海外ホステルで危険を回避する15の手段【怖かった実体験も紹介】

心得
ビーバー君
  • ホステルではどんな危険に注意すればいいの?
  • 危ない目にあう確率高いの?
  • 女性1人でも安心して泊まれる?
  • どうやって安全なホステルを選べばいいの?

旅行をする上で宿泊代を節約したい場合は、ホステルを検討する方は多いですよね。

でも上記のような心配もあります。

今回はホステルで恐怖体験をしたMoose(ムース)の経験をもとに、ホステルで危険を回避する15の手段と持っていて良かった持ち物とあったらよかった持ち物、合わせて4選を紹介します。

皆様のホステル選びの参考になるように、記事の最後には安全なホステルの選び方もお伝えしています。

ぜひ最後までお付き合いください。

海外ホステルで気を付けたい危険

ホステルで気を付けたい危険別対処方法を紹介します。

国内のホステル滞在でもいくつか該当しますが、海外だと特に文化の違いによる意見の食い違いや差別からくる危険もあります。

滞在先の国情報と治安は事前にしっかりリサーチしてください。

盗難

この犯罪は、事前準備をしていれば防げる可能性がかなり高いです。

盗難は全世界共通なので、海外だけと言わず日本国内でも油断していると餌食になります。

なので、自分は大丈夫などと思わずに石橋を叩いて渡るくらいの気持ちで準備しておきましょう。

同室の人の実体験

携帯を寝ている間に充電していた同室の人は、翌朝その携帯が無くなっていました。2段ベッドの上段の人でした。彼女が起床した時にはすでに数人いなくなっていたので、結局誰が犯人か不明のままです・・・。

回避手段

  • ホステルのロッカーを使用し、南京錠やワイヤー付きロックを利用する。
  • 貴重品はいつでも携帯する。

喧嘩

自分からふっかける人は別として、予定外にも巻き込まれることがあります。

些細な事からルームメイトと言い争いになり、時には暴力沙汰に発展することも。

言語の壁がある場合もあり、言葉が伝わらない者同士、意味を取り違えたことが原因という場合もあります。

もちろん全ての国の言葉を話すことはできませんが、現地の旅の会話ブックや翻訳アプリなどを利用してお互いを尊重しながら会話をすれば、喧嘩に発展することも減るはずです。

Moose(ムース)の実体験

同室の女性と少し言い争いになりました。理由は、彼女が部屋のルールを守っていなかったので止めるようお願いしたのですが、それが気に入らなかったようで言い争いに発展しました。幸運にも他のルームメイトも応援参戦してくれましたが、本当些細な事でも争いに巻き込まれるので注意が必要です。

回避手段

  • 最低限の現地の言葉をメモする。
  • その国の習慣や文化を復習しておく。
  • 簡単な英会話を学んでおくとさらに良し。
  • グーグル翻訳など活用する。
  • 翻訳機をレンタルしてみる。

差別

これは、正直防ぎようがありません。

「アホな人がおる」と割り切って、無視するのが1番です。

ただ、あまりにも度を超す場合はホステルの従業員さんや警察に速やかに相談しましょう。

現地の緊急番号は出発前に必ず控えておくように。

Moose(ムース)の実体験

実際にMoose(ムース)が差別を受けた訳ではありませんが、コソコソと話しているのが聞こえてしまいました。内容は言いませんが、「(国名)人はそんなんだから~なのよ。」と言った内容です。

回避手段

  • 可哀想な人だと割り切って無視する。
  • 現地の緊急番号はメモしておく。

性的被害

女性のみならず、最近は男性の方も狙われています。

特に多いのが、飲み物などに薬を混入して・・・というパターン。

単独犯でなくグループでの犯行が多いです。

不安を煽るつもりはありませんが、実際に起こっているという事実を知っておいてください。

被害にあってしまったら、泣き寝入りせず警察に連絡しましょう。

Moose(ムース)の友人の実体験

ガタイのいい友人Rは、かなり羽目を外して酔っていました。バーで仲良くなった人に介抱がてらホステルまで送ってもらい、そこで彼の宿泊する部屋にその人を招き入れるよう強要されました。幸運にも、ホステルのスタッフが出てきて部外者は入室できませんと伝えてくれたそうですが、もしいなかったら怖いですよね。

