
- ミシュコルツからエゲルまでどうやって行くの?
- 日帰り出来る?
- 電車・バス・車のどれが便利?
- 実際に行った人の体験談も知りたい!
今回は、そんな疑問をお持ちの方に向けて、実際にミシュコルツからエゲルまで電車で1泊観光してきたMoose(ムース)が、行き方全ルート徹底比較&実体験談を紹介します。
電車・バス・レンタカー・現地ツアーを比較しながら、あなたにピッタリな行き方を選べるよう、以下の表でわかりやすくまとめました。
| 手段 | 所要時間 | 料金(片道) | 快適さ | おすすめ度 | 
|---|---|---|---|---|
| 電車 | 約1時間30分 | 約2,000Ft | ⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | 
| バス | 約1時間30分 | 約2,200Ft | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | 
| 車(レンタカー) | 約1時間20分 | ガソリン代+有料道路 | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | 
| 現地ツアー(送迎付き) | 約5〜6時間(観光込み) | 約€250~ | ⭐⭐⭐⭐ | ⭐⭐⭐⭐ | 
これからエゲル観光を計画している方は、ぜひ旅の参考にしてみてください。
ミシュコルツからエゲルへのアクセス方法4選

1月の雪舞うミシュコルツ(Miskolc)駅
ミシュコルツからエゲルへは、電車・車・バス・現地ツアーの4つの方法があります。
それぞれの所要時間や費用、メリット・デメリットを分かりやすく紹介します。
電車(MÁV線)で行く方法

Füzesabony(フュゼシャボニ)駅からエゲル(Eger)駅行きの列車
ミシュコルツからエゲルまでは、ハンガリー国鉄(MÁV)のローカル列車を利用するのが一般的で、
現地の人も多く利用する安心&安価な移動手段です。
✅ 所要時間と乗り換え
ミシュコルツからエゲルへの直通列車はなく、途中のFüzesabony (KözEI)駅で乗り換えが必要です。
ちなみにこのFüzesabony(フュゼシャボニ)駅は、ブダペストからエゲルヘ向かう時も乗り換える駅ですよ。
乗り換えは、ホーム間移動のみ。
荷物さえ重くなければ難しくないので安心してください。
- 所要時間:約1時間30分 
- ルート例:Miskolc → Füzesabony(約1時間)→ Eger(約30分) 
✅ 料金とチケット購入方法
- 料金:片道 約2,500〜3,000フォリント(約1,000〜1,200円) 
- チケット購入方法: - MÁV公式サイトまたはアプリ 
- 駅窓口・券売機(英語対応あり) 
 
