カフェ・デュ・モンドのベニエの素で作ってみた!おうちで再現するニューオーリンズの味

カフェ・デュ・モンドのベニエの素で作ってみた!おうちで再現するニューオーリンズの味
カフェ・デュ・モンドのベニエの素で作ってみた!おうちで再現するニューオーリンズの味
アメリカーニューオーリンズ

ニューオーリンズ名物といえば、カフェ・ドゥ・モンドの「ベニエ」。

この名物スイーツが手軽に自宅で楽しめる、ベニエの素なるものをお土産で頂きました。

旅行好きやスイーツ好きにはおなじみのお土産で、箱にも「混ぜて・丸めて・揚げて・エンジョイ」とあるように、簡単に本場の味が楽しめる…はず!

ところが、実際に作ってみたらまさかの失敗💦

「膨らまない!?」という悲しい結果になりました。

今回はその失敗体験を工程写真つきで紹介しつつ、なぜうまくいかなかったのか、どうすれば成功できるのかをまとめてみました。

Moose(ムース)のように、カフェ・デュ・モンドのベニエの素をお土産で頂いた方や、お家で手軽に本場の味に挑戦しようと思っている方の参考になれば嬉しいです。

カフェ・ドゥ・モンドのベニエとは?

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素

カフェ・ドゥ・モンドはニューオーリンズの老舗カフェとして知られています。

名物のベニエは、軽く揚げた四角いドーナツに粉砂糖をたっぷりかけて食べるスイーツです。

旅行のお土産としても人気があり、「ベニエの素」を買えば家でも簡単に本場の味が楽しめます。

ベニエの素で実際に作ってみた!

カフェ・デュ・モンドのベニエの素原材料

カフェ・デュ・モンドのベニエの素原材料

今回Moose(ムース)は、お土産としてカフェ・デュ・モンドのベニエの素を頂きました。

いつもは現地料理の素をばらまく側なのですが、お土産として素をもらったのは初めてでワクワク♪

本場、ニューオーリンズの味を知らないMoose(ムース)ですが、さっそく作っていきたいと思います。

用意した材料と分量&道具

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素作り方

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素作り方

箱にある通りの材料と必要そうな道具を用意しました。

ベニエの素1回分の量
  • ベニエの素 2カップ(約240g)
  • 水 7 fl oz(約207ml)
  • 小麦粉(打ち粉用)→結局1カップ強くらい使用しました。
  • たっぷりの揚げる用の油(Moose(ムース)はサラダ油を使用)
  • 粉砂糖(仕上げ用)
準備した道具
  • 混ぜる用のボウル
  • スプーン(Moose(ムース)はゴムベラを用意)
  • めん棒
  • 生地を切る用ナイフ(Moose(ムース)はピザカッターを用意)
  • 油きり用ザル
  • 菜ばし
  • キッチンペーパー
  • サランラップ(おすすめ)

ちなみに、このベニエの素1箱で、2回半くらいベニエを作る事が出来ますよ。

1回で大体24個のベニエが楽しめます。

作り方手順

小麦粉や砂糖、ベーキングパウダーなどがすでに混ざったベニエの素

小麦粉や砂糖、ベーキングパウダーなどがすでに混ざったベニエの素

さっそく箱にある手順に従って、作っていこうと思います。

まず、分量通りのベニエの素2カップと水7 fl ozを混ぜるとありますので、混ぜていきます。

Moose(ムース)はカナダに住んでおりますが、オンス(oz)と言われても未だにさっぱり(笑)

