- アイラ島に行くのにツアー申し込んだ方がいい?
- 個人手配で十分行けるでしょ?
- アイラ島ツアーは高いけど参加する価値ある?
- ツアーなんて旅行初心者すぎ。自力で行くべきでしょ!
今回は、そんな意見や疑問にお答えする記事を用意しました。
正直、ツアーはあまり好きではないMoose(ムース)ですが、今回ばかりはツアー推しに意見を変えさせて頂きたいと思います。
理由は以下の通りです。
- アイラ島の交通網が酔っ払いに優しくない。
- アイラ島の蒸留所すべてを制覇するのに効率が重要。
- アイラ島自体に宿が少なく都合がつきにくい。
スコッチウイスキーの聖地、アイラ島でなすべき事はたった1つ。
それぞれの蒸留所をめぐってスコッチ三昧の日々を送る事です。
その目的のためだけに、この小さな宝島へ遠路はるばる向かうのですからそれが達成できないなんて意味がありませんよね。
この崇高なる目的の障害物となる点を詳しく説明していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
個人でアイラ島スコッチウイスキー蒸留所巡りをする上での注意事項
さて、この最高のミッションであるアイラ島でのスコッチウイスキー蒸留所巡り。
個人手配でこなすためには、解決しておかなければいけない注意事項が3つありますので、詳しく説明させていただきます。
蒸留所間の移動手段の確保
アイラ島の全蒸留所は島のあちこちにあるので、各蒸留所へ向かうための移動手段が必須です。
「いやいや、バスなりタクシーなりあるでしょ?」とお思いですよね?
甘いです!
アイラ島は本当に小さな島なので、都会のようになんでも揃っていないのです。
公共交通機関のバス
公共交通機関であるバスは走っていますが、本数があまり走っていません。(リンクはアイラ島の公式バス情報へ飛びます。)
当然、蒸留所のみを効率よく回ってくれるなんてことはありません。
あくまで、島民の方達の生活の移動手段ですので、当然と言えば当然ですよね。
また、曜日によっては運行していないという不便の極み。
なので、個人手配の頼みの綱である公共交通機関であるバスを頼りにする事は出来ません。
個人タクシーまたは配車サービス
では、タクシーまたは配車サービスはどうでしょうか。
こちらも島民自体が少ないので、営業している人に限りがあります。
配車サービスに限っては、ゼロです(笑)
当然、流れのタクシーなんてものはありませんので、全て予約制となります。
本島とを結ぶ港であるエレン港とアスケイグ港には、個人タクシーの貼り紙が掲示板に張ってありましたが、なかなか予約をとりづらいのが現実。
予約の取りづらさは、電話でしか予約を受け付けていない人が多いからという点も付け加えておこうと思います。
オンラインなどで予約が出来れば、時差がある私たちでも簡単に予約が出来ますが、電話のみとなると国際電話になるし時差もあるしで一気にハードルが上がります。
さらにスコットランド訛り(笑)
勝てる気がしませんね。
「Islay Taxi service」とGoogle検索すれば出てくるので、個人手配で頑張る方はどうぞ。
以下にタクシー会社のリストも載せておきますので、参考にしてください。
Attic Cabs | +44 07944 873323 |
Bodachs Islay Taxi | +44 07513 066029 |
Bowmore Taxi Service | +44 07899 756159 |
Bruichladdich Taxis | +44 07899 942673 |
Carol’s Cabs | +44 07775 782155 |
Islay Taxis | +44 07771 921157 |
Islay Tours and Private Hire | +44 07474 686367 |
Jim’s Taxi Bowmore | +44 07967 505991 |
Lamb Islay Taxi | +44 07846 055399 |
McIntyre Private Hire Taxi – Islay | +44 07359 489038 |
自転車
Moose(ムース)はこの選択肢に驚いたのですが、実際にはかなり沢山の方がこの方法を選んでいるようです。
Moose(ムース)が宿泊したベッドアンドブレックファストのオーナーさんが教えてくれたのですが、現地の人からしたら絶対にしないチョイスだそうです。
理由はアイラ島の天候と道。
もちろん、天候のいい季節だとサイクリング感覚でいい気分転換になると思います。
ですが、アイラ島はなんにもないので、かなりふきっさらしで風が強いです。
さらに全部の蒸留所を巡るためには、島の反対側へ向かうために山越えしなければいけません。
