- アイラ島へ行くためのフェリーの乗り方がわからない
- ケナクレイグ港までどうやって行くの?所要時間は?
- フェリー乗船時の注意事項はある?
今回は、そんな疑問にお答えする記事を用意しました。
アイラ島へのアクセスは、飛行機かフェリーの2択。
リーズナブルな料金、荷物制限の緩さ、そしてスコットランドの美しい景色を楽しめる特別な時間という点から、多くの旅人が選ぶのがフェリーでの旅です。
この記事では、
- フェリーの予約方法や料金・時刻表
- ケナクレイグ港へのアクセス方法
- フェリー内での楽しみ方
- アイラ島到着後の注意事項
これらの情報を網羅し、初めてでも迷わず快適に旅ができるようお手伝いします。
フェリーならではのメリットやデメリットも余すところなくお伝えしますので、最後までぜひお付き合いください。
アイラ島フェリーのメリット・デメリット
まずは、フェリーでアイラ島へ向かう際のメリットとデメリットを押さえておきたいと思います。
それを踏まえたうえで、フェリーにするか飛行機にするか選択してくださいね。
フェリーでアイラ島へ向かうメリット
フェリーでアイラ島へ向かうメリットは以下の4点です。
料金がリーズナブル
これに限ります(笑)
フェリー往復約£14.50、車を持ち込んでも往復約£73.40。
費用面で大きなメリットがありますので、旅の予算をかなり抑える事ができますね。
荷物制限が緩い
飛行機だと小さなプロペラ機なので荷物制限が厳しいですが、フェリーはそこまで厳しくありません。
なので、アイラ島でスコッチウィスキーをたっぷりと購入して帰ってこれます(笑)
スコットランドの絶景を楽しめる
フェリーの甲板からは、広がる海原やスコットランドの美しい風景を存分に楽しめます。
穏やかな波音に包まれながら進む船旅は、心が癒されるひとときです。
Moose(ムース)は冬の乗船だったので、甲板にでませんでしたが、窓からの眺めも素敵でしたよ。
リラックスできる空間
フェリー内には快適なラウンジやカフェ、テレビラウンジが完備されており、2時間の移動を快適に過ごせます。
移動中も楽しい時間を過ごせるのは、フェリーならではの魅力です。
フェリーを利用するデメリット
フェリーでアイラ島へ向かうメリットは以下の4点です。
時間がかかる
フェリー乗り場に行くまでの時間+乗船時間を合わせると半日がかりの移動日となります。
フェリー乗り場へのアクセス方が不便
ケナクレイグ港はスコットランド本土の田舎に位置しており、公共交通機関や車での移動が必要です。
主要都市(グラスゴーやエディンバラ)から、別途フェリー乗り場までの移動方法を確保しなければならないのは不便ですね。
特に公共交通を利用する場合、バスの便数が少ないため事前の計画が重要です。
天候の影響を受けやすい
スコットランドの天候は変わりやすく、強風や荒天でフェリーが欠航することがあります。
予定変更を余儀なくされる可能性があるため、柔軟な計画を心がけましょう。
船酔いのリスク
波が高い日には、船酔いに悩まされることもあります。
乗船前に酔い止め薬を準備すると安心です。
フェリーには時間がかかるというデメリットもありますが、それを補って余りある魅力が詰まっていると思います。
料金の安さや荷物の融通、さらに風景を楽しめる旅そのものが特別な体験に。
これらのポイントを踏まえて、アイラ島へのアクセス方法を選んでみてください!
