空港のラウンジって聞いたことはあるけど、いったいだれが利用できるのか、費用はどれくらいかかるのかいまいちわからない人も多いですよね。
そもそも利用する価値があるのでしょうか?
そこで今回は、トロントピアソン空港(YYZ)のメープルリーフラウンジについて詳しく調査しました。
実体験から、メープルリーフラウンジの利用価値についてまとめてみましたので、これからラウンジ利用を検討しているみなさまの参考になれば嬉しいです。
トロント・ピアソン空港メープルリーフラウンジについて
YYZメープルリーフラウンジは、トロントピアソン空港のターミナルにあるエア・カナダのラウンジです。
ラウンジは、国際線・国内線・北米線にそれぞれ1つづつあります。
エア・カナダのラウンジ特典
エア・カナダのウェブサイトによるメープルリーフラウンジの主な特典は以下の通りです。
- 軽食とアルコールを含む飲み物の無料サービス
- ニュースおよびエンターテイメント
- シャワー設備
- ビジネスセンター
- Wi-Fi
- 携帯電話禁止ゾーン
空港内での飲食は足元をみられており、非常に値段が高いです。
飲まず食わずという訳にはいきませんので、無料で飲食できるこの特典は、かなりプラスです!
また、長時間のフライト+長時間の乗り継ぎというような場合などに、シャワーを浴びてリフレッシュできるというのも魅力的に感じました。
利用対象者
気になる利用対象者ですが、残念ながらすべての人がこのラウンジを利用できるわけではありません。
- ビジネス・ファーストクラス利用者
- プレミアムルージュ利用者
- スターアライアンスゴールドメンバー
- ノン・スターアライアンス・ティアメンバー
- エアロプラン・スーパーエリート・エアロプラン75K・50Kメンバーの方
- メープルリーフクラブメンバー(現在はメンバーシップ停止中)
- 対応クレジットカード保有者
- ラウンジアクセス権購入者
条件を見てみると、お金をだせばラウンジが使用できるといった印象を受けますね。
例えばこのラウンジアクセス権購入者。
これは、エアカナダのサイトから航空券を購入時に、プレミアムエコノミーの方だと$49、ラティチュード$49、コンフォート$59、フレックス$79で購入出来ます。
メープルリーフクラブメンバーの費用は、年間375カナダドル、配偶者込だと550カナダドルです。
この費用が高いと感じるか安いと感じるかは、年間どれくらい飛行機に乗るかに左右されます。
Moose(ムース)のような庶民には激高だと感じます。
どうせならその年会費を旅費にあてたいです(笑)
対応クレジットカードの種類について
対応クレジットカードの種類ですが、エア・カナダのウェブサイトでは、
- TD Aeroplan Visa Infinite Privilegeカード
TD Aeroplan Visa Infiniteカード- CIBC Aeroplan Visa Infinite Privilegeカード
TD Aeroplan Visa BusinessカードCIBC Aerogold Visa InfiniteカードCIBC Aerogold Visaカード(Business)CIBC Aerogold Visa Infinite Privilege- American Express Aeroplan Reserveカード
- American Express Aeroplan Business Reserveカード
- American Express Aeroplan Corporate Reserveカード
「え!?クレジットカード持ってるだけでラウンジ利用できるの?」と喜びそうになりますが、いろいろと制約があります。
利用回数ですが、バッチリ制限されており、カードによって1回または年4回利用となっています。
さらに注意書きに、リワードプログラムでフライトを購入した時のみラウンジ使用可となっています。
ちなみにMoose(ムース)は、このリワードプログラムを利用して片道のみですがビジネスクラスでトロントから羽田までほぼ無料で里帰りしました。
その際にこちらのメープルリーフラウンジを利用することが出来ました。
無料で里帰りの詳しい方法を知りたい方はこちらの記事からどうぞ。
同伴者の費用
同伴者の費用ですが、エアロプラン・スーパーエリート・エアロプラン75K・50Kメンバーの方は、配偶者とお子様5名まで無料。
スターアライアンスゴールドメンバーの方は、同伴者1名まで無料。