※ アプリ購入の場合は、スマホ画面を車掌に見せるだけでOKです。
✅ 列車の特徴と注意点
- 車内は清潔で座席指定なし。自由席制。 
- ローカル線なので冷暖房の効きが弱いことも。 
- 日中でも本数がやや少なめなので、時刻表を事前チェックするのがおすすめ。 
記事後半に、実際の列車の旅の様子をお伝えしていますので、参考にしてください。
おすすめポイント
- 景色を眺めながらのんびり移動できる 
- バスよりも揺れが少なく快適 
- Füzesabony駅で他方面への接続も可能 
⚠️注意ポイント
- 夕方以降は本数が減るため、日帰りの場合は午前中に出発がおすすめ。 
- エゲル駅は市街地中心からやや離れているので、到着後は徒歩またはバスで移動。 
レンタカーで行く方法
時間に縛られず自由に移動したい人には、車でのアクセスがおすすめ。
距離は約90kmで、ハイウェイを使えば約1時間15分〜1時間30分で到着します。
✅ ルートと所要時間
- 主なルート:Miskolc → Route 3号線 → Eger 
- 所要時間:1時間15分〜1時間30分 
- 交通状況:朝夕の通勤時間を避ければスムーズ 
道中にはのどかな田園風景が広がり、ちょっとしたドライブ気分を楽しめます。
✅ 駐車場情報
エゲル中心部には有料駐車場が複数あり、旧市街北側のDobó広場周辺が便利。
料金は1時間あたり約400〜600フォリント(約200〜250円)前後です。
✅ 車移動のメリット
- 好きな時間に出発できる 
- エゲル以外の小さな村やワイナリーも立ち寄り可能 
- 荷物が多い旅行者にも便利 
⚠️注意ポイント
- 冬季は積雪・凍結に注意(特に早朝・夜間) 
- 旧市街の道は狭く、一方通行が多い 
- 駐車禁止区域もあるため、標識確認を忘れずに 
ワンポイントアドバイス
レンタカー利用なら、ブダペストで借りてミシュコルツ→エゲル→ブダペストと周遊するルートもおすすめ。
効率よく北部ハンガリーを巡れます。
バスで行く方法
電車よりも安く済ませたい人や、乗り換えを避けたい人にはバス移動もおすすめです。
ただし本数が限られており、時間帯によっては電車より不便な点もあります。
✅ 運行ルートと所要時間
ミシュコルツからエゲルまでは、Volánbusz(ボラーンバス)が運行。
直通便の場合、約1時間45分〜2時間で到着します。
- 発着地:Miskolc Bus Station(バスターミナル) → Eger Bus Station 
- 運行頻度:1日あたり5〜6本ほど(平日ベース) 
- 所要時間:1時間45分〜2時間 
- 料金:片道 約2,000〜2,500Ft(約7〜9ユーロ) 
✅ バス移動のメリット
- 乗り換えなしで目的地まで行ける 
- 駅ではなくバスターミナル発着なので、待合環境が快適 
- 時間帯によっては、鉄道より空いていることも 
⚠️注意ポイント
- 発着時刻が季節や曜日で変わるため、事前確認が必須 
- 一部の便は途中の町で停車が多く、時間がかかる 
- 車内トイレがない便も多い 
💡 チケット購入方法
- 公式サイト:Volánbusz公式ページ(英語対応) 
- またはミシュコルツのバスターミナル窓口・券売機で購入可 
🚌 ワンポイントアドバイス
時間の融通が利くなら、行きは電車・帰りはバスという組み合わせも◎。
異なるルートを体験できる上に、時間帯の選択肢も広がります。
バスは1380です。
現地ツアー(送迎付き)で行く方法
「電車やバスの乗り換えが不安」「観光もまとめて楽しみたい」という方には、現地ツアー(送迎付き)が最も便利です。
ただ、ミシュコルツ発のツアーがあまりなく、多くはブダペスト発となっていますのでツアーに申し込む方は出発地に注意してください。
ちなみにブダペスト発の1日ツアーでは、エゲル観光+ワイナリー見学などがセットになっているプランが人気です。
✅ 所要時間と料金の目安
- 所要時間:8〜10時間(ブダペスト発着) 
- 料金:1人あたり 約250ユーロ~ 
- 含まれる内容:往復送迎・英語ガイド・入場料・ワイン試飲など 
✅ おすすめポイント
- 送迎付きで移動の心配なし 
- 現地ガイドがエゲルの歴史や見どころを丁寧に案内 
- ワイナリーや温泉など、個人では行きづらい場所にも立ち寄れる 
⚠️注意点
- ブダペスト発のツアーが多く、ミシュコルツ発はなかなか見つからない
- 自由行動の時間は限られることが多い 
- ツアーによっては英語ガイドのみの場合あり 
実際にミシュコルツからエゲルへ行ってみた体験談

ミシュコルツ(Miskolc)駅内部の様子
さっそく、1月の雪降る季節にミシュコルツからエゲルへ電車で向かった体験談をお伝えしますね。
ミシュコルツ駅の外観は素敵な建物で、中もとても綺麗でした。
切符を事前に買ってない人は駅の中で購入する事ができます。
有人駅なので、辺りが良ければ英語を話してくれる優しい駅員さんに丁寧に切符を発券してもらえますよ。
切符を買ったあとは、発車時刻までこの駅の建物で雨風をしのぎながら待ちます。
ホームによっては階段を昇り降りしなければいけませんので、時間に余裕を持ってホームへは移動しておきましょう。
大きな荷物を持って移動する人が多いのか、階段横にはスロープが設置してありました。
個人的にはスロープよりも、エレベーターかエスカレーターを付けてくれる方がありがたかったです(笑)
だって、このスロープめちゃくちゃ使いにくい!
そもそも急斜で、結局スーツケースを持ち上げた感じで転がす羽目に・・・。
なので、手がめちゃくちゃ疲れました。

ミシュコルツ(Miskolc)駅のホームを移動する際の階段横スロープ

ミシュコルツ(Miskolc)駅のめちゃくちゃ使いにくい階段横スロープ
ホームで列車を待っていてもいいですが、屋根があるエリアは一部のみ。
Moose(ムース)のようにあまり天候に恵まれていない場合は、このホームとホームの間の地下通路で待つ方が雨風をしのげますよ。

ミシュコルツ(Miskolc)駅のホームの様子
悪天候だったので、列車が遅延するかと思いましたが、予想外にも定刻通りに到着。
古い感じの列車でしたが、サクッと乗り込んで席どりをします。