アイラ島へ向かうフェリーの基本情報
アイラ島とスコットランド本土を結んでいるフェリーはカルマック・フェリー(CalMac Ferries)という会社が運行しています。(リンクは公式サイトに飛びます。)
正式名称はカレドニアン・マクブレイン・フェリーズ(Caledonian MacBrayne Ferries)ですが、ちょっと長いので愛称でカルマックと呼ばれています。
このカルマック・フェリー社のフェリーに乗って、スコッチウィスキーの聖地へ向かいます。
カレドニアン・マクブレイン・フェリーズ(Caledonian MacBrayne Ferries)について
カルマック・フェリー(CalMac Ferries)は、アイラ島とスコットランド本土を結ぶ主要なフェリー運航会社です。
スコットランドの主要なフェリー運航を担っており、ヘブリディーズ諸島やクライド地方の島々を結ぶ重要な交通手段を提供しています。
設立は1851年と長い歴史を持ち、現在では年間約500万人の乗客を輸送しています。
運行範囲
カルマック・フェリー(CalMac Ferries)は、スコットランド西海岸沿いの多くの島々に向けたフェリーを運航しており、約29の航路を担当しています。
アイラ島行きのルートは、ケナクレイグ港からエレン港とアスケイグ港への2路線がメインです。
季節によって便数が異なり、夏季は1日6便、冬季は1日4便程度が運航されています。
公式サイトやアプリを通じて、運航状況や最新の時刻表、料金情報をリアルタイムで提供しています。
特に天候による影響を受けやすいため、事前に確認することをおすすめします。
カルマック・フェリー(CalMac Ferries)の設備
カルマック・フェリー(CalMac Ferries)の船内には以下の設備が揃っています。
- カフェテリアや軽食の販売
- トイレ(車椅子対応)
- 快適な座席エリア
- ペット同伴エリア
料金
フェリーの料金は、移動手段や乗客数によって異なります。
以下に主な料金例を載せておきますね。(2024年2月調べ)
- 徒歩の乗客: £14.50(往復)
- 車の持ち込み: £73.40(往復、車1台+運転手1名)
- バイクの持ち込み:£36.70(往復)
- 自転車: 無料(乗客料金のみ必要)
上記料金は最新情報出ない可能性がありますので、必ず公式サイトで確認してください。
時刻表
アイラ島行きのフェリーは季節によって運航スケジュールが異なります。
時刻表は公式サイトに載っていますので、必ず事前に確認しておいてくださいね。
夏季(4月〜10月)は便数が多く、旅行者にとって利便性が高い時期です。
一方、冬季(11月〜3月)は便数が減少するため、事前確認を怠ると乗り遅れるなんてことも。
余裕をもって港に着くようにしましょう。
チケット購入方法と注意事項
アイラ島へ向かうフェリーチケット購入方法は、当日に窓口で購入してもいいですし、事前に公式サイトからオンライン購入でもオッケーです。
オンライン予約の手順
アイラ島行きのフェリーチケットは、カルマック・フェリー(CalMac Ferries)の公式サイトから簡単に予約できます。
以下の手順で予約しましょう:
- CalMac Ferries公式サイトにアクセス
- 出発地を「ケナクレイグ港」、目的地を「エレン港」または「アスケイグ港」に設定
- 希望の日程と時間を選択
- 乗客数と車両の有無を入力し、支払いを完了
もし、写真付きでもっと詳しい手順が欲しいという方は、メッセージください。
新しく記事を作成したいと思います。
当日購入時の注意事項
当日チケットを購入する場合は、混雑時には売り切れる可能性があります。
特に夏季はオンライン予約が強く推奨されています。
また、、レンタカーを一緒にフェリーに乗せようと予定されている方も、事前予約を強くおすすめします。
車は観光の方だけでなく、島で働いている方や物資運搬車なども行き来しているので、フェリーのスペースに限りがあり埋まってしまう場合が多々あるので注意が必要です。
最後になりますが、出発の30分前までには必ずチェックインを済ませるようにしましょう。
観光シーズンでの予約の重要性
繰り返しになりますが、観光シーズンのアイラ島行きフェリーは非常に混雑します。
理想的には、旅行の日程が決まり次第すぐに予約を行いましょう。
