2020年2月末、タイミング悪く実家に帰省していましたが、仕事の関係で出国時期をずらすことができなかったため、予定通りのフライトで帰国しました。本来ならワクワクの初羽田空港ANAラウンジ利用でしたが、コロナウイルスの影響で、ちょっぴり切ない利用体験記になりました。
この期間限定のラウンジ仕様が、早く通常に戻ることを心から願っています。
羽田空港国際線ANAラウンジは2か所
ご存じの方も多いと思いますが、羽田空港の国際線にはANAラウンジが2か所あります。(Moose(ムース)は知りませんでした。)中央の保安検査場を通ってきた方は、110番ゲート付近にあるラウンジが近くなります。もう一方のラウンジは114番ゲート付近にあり、それぞれのラウンジ間の距離は徒歩で5分~10分程度です。
結論から申し上げますと、双方のラウンジはほぼ同じ内容ですので、どちらを利用しても損得はありません。
110番ゲートのANAラウンジ利用レポート
今回Moose(ムース)が予約した飛行機は、国内線経由で羽田空港に13時15分着、目的地のトロントへは18時50分発という約4時間もの待ち時間があるフライトでした。
羽田空港の国内線から国際線へのターミナル間移動はバスを利用しなければならないので、上記の写真を見てもおわかりのように、114番ゲートのANAラウンジは営業時間外になります。そのため、110番ゲートのANAラウンジ一択となりました。
ラウンジの入口に来てみると、赤と青の矢印でそれぞれ別の2か所のラウンジを示しています。110番・114番ゲートの両ラウンジとも同じで、赤い矢印はファーストクラス利用、またはダイヤモンド会員専用のANA SUITEラウンジ。青い矢印は、ビジネス・プレミアムエコノミー・スターアライアンスゴールドメンバー用のラウンジとなっています。
今回の旅は、特典航空券を利用してのビジネスクラスですので、青い矢印のANAラウンジ利用となります。Moose(ムース)がどのようにして特典航空券のビジネスクラスをゲットしているのか知りたい方は以下の記事からどうぞ。
受付で搭乗券をスキャンしてもらい、いざラウンジ内へ!ANAラウンジ室内の様子
ANA色の青いライトと黒の壁がちょっとカッコイイ通路を真っ直ぐ抜けていきます。途中には、シャワー室や公衆電話・フォーンブースが設置されていました。
通路を抜けると、コンシェルジュサービスデスクが!今回は特に、なにもしてもらうことがないのでスルーでしたが、受付まで戻らなくて済むのがうれしいですね。
ラウンジ内の様子ですが、とーっても広い!座席数417席というのは伊達じゃありません。室内は、ソファーとクッションの並ぶくつろぎスペースと、飛行機を眺めることの出来る窓際のカウンター席、さらに中央エリアには仕事もできるようなテーブルやカウンター席が用意されていました。
もちろん、コンセントもそれぞれの座席付近に充分な数があり、電子機器の充電などには困りません。その他、コピー機や雑誌・新聞コーナーもバッチリ完備されています。
食事と飲み物
ラウンジ利用最大の楽しみとも言える食事と飲み物ですが、ここでものすごく残念な事が!!
えぇー!!!まさかの!!提供中止...。
アルコール類は、缶ビールのみの提供で、あとはすべて提供中止!冷蔵庫内の飲み物はすべて缶。ジュースと炭酸飲料、お茶のみの提供となっていました。
食事ですが、いつもならここにあるはずの温かい食べ物ははく、すべてキッチリと衛生管理のできるプラスチックケース入りのサラダ・コンビニのおにぎり2種類・個別包装されたサンドイッチ・菓子パンのみというラインナップ。
菓子パンも1つ1つすべて個包装になっています。温かい飲み物ですが、ラウンジ内の方にお願いすれば提供していただけます。ただ、種類は限られています。
使用するカップ類もすべてナプキンで覆われており、徹底した管理ぶりです。提供して下さる係の方のマスク着用はもちろん、オーダーごとに使い捨て手袋を使用して温かい飲み物を入れてくださいました。
働いている方皆様の気遣いがとても伝わってきました。が、やはりガッカリ感はぬぐえません...。
こちらがMoose(ムース)のラウンジ内でのランチです。うぅっ!!寂しい...。お酒も2種類の缶ビールしかなく、4時間もどうやって過ごせばいいのか途方に暮れていると...なんだかカレーの匂いがどこからか!!