道も狭い、風も強い、さらに酔いが回ってきたら、自転車なんて漕いでる余裕は無くなるでしょう(笑)
以下にレンタサイクルのリストをいくつか載せておきますので、強者の方はどうぞ挑戦してください。
Islay E-Wheels | +44 0797 090716 |
FATBIKE WILD ISLAY | +44 07973 725456 |
ISLAY BIKEHIRE | +44 07376 351438 |
ISLAY CYCLES | +44 07760 196592 |
レンタカー
レンタカーは、アイラ島内で借りることは難しいです。
もしレンタカーをアイラ島で乗りたい場合は、事前にアイラ島に来る前に借りて、フェリーで一緒に上陸するというのが一般的な方法となります。
ただ、飲酒運転は世界共通で禁止されています。
当然この小さな島であっても同じ事です。
スコッチウイスキーのテイスティングを目的としてこの島へ来るのに、飲めないのは本末転倒ではないかと思います。
まあ、抜け道とは言いませんが各蒸留所で車で来ている事を伝えれば、テイスティング用スコッチウイスキーを持ち帰り用に詰めてもらえます。
なのでワンチャン、レンタカーはありかもですね。
ただ、運転に自信がない方はアイラ島の道は厳しいと思います。
各蒸留所のテイスティング時間の予約
2024年7月現在で、アイラ島の蒸留所は全部で9つあります。
時期によって営業時間が変わりますが、9つの蒸留所ともだいたいは同じような時間帯の営業となります。
観光地図でもご存知の通り、アイラ島内の蒸留所は1か所に集中していません。
島の反対側へ行かないといけない蒸留所もあり、効率良く予定を立てないと営業時間内に全て回り切る事が出来ません。
さらに直面するのが個人手配の次の敵、ツアー客とのテイスティング予約競争。
やはりツアー会社は蒸留所の人達とのコネが強いですので、いい時間はだいたい押さえられています。
蒸留所のテイスティングツアーに参加しないのであればそこまで問題ではないですが、テイスティングツアーに参加することによってもらえるノベルティグッズを逃すのはかなり勿体ないです。
今回Moose(ムース)はツアー参加しましたので、どの蒸留所もテイスティングが出来ましたが、個人手配で行っていた日本人カップルの方は、アードベッグでのテイスティングを断られてしまったと教えてくれました。
ここまで来てお目当てのスコッチテイスティングが出来ないなんて、号泣ものですよね。
もちろん、そのカップルも事前に予約をしようとしたそうですが、もういっぱいで予約出来なかったそうです。
やはり、ツアー強し。
こんなところでも、やはりアイラ島の個人手配のハードルが上がってしまいました。
宿泊先の確約
宿泊先の予約も、個人手配での強敵です。
個人手配の方は、おそらく飛行機の予約を取ってすぐにホテルの予約にとりかかると思います。
滞在する場所が無いと野宿になってしまうので、ここは優先順位が高くなるところですよね。
ただ、このアイラ島の宿泊先の予約に関しては本当に選択肢が無かったです。
まず、激高!!
1泊3万円は軽く超えていました。(2023年1月時点で宿を探していた時期の話です。)
3万円超えなのに、高級ホテルではないという悲しい現実(笑)
さらに、ちょっとお安い値段になるとアイラ島外。
アイラ島に滞在出来ないと日帰り旅行になってしまうので、当然9つ全ての蒸留所制覇は夢のまた夢となってしまいます。
値段とロケーションとのせめぎあいもあり、Moose(ムース)はなかなか予約確定ボタンをクリック出来ませんでした。
なぜこんなにチョイスが無いのかと言うと、ツアー会社がツアー期間中の宿をブロックしているからです。
またですよ(笑)
やはり、コネは強敵。
いつ来るかわからない個人予約を待つより、団体で常に一定期間収入の入るツアー会社を優先するのは経営者側としては当然の選択ですよね。
という事で、やはりここでも個人手配のハードルが上がってしまいました。
アイラ島の蒸留所巡りはツアーが最適解
あまりツアーをおすすめしないMoose(ムース)が、このアイラ島の蒸留所巡りに関してだけはツアーを推している理由がお分かりいただけましたか?
個人手配で頑張りたい方のお手伝いになるような情報は関連ブログにてたっぷりと載せていますので、頑張りたい方はそちらを参考に頑張ってください。
ただ、Moose(ムース)はアイラ島だけはツアーをおすすめします。
アイラ島ツアーは、色々な旅行会社が様々な強みを押し出して宣伝しているので、どのツアーがいいのか予算と相談しながら選べばいいと思います。
この記事で、皆さまの旅が少しでも快適で素敵なものになるお手伝いが出来れば嬉しいです。