- プラハ市内をお得に回りたい
- 言葉がわからないから、公共交通機関を使えるか不安
そんな方のために、写真付きでプラハの公共交通機関であるメトロ(地下鉄)・バス・トラム(路面電車)の切符の買い方をお伝えします。
どの国への旅でもそうですが、お得に市内観光するには公共交通機関の利用は必須。
でも、システムが国によって違うので混乱したり分からないことが多いですよね。
そんなあなたの不安を取り除くためにこの記事を書きました。
プラハでお得に市内観光するために、公共交通機関を乗りこなしちゃいましょう。
プラハの公共交通機関チケットの買い方
プラハの公共交通機関はメトロ(地下鉄)・バス・トラム(路面電車)です。
乗車のためのチケットはすべて共通で、1つのチケットで全ての公共交通機関に乗ることができます。
チケットは時間制限があり、制限時間内ならどの公共交通機関を組み合わせて乗っても大丈夫です。
料金
有効期限 | 大人(15-60歳) | 子供(15歳以下) | シニア(60歳以上) |
30分 | 24コルナ | 12コルナ | 12コルナ |
90分 | 32コルナ | 16コルナ | 16コルナ |
24時間 | 110コルナ | 55コルナ | 55コルナ |
72時間 | 310コルナ | ー | ー |
チケットの料金は、エリアと時間によって金額が変わります。
上の表は2021年1月に確認したものですが、実際の金額は公式サイトで行く前に確認してくださいね。
エリアですが、空港も含めてプラハ市内を観光するのであれば同じエリア内なのでエリアの違いによる金額を気にする必要はありません。
大きい荷物持ち込み時の追加料金
プラハの公共交通機関に大きな荷物を持ち込むと、運賃のほかに追加料金16 CZKがかかります。
持ち込める荷物の最大規定は以下の通りです。
- 最大50 × 60 × 80 cmの荷物
- 長さが 3 m もしくは直径25 cmの円柱または筒状のもの
- 寸法が150 × 150 × 10 cmの板状のもの
最大規定以外として、
- 最大寸法25x45x70cmの荷物3つまでで、重さ合計が50キロまで
- 最大100x100x5cmの板
- 長さ最長150cm または直径最大20cmmの棒
- 25x45x70cm以上のカゴに入れた動物
- 1つのカバーに最大2つのスキー板またはスノーボード
などのルールがあります。
16コルナ払わなくていい荷物もありますのでお伝えしておきますね。
- 子供と一緒のベビーカー
- 自転車(バスは不可。例外の路線あり。147番、メトロは先頭もしくは最終車両のみ、トラムは規定のルートのみ)
自転車のルールは細かくなっていましたので、もし旅行中にレンタサイクルされる予定の方はルールをよく確認してください。
購入場所
チケットが購入できる場所はいくつかありますので、リストアップしておきますね。
- メトロ・トラム・バス停にある券売機
- 駅のブース/インフォメーションセンター
- キオスク(コンビニのようなお店)
- ホテルの受付
- バスの運転手
購入方法
券売機は、新式と旧式があります。
券売機があるのは地下鉄の駅がほとんどです。
トラム乗り場では見かけない事が多いので注意してください。
旧式の場合
旧式は基本コインしか受け付けないタイプで、まだまだプラハ市内の至る所に設置されています。
写真が消えてしまったので、自作の絵で申し訳ない。
旧式は、購入したいボタンを押してコインを入れるだけの単純構造です。
①番のある左上のボタンで90分のチケット、その下の②で30分のチケット、真ん中1番上の③番は24時間のチケットです。
購入前に液晶に写っている金額を確認して、自分が欲しい正しいチケットなのか確認してくださいね。
新式の場合
次に新式の購入方法です。
まず、販売機で言語選択します。
この写真も撮っていたのに無くしてしまったので、上記の左の絵を参考にして下さい。
言語選択は国旗を選ぶので、英語の場合はイギリスの国旗をチョイス。
言語選択で選んだ言語に切り替わったら、チケットの購入なので真ん中の「Fast purchase without a guide」を選びます。
次にチケットのエリアを選択します。(上記の絵の右側参照)
市内観光や空港までは「Prague(MHD)」のエリア内なので、左のボタンを押します。
次に大人、子供、シニアを選択します。
その後は何分間のチケットにするかを選びます。
映り込みがひどくて申し訳ないですが、唯一残っていた切符購入画面です。
ここで画像のように左端の「Prague Full price」を選択してからチケットを選んでください。
大型の荷物がある方で、24時間のチケットを選んでない方は「Baggage」のチケット購入もお忘れなく。
支払い方法は、現金とクレジットカード(ビザとマスターカード)が利用できます。
公共交通機関でクレジットカードが利用できるのはすごく便利だし嬉しいサービスです。
クレジットカードもタップ機能がついていますが、もし機械がうまく読み取れなければカードを差し込んで使用します。
支払いが終われば、切符が取り出し口から印刷されて出てきます。
現金で払った人でお釣りがある人は、切符ど同じ所にお釣りがジャラジャラ出てきます。
購入してすぐにチケットが有効になるわけではない(詳しくは乗車方法で説明しています)ので、混雑する朝や夕方のラッシュアワーに券売機に並んでチケットを買うのを避ける事ができます。
チケット購入に時間を割かずにたっぷりと観光に使いましょう。
プラハの公共交通機関メトロ・バス・トラム乗車方法と注意事項
乗車方法は、購入したチケットを改札機がわりの刻印機に通して有効化するだけです。
刻印方法はシンプルで、チケットに印刷してあるオレンジ色の矢印を差し込むだけです。
これは、プラハ中のどの公共交通機関に乗車しても同じです。
トラムにある刻印機の写真はこちら。
基本的にドアのすぐそばにあるので乗り込んだらすぐに押しましょう。
チケットを初めて使う駅で時刻を印字してから、切符の時間がカウントダウンされ始めます。
刻印はうっかりしてると忘れてしまいがちなので、注意してください。
この刻印を忘れると、切符を持っていても無賃乗車扱いになります。
無賃乗車について
プラハの地下鉄には、日本のように開閉式の通行を妨げるようなタイプの改札機がありません。
なので、正直だれでも通過できて駅のホームへ行けるので悪いことを考える人もいるはずです。
そう。
無賃乗車。
しかし、そんな事を考える人を取り締まるシステムもキチンと用意されています。
切符を買わないふとどき者に制裁を与えるべく、抜き打ち切符チェックをする係の人がいます。
ランダムに呼び止められて、写真の赤丸のマシーンでチケットを確認されます。
罰金は150コルナ~200コルナなので、素直にチケットを払っておきましょう。
プラハの旅ではぜひ公共交通機関を利用しよう
写真とイラストでなるべく分かりやすいように購入方法と乗車方法を解説しましたが、自信がつきましたか?
公共交通機関を乗りこなせればずっと楽にお得にプラハ観光ができますので、ぜひともマスターして下さい。
皆様のプラハでの旅のお役に立てれば嬉しいです。