ボストン空港で、プライオリティ・パスを使ったラウンジはしご体験談を紹介します。どうしてボストン空港でラウンジをはしごしようと思ったのか気になった方はこちらの記事をどうぞ。
旅行するなら持ってて損はない旅行用カード、プライオリティ・パスの魅力も合わせて紹介します。
プライオリティ・パスとは
世界143か国、500を超える都市にある1200か所以上のラウンジネットワーク(2019年7月現在)を誇るプライオリティ・パスが提供する空港ラウンジ体験は、搭乗クラスに関係なく利用できるのが最大の魅力です。
年会費はプランによって金額が変わってきます。「スタンダード」$99USドル、「スタンダード・プラス」$299USドル、「プレステージ」$429USドルの合計3つのプランが用意されており、それぞれのプランによって無料でラウンジを利用できる回数が変わってきます。(同伴者はすべてのプランで有料となっています。)詳細は世界No.1の空港ラウンジサービス【PriorityPass】のページをどうぞ。
無料でプライオリティ・パスを入手する方法
搭乗クラスに関係なく空港ラウンジを利用できるプライオリティ・パスですが、最低でも10回ほど空港ラウンジを利用しないと元が取れません。
ですが!クレジットカードの中には、このプライオリティ・パスが無料でついてくるカードがあるのです。申し込むクレジットカードの種類によって、そのカードの年会費と付帯するプライオリティ・パスのプランが変わってきますが、かなりお得です。
Moose(ムース)も、このクレジットカード付帯のプライオリティ・パスでかなりの恩恵を受けています。特に今回のボストン空港での体験でそう思いました。
日本のクレジットカードで有名どころだと、楽天プレミアムカード、JTBプラチナカード、セゾンプラチナ・アメリカンエクスプレスカード、ミライノカードPLATINUMなど、挙げていくとかなりたくさんの種類があります。
カナダのクレジットカードで有名どころだと、TD Aeroplan Visa Infinite Privilege Card、Scotiabank Passport Visa Infinite、BMO World Elite Mastercardなどです。もちろん他にももう少しありますが、今回は割愛しちゃいます。
これらのクレジットカードはプライオリティ・パスだけでなく、それぞれのカードによってその他の特典も得られます。
無料特典のプライオリティ・パスでラウンジはしご体験
ボストン・ローガン空港で利用可能なラウンジ
プライオリティ・パスで利用できるラウンジは、専用のアプリまたは公式サイトで簡単に検索することが出来ます。検索結果によると、ボストン・ローガン空港でプライオリティ・パスが利用できるラウンジは以下の通りでした。(2019年7月現在)
- Stephanie’s(ターミナルB)
- Jerry Remy’s Sports Bar and Grill(ターミナルC)
- The Lounge (ターミナルC)
- Air France Lounge(ターミナルE)
- The Club (ターミナルE)
このうちのStephanie’sとJerry Remy’s Sports Bar and Grillはレストランなので、日本で利用できるレストランで例えるなら、“ぼてぢゅう”などと同様の利用条件になりますね。
出発ターミナルが違っても利用できるのか
これ、実際に利用するまでMoose(ムース)も知りませんでした。Moose(ムース)がこの日利用するはずだったターミナルはBでした。しかし、残念な改装工事のためターミナルBには、な~んにもありませんでした。詳しい体験談はこちらからどうぞ。
仕方なく他のターミナルへ移動後、ゲート付近にいた職員さんに質問しました。すると、当日出発のチケットを保持していれば、ターミナルが違っても中に入れるとのこと。もちろん保安検査場を通過しなくてはならないので、時間にかなり余裕がなければ違うターミナルへ行くなんてことはしないと思いますが・・・。
ボストン空港のエールフランスラウンジ体験談