ミシュコルツ(Miskolc)駅からFüzesabony(フュゼシャボニ)駅へ向かう古めの列車
ここから乗り換えのFüzesabony(フュゼシャボニ)駅までは約1時間。
指定席ではないので、早めにいい席を確保します。
でも、ご覧の通り大きなスーツケースを持ってだと座席にゆったり座る事が出来ません。

ミシュコルツ(Miskolc)駅からFüzesabony(フュゼシャボニ)駅へ向かう古めの列車内の様子

ミシュコルツ(Miskolc)駅からFüzesabony(フュゼシャボニ)駅へ向かう古めの列車内スーツケースを置ける車両の様子
車両を移動すると、折り畳み式の椅子と自転車を引っ掛ける車両があったので、そこにスーツケースを置いて旅する事にしました。
列車に揺られること1時間、特に問題もなくFüzesabony(フュゼシャボニ)駅に到着。

乗り換えのFüzesabony(フュゼシャボニ)駅
ここからエゲル駅へ向かう列車に乗り換えます。
この駅の乗り換えも、ミシュコルツ駅と同じで階段の上り下りがありますので、体力の温存をしておいてくださいね(笑)
Füzesabony(フュゼシャボニ)駅のホームは、雨風をしのぐ屋根の面積がひときわ少ない様に思いました。

Füzesabony(フュゼシャボニ)駅のホーム例

屋根のないFüzesabony(フュゼシャボニ)駅のホーム例
しんしんと雪が降る天候だったため、この駅でもホーム下の地下で列車到着を待ちます。
乗り換え時間は十分にありますので、慌てなくて大丈夫ですよ。
ホーム下の地下には、親切にも時刻スクリーンがありました。
左の緑の電光掲示板は到着時間、右の青色が出発時間を表しています。

乗り換えのFüzesabony(フュゼシャボニ)駅のホーム下にある電光時刻表
エゲル行きは10時26分に到着して、10時34分に出発のようです。
これを見ながら列車を待てばいいので、落ち着いた気持ちで列車到着を待てました。
発着ホームは、到着時間が近づいてきたら表示されるので焦らなくてもいいですよ。

乗り換えのFüzesabony(フュゼシャボニ)駅のホーム下
エゲル行きは3番ホームと表示されましたので、ホーム下の階段で列車が来るのを待ちます。
到着した列車は、ミシュコルツからFüzesabonyへ来た時とは打って変わって、新しい車両でした。

Füzesabony(フュゼシャボニ)駅からエゲル(Eger)駅行きの新しめの列車内座席の様子

Füzesabony(フュゼシャボニ)駅からエゲル(Eger)駅行きの新しめの列車内の様子
ただ、ハンガリーの列車は大きなスーツケースを持っての移動に向いていないのか、スーツケース置き場が全くありません。
30分のみの乗車+混んでいなかったこともあり、座席の横にスーツケースを置いて座る事にしました。
ただ、ここに来て列車の遅延が発覚。

Füzesabony(フュゼシャボニ)駅からエゲル(Eger)駅行きの列車内遅延の表示
ま、もう車内なので寒くないし濡れないので、ゆっくりと車内を堪能する事にしました。
トイレも付いているので、のんびりとエゲルへの到着を待ちます。
結果、予定よりも遅れましたが、エゲルへは無事到着することができましたよ。
実際に電車で行ってみて感じた事
実際に自分で行ってみて感じた事をまとめておきましたので、ぜひ参考にしてください。
- 乗り換え時間は十分にあるので焦らなくても大丈夫。
- 列車によって当たりはずれがある。
- ホーム間の移動の階段が地味にキツイ(特に大きなスーツケースを持っている場合)
- ホーム間の階段横のスロープは役に立たない(笑)
- 悪天候の場合は、ホーム下の地下で列車を待つのが◎
- 列車内にスーツケースを置く専用の場所がない。
目的別におすすめの行き方を選ぼう
ミシュコルツからエゲルへは、距離にして約90km前後。
どの手段を使っても2時間前後でアクセスできるので、日帰り旅行にぴったりのルートです。
| タイプ | おすすめ手段 | 理由 | 
|---|---|---|
| コスパ重視 | 電車(MÁV線) | 料金が安く本数も多い | 
| 乗り換えなしで楽に移動 | バス | 直通便なら快適で手軽 | 
| 荷物が多い・家族連れ | 車(レンタカー) | 自由度が高く立ち寄り観光も可能 | 
| 観光付きで効率重視 | 現地ツアー | 送迎付きで安心+充実した内容 | 
どのルートにもメリットがありますが、初めて行く方には電車がおすすめ。
時間に余裕があるなら、ツアーやレンタカーを組み合わせるとより充実した小旅行になります。
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