グー〇ル先生にお願いして変換してもらい、約207mlの水を入れました。

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素と水を入れてゴムベラで混ぜ合わせる。

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素と水を入れてゴムベラで混ぜ合わせる。

箱の通りだと、この後スプーンで混ざるまでかき混ぜるとあります。

この混ぜる工程ですが、お菓子作りを経験したことのある人なら悩むかもしれません。

お菓子によっては練ってはいけないため「さっくり」混ぜる場合と、しっかり混ぜる場合があります。

この箱にはそういった注意書きは一切ないため、Moose(ムース)はとりあえずゴムベラで底からすくって、しっかりと混ぜる事にしました。

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素と水をしっかり混ぜ合わせる。

カフェ・ドゥ・モンドのベニエの素と水をしっかり混ぜ合わせる。

粉と水が混ざってきましたが、結構ゆるめの生地です。

ゴムベラから「ぼてぼてっ」と落ちるようなゆるさ・・・。

これでは次の工程のめん棒でのばすなんて、全く出来ないような気がしてきました。

ゴムベラからぼてぼてっと落ちるゆるさのベニエの素

ゴムベラからぼてぼてっと落ちるゆるさのベニエの素

箱の手順では、1/8インチ(約3.175ミリ)ほどの薄さに広げた小麦粉の上にベニエの素をボウルから出し、たっぷりの打ち粉(小麦粉)を生地に打つとあります。

めん棒で生地をのばす工程なので、Moose(ムース)は後片付けが楽なように、生地をのばす予定のテーブルにサランラップを敷いておきました。

こうすると後片付けが本当に楽ちんなのでおすすめですよ。

ベニエの素をのばす準備で、サランラップを下に敷いて打ち粉を薄くのばす。

ベニエの素をのばす準備で、サランラップを下に敷いて打ち粉を薄くのばす。

下準備が出来たら、ベニエの素を打ち粉の上にどーん!

その上から分量外の小麦粉をたっぷりふりかけます。

めん棒でのばせるくらいなので、このゆるい生地からしてかなりの量の小麦粉が必要そうです。

ゆるゆるのベニエの生地にたっぷりの打ち粉をふる。

ゆるゆるのベニエの生地にたっぷりの打ち粉をふる。

写真でもお分かりのように、生地がまだベタベタで、めん棒にひっついてのばすどころではありません。

この辺りから、ちょっと怪しい気配がしてきます(笑)

あり得ないくらいの打ち粉(もう打ち粉と呼ばす、必要な材料に入れておいて欲しいくらいの量)を投入して、なんとかめん棒でのばせるくらいの硬さになりました。

なんとかめん棒でのばせるくらいの硬さになったベニエの素

なんとかめん棒でのばせるくらいの硬さになったベニエの素

ベニエの素の周りの打ち粉の量をご覧下さい。

打ち粉と呼んでは失礼なくらいの分量外の小麦粉を投入しています。

やっとめん棒にひっつかなくなってきたので、箱にある手順に従って2と1/4インチの大きさの四角に切り分けます。

2ダース(24個)ほど出来るという事ですが、厚みの指定は無し。

この時点でMoose(ムース)はかなり疲弊してしまい(笑)大きさを図るのが面倒くさくなりました。

分量外の小麦粉のせいか、それとも厚みの指定が無かったので薄すぎたのか、24個以上に分けられました。

ベニエの素を2と1/4インチサイズの四角に切り分けていく。

ベニエの素を2と1/4インチサイズの四角に切り分けていく。

気が付いたら、Moose(ムース)のお腹周りは打ち粉で真っ白。

ベニエ作りをされる方は、エプロンの着用をおすすめいたします(笑)

ベニエ作りにはエプロンの着用をおすすめ

ベニエ作りにはエプロンの着用をおすすめ

やっとのことで、揚げる工程まできました。

箱によりますと、1~2インチ(25.4ミリ~50.8ミリ)ほどの油を370℉(約187.8℃)に熱し、ベニエの両面を油に浸す。

8~10秒で、熱い油が生地をぷっくり膨らませるので、引き続き揚げていき、ふっくら薄い黄金色になれば、油を切ってひきあげる。

アツアツの内に粉砂糖をたーっぷりまぶして召し上がれ、とあります。

さっそく、たーっぷりの油が温まったところで、カリっと揚げていきたいと思います!

1~2インチの油を370℉まで熱し、ベニエの生地を揚げていく。

1~2インチの油を370℉まで熱し、ベニエの生地を揚げていく。

箱の手順によると、生地投入から8~10秒で、生地がふっくらと盛り上がってくるはずなのですが・・・。

浮いてくるベニエを両面しっかり熱い油に浸すため菜ばしで押さえつける。

浮いてくるベニエを両面しっかり熱い油に浸すため菜ばしで押さえつける。

ご覧の通り、一部はぷっくりしましたが本場ベニエのように真ん中全体が膨らみません😢

1発目だったので、油が十分に温まっていなかったかと思い、第2陣も投入しましたが結果は同じでした。

なにがいけないのかと思い、YouTubeで誰か同じ現象になっている人がいないか調べました。

とあるYouTubeでは、Moose(ムース)のように菜ばしで押さえつけるのではなく、スプーンで常に熱い油をベニエの上からかけ続けていました。

さっそく同じようにしてみましたが、結果は同じ・・・。

試行錯誤しましたが、全く膨らまないベニエもどきの量産が進んでしまいました。

膨らまなかった残念な大量のベニエと白ワイン

膨らまなかった残念な大量のベニエと白ワイン

最後の方は全く膨らまない薄い四角いベニエを揚げるのが面倒になり、一気に重ねて丸めて揚げてしまいました(笑)