まず、Moose(ムース)が真っ先に向かったのはターミナルEにあるエールフランスのラウンジです。空港のつたないWi-Fiを利用して、プライオリティ・パスで利用可能なラウンジ中1番目を惹いたのがこちらのラウンジでした。
理由としては、やはり国際線にあるラウンジの方が規模的にもサービス的にもいいのではないかと思ったからです。
ドキドキしながら搭乗口の全くの違う搭乗券を係の人に見せて、「中のラウンジを使用したいだけである」という旨を伝えました。
「あー、オッケー。」って意外にも簡単にスルー。国際線用の保安検査場を抜けると、免税店がドドーンと目の前に広がっています。
「これ、なんか買い物できるんじゃ・・・」という考えがよぎりましたが、なにぶんお腹が減っていたので、とりあえずラウンジを探すことに専念しました。
「Air France Lounge」の看板を目印に探すこと数分。
キレイなお姉さんの看板とともに、ちょっと薄暗めな通路を発見。
なんだか本当にこの方向で合ってるのか怪しくなってきましたが、スーツケースを持った人が何人か前を進んでいたので、ついていくことにしました。気分は、赤信号みんなで渡れば・・・的な(笑)
かなり建物の奥までやってきた感がありましたが、ラウンジの入り口が見えました。
たまたまこの日は、日本人の従業員さんが2人もいらっしゃいました。海外で働いている日本人の方にお会いすると、なんだかいつも嬉しくなってしまうのはMoose(ムース)だけでしょうか。地下っぽい立地ですが、受付は広々としていて良かったです。
ラウンジ内もキレイに整っていて、好印象でした。でも天井が低く、やはり地下っぽさは否めませんでした。
入り口付近には、充電機と雑誌などがありました。
エールフランスのラウンジということで、パンやハム、チーズなど期待していた通りの軽食が並んでいました。
サンドイッチもバゲットっぽいパンにチーズ・ハム・マヨ!とってもヨーロッパ風でした。飾りつけもローズマリーというオサレな感じで気分はさらにヨーロッパ(笑)
サラダステーションは、海藻サラダがちょっぴりアジア風で個人的に嬉しくなりました。カットフルーツなどもあって、あまり食欲がない場合でもなにか口にできそうですね。
もちろん!忘れてはいけないボストン名物のクラムチャウダー。ラウンジ内にもバッチリありました。これが目当てだったので、見つけた時はかなりテンションが上がりました。
温かい一品は、ラタトゥイユっぽい野菜の炒め物でした。やっぱりちょっとオシャンティ(笑)
缶ビールやジュース類は、このカウンターの下の冷蔵庫に置いてあります。ワインやリキュール類もしっかり完備されていました。セルフサービスなので、好きなものを好きなだけ頂けます。
アルコール意外にも、お水とレモネードでしょうか?が置いてありました。もちろん炭酸飲料なども缶入りで用意されています。
どうしても地下っぽさは抜けませんが、落ち着いた雰囲気のラウンジではありました。お目当てのクラムチャウダーも味見出来たのでMoose(ムース)的には満足しました。
ボストン空港のThe Clubラウンジ体験談
次にMoose(ムース)が向かったのは、同じターミナル内にあるThe Club。どうしてラウンジをはしごしようと思ったのかというと、単に同じターミナル内に2つもプライオリティ・パスで利用できるラウンジがあったからというだけです。
海外出張のあるようなカッコイイ仕事に就いていたら、何度も同じ空港を利用することもあるのでしょうが、もしかしたら二度とボストン空港には来ないかも!ということで、欲張りにもはしごしちゃいました。
エールフランスのラウンジを出て、とりあえず空港の案内表示看板を探しました。見つけた看板に、The Club-Priority Passと書いてあったので看板の矢印にそって進んで行きます。どうやら他のラウンジも同じ方向にあるようです。
案内表示に従って、エレベーターの前に到着しました。プライオリティ・パスが利用できるラウンジは2階にあるようです。ちなみに4階はワンワールドとスターアライアンスのラウンジのようです。
エレベーターを降りると、またちょっと地下っぽい雰囲気の通路に出ました。2階のはずなのに・・・と思いながらも矢印に従って進んで行きます。