数週間前でも満席となることがあるため、早めの計画が成功の鍵です。
アイラ島フェリー乗り場へのアクセス方法
アイラ島行きのフェリーに乗るには、スコットランド本土のケナクレイグ港まで移動する必要があります。
この港は、グラスゴーやエディンバラから車やバスでアクセス可能です。
では、ケナクレイグ港への具体的な行き方について詳しく解説しますね。
ケナクレイグ港の場所
アイラ島へ向かうフェリーの出港するケナクレイグ港は、アイラ島のエレン港やアスケイグ港と結ばれています。
ケナクレイグ港からエディンバラから車またはバスで片道約3時間。
グラスゴーからは片道約2時間30分の距離にあります。
ケナクレイグ港への行き方
先述の通り、ケナクレイグ港へはバスか車でのアクセスとなります。
グラスゴー、エディンバラからの移動手段(車、バス)
車での移動
グラスゴーからケナクレイグ港までは約2時間30分のドライブ。
A82号線、A83号線を経由し、美しい田園風景を楽しみながら向かいます。
車で移動すれば、アイラ島でのレンタカー利用も可能。
フェリーには車両をそのまま持ち込むことができます。
バスでの移動
グラスゴーのバスターミナルからケナクレイグ港行きのバスが運行されています。(Citylinkの「926番」)。
所要時間は約3時間30分。
途中の風景も楽しめる便利な選択肢です。
注意点として、バスの便数が限られているため、事前に時刻表を確認して計画を立てましょう。
駐車場や車での注意点
ケナクレイグ港には無料駐車場が併設されており、アイラ島での車両持ち込みが不要な方はここに車を置いて行くことができます。
ただし、繁忙期には満車になることもあるため、早めに到着することをおすすめします。
アイラ島フェリー乗船までの流れ:実体験レポート
ケナクレイグ港のフェリーターミナルまでは、エディンバラからツアーバスで向かいました。
ツアー嫌いのMoose(ムース)ですが、今回ばかりはギブアップ。
理由は色々あるので、別記事をぜひ参考にしてください。
いつもなら自力でバスを予約して、ケナクレイグ港へ時間を無駄にする事なく向かっていたでしょう。
ですが、今回はMoose(ムース)の嫌いなツアー。
ケナクレイグ港へ直接向かわず、色々な場所へ立ち寄りました。
よくも悪くも色々な場所へ立ち寄りつつ、ケナクレイグ港へ無事に到着しました。
乗船券は、ツアーガイドさんが到着してから購入していました。
Moose(ムース)が旅行をしたのは、シーズンオフのギリギリ手前の10月末。
フェリーはかなり空いていました。
フェリーの乗船券を購入する場所は待合室にもなっているので、万が一乗り過ごしたり、早く到着してしまった場合は中で待つことが出来ます。
Moose(ムース)達は、ちょうどいい時間に到着し、フェリーから人と車が降りるのを待って乗船しました。
車で来て、そのまま車を持っていく人は、停止線で順番が来るまで待ちます。
全ての人が降りたら、乗船開始です。
案内されるまま、船内へ進んで行きます。
フェリー内の様子と設備
フェリー内はかなり広く、内装もとても豪華でした。
2階建て(駐車スペースも入れると3階建て)で、かなりの人数が乗船しても余裕がある大きさのフェリーです。
スーツケースを収納してくれるスペースもありますし、ゲーム(カジノのような)エリア、テレビラウンジ・カフェテリア・ペットエリアと様々なエリアがあります。
温かい食事も出来るし、味もとってもいいのでぜひカフェテリアへは立ち寄ってくださいね。
Moose(ムース)は残念ながら船酔いをし、上記写真以外は限界で撮影出来ませんでした。
船酔い後は1階のソファーで横になってリラックスしました。
船酔いしましたが、2時間を過ごすにはかなり快適でしたよ。
アイラ島フェリーでのおすすめポイント
フェリーに乗船中にぜひ飲んで頂きたいのが、アイラ島地ビール。
アイラ島についたらもちろんスコッチウィスキー尽くしになるので、その前にアイラ島で作られる地ビールを味わってください。
流通量が少ないので、レアなビールなんですよ。
これがかなりいけるので、重いのにお土産に買っちゃいました(笑)
船酔いしてなければ、フィッシュアンドチップスと共に頂きたかったです。
もう1つは、お土産コーナー。
1階には、このフェリー限定のお土産があるのでぜひそちらもお見逃しなく!