膨らまないベニエに苛立ち重ねたり丸めたベニエの生地達。

膨らまないベニエに苛立ち、重ねたり丸めたベニエの生地達。

ここまで派手に失敗すると、粉砂糖をかけて出来上がり写真を撮る気も失せてしまいました。

味ですが、揚げたてはやっぱり揚げ生地なので美味しかったです。

でも、思っているようなふんわり感はなく、生地!!!!って主張の強いモソモソした感じの食べ応えでした。

ちなみに翌日ですが、膨らまなかったせいかめちゃくちゃ硬くなっていました(笑)

舌触りはかなり・・・でしが、味はやっぱり美味しかったです。

老舗の味は冷めても美味しかったので、ふんわりと膨らまなかったのがかなり悔やまれます!

次回は失敗を解析した上で、リベンジを狙います。

ベニエが膨らまなかった原因と改善ポイント

生地が膨らまなかった原因として、Moose(ムース)が考えるのは以下の点です。

  • 打ち粉と称した分量外の小麦粉が多すぎた。
  • 生地がゆるすぎた。
  • 鍋が小さすぎた。

実際の失敗から学んだ事と、他の方のYouTubeを見て思いついた改善策としては以下となります。

  • もともとゆるめの生地なので、最初から水の量を指定分量よりも少なめに入れる。
  • もっと大きな平たい鍋で揚げる。
  • 分量外の膨らまない原因になるであろう小麦粉を減らす。

余談ですが、昔ミ〇ドで働いていた方にこの話をしたら、解決の糸口になりそうな話をしてくれました。

ミ〇ドのドーナツも結構ゆるい生地なんだそうで、ゆるいまま油に投入するそうです。

なので、Moose(ムース)が苦戦した、伸ばして四角くする工程を省き、打ち粉無しのドロドロのまま、小さな丸ボールドーナツのように油に直接投入してみれば・・・。

形が違っちゃうので、もうベニエではないかもしれませんが(笑)

味が美味しかったので、なんとかならないか絶賛リベンジ考案中です。

ベニエの素はどこで買える?

今回失敗してしまったベニエですが、「私ならいける!」という方、またはネタ的お土産としてワイワイみんなで楽しみたい方のために、購入できる場合をお伝えしておきますね。

  • 現地で購入する場合
    ニューオーリンズにある本店や、空港内のショップで購入できます。観光の定番スポットなので「本場で買った」という特別感もあり、お土産として喜ばれやすいです。

  • 日本で購入する場合
    「旅行で買いそびれた」「一度食べてみたい」という方には、Amazonや楽天市場などの通販サイトが便利です。まとめ買いもできるので、友人とシェアしたりリベンジ用に買っておくのもおすすめです。

ベニエの素は、日本のスーパーではなかなか手に入らないため、通販サイトを利用するのが一番確実な方法です。

失敗しても楽しかった!お土産の素シリーズ

今回の挑戦は、期待していたふわふわ食感にはならず「膨らまない」という残念な結果に終わりました。

ですが、実際に作っている工程は楽しむことが出来たし、エンタメとしてわちゃわちゃするのが楽しかったです。

ワインもすすみました(笑)

旅行で買ったお土産をただ消費するのではなく、実際に調理してみると、旅の思い出がよみがえったり、現地の味と比べながら楽しめたりするのが醍醐味です。

今回は行ったことのない街の名物を自宅で試すという、ちょっとした旅気分も味わえました。

たとえ失敗しても、それ自体がブログのネタになったり、家族や友人との会話が盛り上がるのも魅力のひとつ。

お土産として渡した方も、つくれぽを聞いて悪い気はしないはずなので。まさにウィンウィンですね。

次回は改善策を意識してリベンジしてみたいと思います。

そして今後も「お土産の素シリーズ」として、他の国のお土産ミックスやインスタント食品をためしていきますのでお楽しみに!

すでに試した別のお土産の素シリーズの記事はこちらからどうぞ。

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