なんと!!ヌードルバーは開いていました!!!!カレーの香りはこのカレーうどんだったのです!豚骨ラーメンや温かい蕎麦にうどん。もう、これを発見した時の喜びは言い表せません。窓口で注文するとブザーを手渡されます。自分の席に戻って、先ほどのちょっと寂しいランチを食べていると、ブザーが振動して出来上がりを知らせてくれます。
あとは注文した窓口へ取りに行くだけです。きつねそばと温かいほうじ茶を頂きました。もう、本当に温かい食べ物を提供して頂いて、ありがとうございましたとしか言えません。
シャワー室
待ち時間が4時間もあり、アルコール類がビールしかないとなかなか時間が潰せないので、気分転換にシャワーを浴びることにしました。シャワー室の利用は、入り口付近のシャワー室利用専用の受付でカギをもらいます。
いつもは混み合っており、ラウンジ入室と同時にシャワー室の予約をしないといけない場合が多いとのことですが、やはりコロナウイルスの影響でしょうか。今回は、待ち時間なしで利用することができました。(利用した時間が夕方の5時ということもあったと思いますが。笑)
シャワー室は、入口からラウンジ内へ行くまでの通路途中にあります。シャワー室の個室は全部で7室あり、それぞれカード式のオートロックで施錠できます。
なんだかホテルの廊下のような雰囲気です。手渡されたカギの番号の部屋へ行き、さっそく中へ入っていきます。
室内には、お手洗いとシャワー室がついています。トイレとシャワーの間はガラスで区切られています。
写真が使用後で、水しぶきがガラスに付着していますが、使用前はもちろんとても綺麗に掃除してありましたよ。アメニティも充実で、なにも持って入らなくていいです。着替えくらいですかね、持ち物は。
アメニティは、歯ブラシと歯磨き粉・髭剃りクリーム・カミソリ・シャワーキャップ・ヘアブラシ・ヘアコーム・コットンと綿棒という充実ラインナップ。
女性としては気になる化粧品ですが、雪肌精のクレンジングオイル・化粧水・乳液がフルサイズで置いてありました。当たり前ですが、使う量だけ使用しましょう。ボトルは持ち帰り用のお土産ではありませんよ。
ヘアドライヤーもダイソン製品のちょっといいヘアドライヤー。なぜか扇風機もバンバン回っていました。その他室内には、荷物を置くことができる折り畳み式の台・イス・ハンガーとバスマットが用意されています。
タオルはビニール包装されており、バスタオル・ハンドタオル・フェイスタオルの3枚セットでした。室内用のスリッパもあり、シャワー室で使用してもよし、持ち帰って機内使用または滞在先のホテルで使用することも可能です。
シャワー室の足元には、シャンプー・ヘアコンディショナー・ボディーソープが置かれていました。
シャワーは、自分で自由に調節できるシャワーと頭部固定のシャワーの2つで、水圧も温度も文句なしでした。1人20分程度の使用をお願いしますとありますので、早々に必要なことを済ませて退出しました。長時間のフライト前にシャワーでさっぱりできたのはすごくよかったです。
まとめ
時期が時期なだけに、なかなかないラウンジ体験をすることができました。お酒や料理の種類に関しては残念でしたが、やはりANAスタッフの皆様の気配りやサービスが素敵なのは変わりませんでした。
またの機会に、フルサービスのラウンジ利用ができるのを楽しみにしたいと思います。