やっぱりちょっと不安になったのでエレベーターまで再確認しに戻ってきました(笑)ちゃんと2階Airline Clubsとなっています。2回もチェックしたのでもう間違いはないと自信をもって進んで行きます。
どうしても地下感が抜けないですが、ラウンジの看板を発見しました。
木目調のエントランスで、ガラス扉にはカンタス航空やダイナースクラブ、プライオリティ・パスなど利用できるメンバーカードが表示されています。
受付のお姉さんにプライオリティ・パスを提示して受付終了です。受付カウンターにはラウンジ専用のWi-Fiパスワードもあるので、利用したい方はここで入力しておきましょう。
ラウンジ内は、照明が物凄くまぶしいくらい室内を照らしていました。明るくて結構ですが、かなりまぶしかったです(笑)
もちろん無料で利用できるパソコンとプリンターも設置してありました。1台しかありませんでしたが、そこまで規模が大きなラウンジではないので、十分だと思います。
照明がとてつもなく明るいエリアのさらに奥へ進んで行くと、ビジネスミーティングが出来そうな机と椅子がありました。ソファなどもあり、こちらのエリアはすごく落ち着いた雰囲気でした。
さらに奥へ進んで行くと、雑誌類のおいてある棚がありました。もちろん棚の周りにはソファがあり、ゆっくりと読み物ができるようになっています。
ラウンジ内の1番奥にあたる場所に、お手洗いとシャワー室がります。たった2つしかお手洗いがなく、どちらもシャワー室と一緒になっています。
お手洗い内は、シャワー室も兼ねているのでとても広々としています。どちらのお手洗いもバリアフリー仕様になっています。シャワー室には折り畳み式の椅子になる台が設置してあり、手すりもあちこちに設置してあります。
シャワー室には、シャンプーとコンディショナー、ボディージェルがポンプ式の入れ物に入って設置されています。
洗面台も大きく、ハンドソープとハンドクリームが置いてありました。すのこ風の椅子もありましたし、もちろん赤ちゃんのおむつ交換台も完備されています。
お手洗いを利用してスッキリした後、ラウンジ内の入り口付近にあるスナックエリアに足を運びました。グミやナッツ類、チョコ、その横にはフルーツ、焼き菓子、そしてデトックスウォーターが置いてありました。
さらに奥には軽食としてサンドイッチやラップが用意されています。
その横には2種類のスープが用意されています。本日のスープに残念ながらクラムチャウダーはありあせんでしたが、クラッカーやパンなどスープに浸す用のアイテムはバッチリです。
サラダステーションには、切り分けてある果物と数種類の冷たいサラダが用意されています。サラダバー感覚で好きなものを好きなだけ頂きます。
コーヒーステーションには、数種類の紅茶にエスプレッソマシーンが完備されています。もちろんドリップコーヒーもありますし、ホットチョコレートやラテ風の泡状ミルクもこのマシーンからボタン1つで楽しむことができます。
まるでレストランにいるような感覚です。飲み物を注文したら、もちろんチップを支払うのが北米のマナーですのでお忘れなく。北米レストランのマナーをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
Moose(ムース)個人的には、アルコール類も自由に自分のペースで注ぎたいのでこちらのラウンジのシステムは好きではありません。アルコール類の注文をとっている係の人がすぐに来てくれるとも限りませんしね。
サービスを受けたいのであれば初めからレストランに行ってるっちゅー話ですよ(笑)
プライオリティ・パスでラウンジをはしごしてみた感想
プライオリティ・パスで利用できるボストン空港の国際線にある2つのラウンジを利用してみて思ったことを簡単にまとめてみました。
- シャワーを浴びたいならThe Clubのラウンジ
- アルコール類の飲み放題を気軽にしたいならエアフランスのラウンジ
- ちょっとしっかりめに食事したいならエアフランスのラウンジ
- リラックスできるカフェ風の雰囲気が好きな方はThe Clubのラウンジ
搭乗クラスに関係なくラウンジを利用できるという最大の魅力をフルに活用できた今回の体験談で、プライオリティ・パスが「持っていて絶対損はしない旅用カードの1枚」であるということが伝わればうれしいです。