておきますね。
スメドニー・ムニーフ(Smadny Mnich )
直訳で喉が渇いた僧侶という意味のスメドニー・ムニーフ。
パッケージも僧侶がビールジョッキを持って勧めてくるので覚えやすいですね。
シャリシャ地方のシャリシャ城の最初の修道士の間で醸造されていたという歴史をもったビールなので、パッケージにもビールの名前にも僧侶が載っているのに納得です。
こちらのビールもスッキリとした味わいで、かなり軽い感じでした。
Moose(ムース)がおすすめしたいのは、こちらのスメドニー・ムニーフのラドラー(レモン)。
定番ビールも美味しいですが、やはりMoose(ムース)は現地でしか買えないであろうビールを試したい派です。
旅をしたのは冬でしたが、冬でも喉はかわくものです(笑)
このスメドニー・ムニーフのラドラーは、ごくごくいけちゃうビタミンCウォーターのような味でした。
ラドラーにも色々なフレーバーがありますが、こちらは正統派のレモン。
かなりあっさりしていてレモンの酸味も感じる味なので、リフレッシュしたい時や脂っこい物の後の口直しに最高です。
シャリーシュ(Šariš)
今回Moose(ムース)は飲む事は叶いませんでしたが、スロバキア国内でかなり知名度の高いビールです。
1967年に最初のシャリーシュビールが醸造されて以来、歴史と伝統、さらに原材料にこだわった醸造を続けています。
スロバキア麦芽・スロバキア山脈からの水、それに独自のホップを合わせることで「心に火花を散らすビール」を提供しています。
このビールのロゴである星のようなマークは、そんなブランドコンセプトからきているんですかね?
写真が無くて申し訳ないですが、公式サイトのリンクを貼っておきますので、このビールが気になる方はどうぞ。
ツォルゴン(Corgon)
ツォルゴンビールの醸造歴史は古く、1896年まで遡ります。
その後、歴史的・経済的な紆余曲折を経て現在はハイネケンに傘下にあります。
写真のツォルゴン・ライトは、バランスがとれたかなり口当たりのいいビールでした。
アルコール度数も3.8%といい感じ。
苦味が苦手な方におすすめです。
Moose(ムース)はもっとドーンとくる濃い味が好きなので、ライトじゃなくてほかのにすれば良かったと後悔しました。
公式サイトのリンクを貼っておきますので、現地でしか手に入らないビールをぜひ下調べしてみてください。
ウルピナー(Urpiner)
国際賞の受賞など、近年国内外でも知名度が高まっているビールブランド、ウルピナー。
写真のウルピナーはクラシック10°で、キリっとした味わいがクセになるビールでした。
どっしりとした料理とペアリングすると、より一層シャープさが際立って止められなくなりました(笑)
公式サイトのリンクを貼っておきますので、現地でしか手に入らないビールをぜひ下調べしてみてください。
スロバキアのおすすめクラフトビールブルワリー2選
飲兵衛Moose(ムース)の独断と偏見で選ぶ、クラフトビールブルワリーを紹介します。
Moose(ムース)は残念ながら1日しかスロバアキアに滞在していなかったので、ブルワリー巡りができませんでした。
ですが、もし機会があれば絶対に自分が行きたいブルワリーをセレクトしましたので、参考までにどうぞ。
カルテネッカー(Kaltenecker)
個性的で高品質なクラフトビールを醸造しているカルテネッカーは、ラガーやピルスナーでは物足りない方におすすめです。
ブルワリーは遠いですが、ブルワリーに行かなくてもスロバアキアの首都・ブラチスラバ市内の色々なお店でカルテネッカーのビールを味わう事ができます。
公式サイトのリンクを貼っておきますので、現地でしか手に入らないビールをぜひ下調べしてみてください。
ERB
こちらも首都であるブラチスラバから遠いですが、あまり国外に流通していない地ビールなので、もしスロバキア国内で見かけたらぜひ挑戦してみて欲しいビールです。
実はこのブルワリー、日本だけでなくノルウェーやオーストリア・オーストラリアなどの熱烈な輸出オファーを蹴っているのです。
各国から熱烈なオファーを受けるほどのビール、飲んでみたいと思いませんか?
公式サイトのリンクを貼っておきますので、現地でしか手に入らないビールをぜひ下調べしてみてください。
スロバキアビールは日本人好みのラガー・ピルスナー天国
あまり認知度が高くないスロバキアビールですが、魅力は伝わりましたでしょうか?
伝統的なラガーやピルスナーから、創造的なクラフトビールまで、スロバキアビールはあなたを飽きさせません!
これからスロバアキア旅行へ出かける方や、飲んだことのないビールを試してみたいビール好きさんの参考になれば嬉しいです。
スロバキアビールについての疑問や感想がありましたら、ぜひコメント欄でお聞かせください。