回避手段

  • 防犯アラームなどを持っておく。
  • 女性なら男女混合の部屋を予約しない。
  • 24時間ホステルのセキュリティがしっかりしている場所を選ぶ。

違法ドラッグ

興味本位で試したら、後でとんでもない目にあうのがこちら。

この犯罪の予防は、あなたの強い意志さえあれば大丈夫です。

現地では合法でも、日本国民である限りは日本の法律によって裁かれるということをお忘れなく。
Moose(ムース)の実体験
オランダやカナダ、アメリカのとある州では、マリファナ(大麻)は合法です。しかし、現地で知り合った人から勧められハマってしまい、日本に帰ってからもやめられなくなったという話はよく聞きます。また、違法ドラッグも日本より身近にあるので、クラブやバーなどでよく勧誘されたりします。

回避手段

  • NOと言う強い意志
  • 自己責任という意味を理解しておく。

詐欺

美味い話には裏があります。

「街に詳しいから案内してあげるよ。」「現地の知り合いの家でパーティあるけど行かない?」「安いチケットあるよ。」「~を一緒にシェアしない?」などの文句に踊らされないようにしましょう。

日本人による日本人を狙った詐欺も多発しているので、異国の地で同郷の人と会って嬉しくなるのはわかりますが気をつけてください。

Moose(ムース)の実体験

たまたま仲良くなった人に聞いたのですが、その人はホステル内で勧誘をしていて、観光客を連れていけばコミッションがもらえるという‘バイト’をしているそうです。とってもフレンドリーに話しかけてくるので、ホント人って信用できないと思いました。

回避手段

  • 残念ですが、人を簡単に信用しない。

1番怖かったホステル体験

Moose(ムース)が実際に体験して1番怖かった事をお話します。

アムステルダムでホステルに滞在した時の事です。

シャワーを浴びようと思い、自分のベッドで準備していました。

洗面用具の入ったポーチと着替えを持って同室にある鍵付きのシャワー室へ。

カギをかけて、メイクを落としている途中に忘れ物に気がつきました。

いつも洗面台でメイクを落としてからシャワーを浴びているので、まだ全裸ではありませんでした。

なので、忘れ物を取りにシャワー室から出ていきました。

すると、私のベッドを物色している人が!

慌てて、「何してるんですか!?」と聞きましたが、本人は「ベッドを間違えた」や「ここに自分の持ち物が転がった」など見え透いた嘘を重ねていました。

Moose(ムース)
幸運にも、全てに鍵をかけてからシャワー室に行ったので被害はありませんでした。

当然、何も盗まれていませんし証拠がないのでどうすることもできません。

これを機に、シャワー室へ行くときは明らかにシャワーを浴びると分かるように準備するのを辞めました

海外はトイレとシャワーは基本同室なので、トイレと思わせていれば直ぐに出てくると用心され物色される可能性も下がります。

学んだこと
  • 明らかにシャワーを浴びるという準備を周りに見せない。
  • 少しでもベッドから離れる時は、持ち物すべてにカギをかける。
  • 貴重品はどこへ行くにもいつも持ち歩くようにする。

危険な目にあう確率

Moose(ムース)の体験からもお分かりの様に、危険な目にあう確率はあなたの行動次第でグッと下げることができます。

ただ、滞在先の治安によって危険な目にあう確率が高いエリアがあるのは事実です。

同じ国でも、避けた方がいい地域というのはありますよね?

国と都市インド・デリータイ・バンコクカナダ・バンクーバーアメリカ・ニューヨーク
避けた方がいい地域デリーを含む北インドスクンビットエリア・シーロムヘイスティングストリート周辺サウスブロンクス他

上記の表は、ほんの一例です。

この地域に滞在するなら、お金を少し多く払ってでも安全対策がしっかりした場所にすることをお勧めします。

ただ、治安のいい国や地域だからといって油断していると被害にあう可能性もあるので、本当にあなたの心がけ次第です。

安全なホステルを選ぶポイント

安全なホステル選びのポイントは2点です。

ロケーション

ホステルがどこにあるのかはかなり重要です。

男女別で気を付けたいロケーションの条件を以下でお伝えしますが、場所選びを間違えば危険度はグッと上がります。

また、「夜は静かにゆっくり眠りたい」「特定の場所に近い所がいい」という希望がある人は、当然その条件を考慮したエリアを選ぶようにしましょう。

女性が特に注意するべき点

人通りの多いエリアを選びましょう。

特に夜間になると、全く人が通らないようなエリアは完璧アウトです。

また、

男性が特に注意するべき点

バーやナイトクラブ周辺は避けたいですね。

ビーバー君
えぇー!それじゃ楽しみがないじゃん!