それ以外の方の追加費用は、59カナダドルとなっています。
クレジットカード保有で利用の方は、同伴者は59ドルかかります。
国際線メープルリーフラウンジ実体験レポート
ではさっそく、国際線のメープルリーフラウンジを詳しく見ていきましょう。
まず受付で搭乗券を見せます。
場合によっては、メンバーカードの提示を求められます。
受付後は、広いラウンジ内へ移動していきます。
壁には各国の現地時間の時計がかけられています。
ラウンジは内はとても広く、カフェテリア風のイスから座り心地の良さそうなソファーまであり、好きな場所に座ることが出来ます。
ラウンジ特典にあった設備チェック
ラウンジを利用する上で重要な特典の設備をチェックしていきましょう。
ニュースおよびエンターテイメント
こちらは雑誌とテレビがあり、周りは座り心地のよさそうなソファーがたくさんありました。
テレビも複数設置してあるので、テレビ争奪戦にはなりません。
携帯電話禁止ゾーン
あまりハッキリとはわかりませんでした。
少しブースっぽい感じで区切られた場所がありましたが、そこがそうなのかは確かではありません。
でもプライベート感はたっぷりでしたよ。
ビジネスセンター
パソコンが複数設置されていて、自由に使用する事ができます。
さらにプリンターや充電システムなどもあり、“ビジネスセンター”の設備としては申し分ありません。
Wi-Fi
ラウンジ内には専用のWi-Fiがあり、パスワードを入力して使用します。
接続スピードはバッチリですので、お持ちのパソコンや携帯などを快適に利用することが可能です。
軽食とアルコールを含む飲み物の無料サービス
軽食は、ビュッフェスタイルで好きなだけ食べることが出来ます。
今回利用したのは午後2時だったので、軽いランチメニューが並んでいました。
ナチョチップスにサルサ、ピタにタジキソースなどトロントらしい多国籍スナックが並んでいました。
サラダステーションには、キヌアサラダとアジア風コールスローサラダがありました。
両方とも健康志向の方にうれしいサラダです。味もとても美味しかったです。
お酒のお供に枝豆や、スープに浸して食べたりそのままバターで美味しく頂けるパンもおいてありました。
温かいスープも2種類おいてあり、食欲があまりない時なども安心です。
Moose(ムース)が訪れた日のスープは、じゃがいもとネギのクリームスープ、イタリアンウェディングスープの2種類。
ランチタイムのメインディッシュは、野菜ラザニアと鶏とパプリカの炒め物と白米でした。
飲み物も、炭酸飲料からジュースまでしっかりと用意されています。
アルコールは、1ショット(1oz)ずつ量られてでてくるディスペンサー上に設置されています。
グラスをあてて上へ押し上げるだけできっちりと量られてでてきます。
もちろんワインも赤と白の両方、数種類ずつおいてあります。
ビール好きさんもご安心ください。生ビールが用意されています。
キンキンに冷えたジョッキはありませんが、自分でグラスに注いでホームバー気分が味わえます。
カナダと言えばシーザーカクテル!
もちろんこのラウンジでもシーザーカクテルを自分で作れるようしっかりと材料が用意されています。
カナダに来た記念に1度は挑戦してみませんか?
もちろん、シーザーカクテルだけでなくブラッディ・メアリーも作れるよう材料はそろっています。
食後のコーヒーもバッチリです。
ボタンひとつで美味しいラテやエスプレッソが飲めちゃいます。
もちろん、果物やクッキーも好きなだけいただけます。
白ワインと共に、お皿たっぷり頂きました。
Moose(ムース)が個人的に1番楽しみにしていた“軽食とアルコールを含む飲み物の無料サービス”は、すごく価値ありだと断言します。
シャワー設備
残念ながら、Moose(ムース)が訪れた時間中、どなたかが使用されていたので中をチェックできませんでした。
もしまた機会があればのぞいてみたいと思います。
使用する際は受付の人に申し出れば使用する事ができます。
トロント・ピアソン空港メープルリーフラウンジは利用価値アリ!
Moose(ムース)のような庶民にはあまり馴染みのない空港ラウンジですが、利用価値がかなりあるという事がおわかりいただけましたか?
こちらのメープルリーフラウンジは、プライオリティ・パスは使用できませんので、初めにお伝えした条件を満たさなければいけません。
もしピアソン空港で待ち時間があり、かつ条件を満たしている方はぜひ1度メープルリーフラウンジに立ち寄ってみてはいかがですか?