フェリーカレンダーやフェリープラモ、マグカップや洋服などです。
船酔いで写真を撮りに行けなかったのが悔やまれますが、詳しいお土産は公式サイトで確認する事ができますのでどうぞ。
アイラ島からの帰り方と注意点
アイラ島での楽しい旅を終えた後は、エレン港またはアスケイグ港からフェリーに乗ってスコットランド本土へ戻ります。
帰り道もスムーズに進められるよう、港までの移動手段や注意点を押さえておきましょう。
エレン港とアスケイグ港からの出発方法
少し前にお伝えしましたが、アイラ島にはエレン港とアスケイグ港という2つの港があり、公共交通機関やタクシーを利用してアクセス可能です。
ケナクレイグ港へ向かうフェリーは、時期や時間帯によってどちらの港から出発するのか決まっています。
フェリー公式サイトにてしっかりと下調べをしておかないと、港についたけどフェリーが来ないなんて事になりかねませんのでご注意ください。
バス
バスは アイラ島の公共バスが各主要エリアから運行されています。
時刻表は季節によって変わるため、事前に確認が必要です。
公式サイトに時刻表がありますので、ご利用ください。
ちなみに、公共交通機関のバスは日曜日運行をしていませんのでご注意ください。
タクシー
タクシーは事前予約が必須となります。
小さな島であるアイラ島のタクシーは予約で埋まっていてつかまらない場合が多いので、流れのタクシーをひろおうなんて思わないでくださいね(笑)
最悪、港へ時間通りに到着しないという悪夢に見舞われるかもしれませんので、事前準備はしっかりと行ってください。
アスケイグ港の場所と行き方
アスケイグ港はアイラ島の北東部に位置しており、ジュラ島へのフェリーが発着する拠点でもあります。
車でのアクセスが便利で、駐車場も完備されています。
公共バスも運行されていますが、便数が少ないため事前の時刻表確認が必要です。
アスケイグ港の場所
アスケイグ港は比較的小さな港ですが、シンプルな構造で迷わずに利用できます。
エレン港の場所と行き方
エレン港はアイラ島の南部に位置し、主要都市ボウモアからアクセスが簡単な便利な港です。
車やタクシーでの移動が一般的ですが、バスも利用できます。
どちらにしても、フェリーの時間に合わせたスケジュール調整や事前準備が必要となります。
エレン港の場所
エレン港はアイラ島で最も大きな港で、施設が充実しており、駐車場や待合室が完備されています。
フェリー利用者が多いため、ピーク時には混雑することもありますので、ご注意ください。
アイラ島へのフェリーの乗り方はバッチリ
アイラ島へのフェリーの乗り方は、しっかりイメージできましたか?
時間や時期、さらにアイラ島のどの港発着なのかに気をつけるのと、天候にさえ恵まれればなにも難しくないです。
もう1点気を付けるべきは、アイラ島の港に着いた後の移動手段。
これは必ず手配しておかないと、かなり後悔しますので要注意です。
Moose(ムース)のように、ツアーを申し込んでしまった方が手っ取り早くていいという方はサクッとツアーに申し込んじゃいましょう。
それでも個人手配で頑張りたいというそこのあなた。
ご安心下さい。
アイラ島旅行を個人手配で頑張りたい方の役に立つ情報を、当ブログの関連記事にてたっぷりと載せています。
頑張りたい方はぜひそちらを参考にしてみてください。
この記事がスコッチウィスキー好きさんの夢である、聖地アイラ島へ個人旅行で行きたい方々の手助けになれば嬉しいです。