そう思われるかもしれませんが、安全あっての楽しみです。

自分の滞在先が近くにあるという安心感で飲み過ぎてしまうというリスクを減らせます。

また、性を売り物にしている建物やそういった人がウロウロしているエリアも避けましょう。

ホステルのセキュリティ

ホステルのセキュリティは公式サイトには必ず載っているのでよく確認しておきましょう。

特にチェックするポイントはこちらです。

セキュリティ確認事項
  • オートロック
  • 24時間スタッフがいるか
  • 門限

女性が特に注意するべき点

女性の方なら、特に部屋が男女別々というオプションがあるかをチェックしましょう。

性的被害の可能性は、これだけでグッと下がります。

Moose(ムース)
当然、女同士だからといって油断してはいけませんよ。

男性が特に注意するべき点

ビジター(宿泊客以外の入室)を許可しているかはチェックしておきましょう。

宿泊客以外の人に集団で部屋に溜られると、やはり危険度がアップしてしまいますので。

やはり男性でも集団でかかられては負けてしまいますからね。

ホステル滞在に必須の持ち物

では、ホステルでの危険を回避するために必須の持ち物を紹介します。

南京錠

ロック

ロック

言わずと知れた必需品です。みなさん1つは必ず持っているのではないでしょうか?

100均でも売っているので、ホステル滞在する方は絶対に買ってください。

Moose(ムース)
現地のホステルでも売っていたりしますが、当然めっちゃくちゃ割高なので事前に買っておきましょう。

南京錠の大きさは、2種類あったら安心です。

上記の写真のような小型の分と、ちょっと太めの大きい南京錠があればロッカーが大きい場合でも対応できます。

疑問
TSA対応の南京錠の方が安心?

よく質問されるのですが、最近ではTSAのカギ複製問題があったりしてアメリカの空港でもロックをせずに荷物を預けてくださいと言われます。

結局のところ、あんまり意味がないですよね。

なのでそこまで神経質にならなくてもいいので、好きな南京錠を購入しましょう。

TSAとはアメリカ運輸保安局(Transportation Security Administration)の頭文字。アメリカ運輸保安局が承認しているロックをTSA対応ロックと呼んでいます。当然、アメリカの空港でしか対応していないカギです。
疑問
ダイアル式かカギ式か?

正直好みですね。どっちでもいいです。

ただ、カギを紛失しそうな人はダイアル式一択ですね。

チェーン式のロック

チェーン式のロック

チェーン式のロック

これはかなり重宝しましたよ。

スーツケース同士の取っ手の部分と動かない柱をグルっとしてロックします。

ホステルのロッカーが小さすぎたり、荷物が多くて入りきらない時にかなり役立ちました。

ホステル滞在であればよかった持ち物

これは、Moose(ムース)が実際に泊まったホステルで他の人が使ってるのを見て「ソレ、めっっちゃええやん!」と思ったものです。

パックセーフ

これはかなりいいと思いました!

使ってた人は収納が沢山あるバックパックの保護に使ってましたね。

これはMoose(ムース)の中ではショッピングリスト上位のアイテムです。

防犯アラーム

これも買おうと思いました。

ホステル滞在中だけじゃなく、観光中のスリ対策や防犯対策にも使えますよね。

ライト付きって所が、かなり役に立ちますよ。

リスクを知っていれば快適なホステル滞在

Moose(ムース)の実体験から本当に必要な危険回避のための持ち物を4つ紹介しました。

自分は大丈夫だろうという、ちょっとした気の緩みがトラブルを招く可能性になります。

慣れない海外だと特に、石橋は本当に叩いて渡った方がいいですよ。

これからもみなさまが安全に楽しい旅ができる情報をお届けしていきます。